先にベネズエラで見せた超絶的なハイテク軍事力を駆使して、米軍は瞬時に狂信的独裁者を捉えるかと思えば、一般大衆が気にするのは株価への影響くらいしかない。
今、世界を震撼させるのは戦争よりむしろ悪魔的なセックススキャンダルだ。エプスティンなる悪党と世界のエリート達がいたいけな少女を喰い物にした事件が注目の的だ。
米司法省が先月公開した事件の捜査資料「エプスティン文書」は画像18万枚、動画2000本を含む300万ページ。昨年12月分の公開資料と併せると350万ページに上る。
膨大な量だが要所が黒塗りの海苔弁状態でもあり、また他にも約300万ページ分の未公開資料が司法省にあるらしく、追加で即時全面開示を求めて米議会が動き出している。
昨秋、トランプ大統領が署名した「エプスティン文書透明化法」は政府に年内公開を義務付けていたから、捜査情報の意図的な公表遅延と隠蔽なら司法省が糾弾されるのも当然。
但し、司法省側は被害者の個人情報を守らねばならぬ立場でもある。今後、新事実が浮かび上る可能性はあるものの、現時点の幕引きでも十分な情報が開示された感が強い。
既に米国社会への影響は驚くほど大きく、元財務長官のサマーズ氏はじめ金融界・財界の大者達の解任・辞任が相次ぎ、ビル・クリントン夫妻も近々議会証言に立つ。
欧州でも英国の元駐米大使やフランスの元文化大臣、元ノルウェー首相や元スロバキア外相など刑事捜査の対象となり、歴史的な大スキャンダルで政界が揺れる。
極め付けは英アンドリュー元王子の逮捕か。国王の実弟が性的虐待に拘っていた事実は国家の威信を傷付ける。買春ネットワークの暴露で世界の権力層が大混乱に陥る。
続きを読む


