2024年02月18日

UNRWA支援はナンセンス

UNRWA(United Nations relief and works agency for Palestine refugees in the near east)はその名の通り、シゴトはパレスチナ難民の救済事業だけにすべきだった。

残虐なインティファーダ事業(?)に手を染めちゃマズイ。幾人もの職員が昨年10月の対イスラエル大規模テロに加わった事実が発覚して、UNRWAの信用はガタ落ちだ。

更にはイスラエル軍が、ガザ市のUNRWA本部施設の地下壕にハマスのデータセンターや大量の武器弾薬を発見して、組織的なテロリスト全面支援体制がバレる。

コレに慌てたUNRWAのラザリーニ事務局長なる男、施設の地下に何があるか「自分は知らなかった」と白々しい嘘をつき、信用失墜に拍車をかける。

本気で難民を助けたいなら、立派な地下壕に女子供を匿えばいいのに、か弱き者を地上に晒しつつ、戦闘員と一体になってテロを画策する国連組織など百害あって一利なし。

幾ら正義漢面して難民救済の看板を掲げようと、血まみれの女子供を泣かせる演出で同情を引こうと、何なんだコイツらは?と世界中が白眼視するのは当然だろう。

米国はじめ欧米諸国がUNRWAへの追加資金供与の停止を発表し、わが国も渋々追随したが、そもそも長年噂されてきたUNRWAとハマスの癒着を直視しなかったのが悪い。

イスラエルに対する凶行こそが最大問題なのに、報復攻撃を受けるガザに向け、やれ復興だ、やれ救援だと、湯水の如くカネを与える馬鹿馬鹿しさに今こそ気づくべきだ。

とは云え、対イスラエル大規模テロ勃発直後、パレスチナ向けに100億円の人道支援を胸張って発表した上川外務大臣では、己のナンセンスさが理解出来ないか。

UNRWA支援にこれまで10億ドル(1500億円)以上の支援を提供してきたと、恥ずかし気もなく豪語する外務省。彼らに踊らされる無能な政治家では全く頼りにならない。


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ラベル:UNRWA ハマス
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2024年02月11日

”もしトラ”への期待

このところ度々聞く“もしトラ”。今秋の大統領選を睨み「もし、トランプ氏が勝利したら」との話題は分かるが、マスゴミが徒に不安説を撒き散らすのは如何なものか。

米国内を混乱させるにとどまらず、国際社会の協調体制を壊して分断すると、然したる根拠も持たず、トランプ氏の大統領復帰に「悪夢」のレッテルを貼るのは失礼過ぎる。

政権交代後に何が起きるか?と問うなら、まずはトランプ陣営が既に発表しているAgenda 47、即ち第47代大統領に就任したらこうする、と示した政策提案に触れればいい。

ここで謳うのは、例えば、バイデン政権の目玉だったグリーン・ニューディール政策の廃止。パリ協定からの再離脱。エネルギー規制の大幅緩和やEV普及促進策の停止など。

あるいは、大胆な減税の断行。不法移民への福祉打ち切りやその子女の市民権剝奪。中国依存から脱却を図り、最恵国待遇取り消しやスパイ摘発などの対中規制強化。

さらには露ウ戦争の即時終結など、内容は多岐に亘るが、DS(ディープステート)との戦いに挑み、米国民の悩みや不満を正攻法で解消して、国を富ませる姿勢が鮮明だ。

そして、掲げるスローガン 'Make America Great Again' 通り、偉大なアメリカの復活を国民に固く約束するからこそ、トランプ氏は予備選で圧倒的な優勢を誇るのだ。

マスゴミには氏の「米国第一主義」までも身勝手と批判する連中もいるが、国家を率いる指導者が自国第一主義でなければ、そもそもおかしいし、国民が困る。

突如「外国人他に対する不当な差別あり」と語り、同胞を差別主義者と決めつけ侮辱する岸田首相みたいな「他国第一主義」者は、普通の国なら指導者にはなれない。


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2024年02月04日

グルーピーとゴシップ誌

ええい、腹が立つ。テレビ桟敷で観戦した時間が無駄になった。サッカー日本代表はイラン如き格下を相手に、何と云う情けない試合をやらかしてくれたのだ。

敵軍の進攻を悉く跳ね返した冨安選手、縦横無尽にピッチを走り回った前田選手などの見事な活躍を得ながら、どん詰まりで逆転負けしたのは森保監督の采配ミスだ。

なぜ三苫を初っ端から起用しなかったか。なぜイエローを貰った板倉を早めに引っ込めなかったか。更には、なぜ伊東純也をベンチにすら入れなかったか、と疑問が湧く。

そもそもたかが下衆な週刊誌報道や訴訟騒ぎなんぞで、斬り込み隊長とでも呼ぶべき貴重な存在を大事な試合からあっさり引っ込める判断は愚か過ぎるゾ(怒)

裁判沙汰なら白黒着くまで選手を守るのが協会のシゴトじゃないか。スキャンダル勃発に慌てる小心者の田嶋会長は3月の退任予定を待たず、直ちに辞職せよ!

自称被害者にもソレなり言い分はあるだろうが、密室の男女の話なんぞ証明のしようがない。性被害を受けたと主張する人物は、なぜ即座に警察へ通報しなかった?

密会から半年以上も経って、アジア杯決勝トーナメントのタイミングを狙い澄まして騒ぎ出すあたり、日本軍の勝利を阻止したいどこぞの国でも背後にいるのか?

ここでふと吉本の芸人、松本人志氏の芸能活動休止宣言を思い出す。性加害疑惑報道を受けて週刊文春相手の裁判に注力するそうだが、休まず「芸の肥やし」と笑い飛ばせばいい。

10年近く前の合コンネタで芸人を責める方が無理筋だ。週刊誌の向こう側には、ジャニーズ潰しに続く吉本興業潰しで漁夫の利を狙うどこぞの国でもいるのか?


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2024年01月28日

パーティは唐子模様

当ブログの更新頻度はこのところ、ほぼ週一回ペース。頻繁なアップデートじゃないし、出来るだけ毎回異なるテーマを取り上げたいと考えている。

とは云え、松本人志さんの対スキャンダル誌訴訟とか、長年逃げ回っていた過激派テロリストの逮捕とか、多少の興味はあれど、特に語るべき言葉はない。

ってコトで、今回も前回同様、自民党の派閥解散にまつわる話。なにしろ岸田首相の奇策が党内政局を招き、遂に仁義なき戦い勃発と聞けば、放ってはおけないネタだ。

そもそも収支報告未記載問題は、典型的なザル法「政治資金規正法」に起因すると聞く。それなら法の抜け穴をシッカリ塞げよと思うが、コレは素人の発想らしい。

自民党の政治刷新本部が臨時総務会を経て発表した中間取りまとめ案は、誰が見てもザルそのままでw、規正法の厳罰化だけは全力で避ける意志が透けて見える。

期待された連座制の導入や外国人によるパーティー券購入禁止等には一切触れず、ザル法はザル法でいいじゃねえか、文句あっかコノヤロ、と明らかに平開き直っている。

ははあ、なるほど、マスゴミはおろか検察まで巻き込んだ騒動は、単に「安倍派潰し」が目的だったのね、とヘンに納得せざるを得ず、一有権者として暗澹たる気持ちに陥る。

せめてキッシー本人が、中国人が宏池会パーティに殺到する事実を認め、彼らに二度とパー券を売りません、とでも涙ながらに詫びてくれれば、多少気は晴れるのに・・・


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2024年01月21日

老いたボス猿

うん?派閥の解散?なぜ?どうして?・・・危機感の演出か、防災服に身を包み鼻息も荒く、「国民の信頼回復のため」と語るキッシーの支離滅裂さに唖然とする。

何もかも自民党の派閥が悪い!とっとと解散せよ!ってな台詞は大昔からマスゴミが度々喚いてきたけれど、非現実的で無意味な戯言と皆承知していた筈。

気の合う仲間が集まるのは自然なこと。人間界のみならず、たぶん動物界も一緒で、例えば動物園のサル山を眺めれば、まあ、そう云うものかなと分かる。

似たような理想や主義主張を持つ政治家が仲間を募り、共に活動し勉強するのを妨げる理由など一切ない。幾ら党の総裁とは云え、派閥解散なんて勝手をヌカしていいのか?

気づけば、キッシーはつい先頃、首相就任以降もしがみついていた岸田派を離脱している。ってコトは、このヒト、どういう立場で解散宣言をしちゃったんだろ?

政治資金収支報告書の不記載問題が、岸田派のパー券を謎の中国人組織が大量購入してきたと云う黒い噂に飛び火するのを恐れて、派閥を消滅させる奇策に至ったか?

あるいは党内の全派閥を潰し、他の中ボス、小ボスどもの勢力を削いでしまえば、大ボスたる己の裁量ひとつで人事権が振るえるぞ、うしししw・・・と妄想に酔ったか?

何だかキッシーの姿が、サル山の頂点に君臨しつつも絶望的な孤独感に苛まれ、迫り来る死期に抗う老いたボス猿のようにも見える。悲しいなあ。哀れだなあ。


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2024年01月14日

頼清徳さん、おめでとう

うわはははは、こりゃ嬉しい。昨日の台湾総統選で民進党の頼清徳氏が勝利した。爽やかでどことなく福々しい新総統の笑顔に心が和む。正月気分が盛り上がる。

報道によれば、頼氏の得票率は4割止まりで、前総統選で蔡英文氏が得た圧倒的支持に及ばなかったし、民進党が立法院(議会)で過半数を維持出来なかったとか。

ソレでも勝ちは勝ちだ。台湾の人々は中国の執拗な脅しや世論工作に惑わされず、大陸と一定の距離を置きつつ、自由と民主主義体制を維持する指導者を選んだのだ。

一方、中国は選挙結果が不快で堪らないのか、頼氏の勝利を祝福するでもなく、政府のスポークスマンが顔を引きつらせて「台湾は中国の一部」と繰り返す。

頼氏に「分離独立主義者」とレッテル貼りし人格攻撃を重ねてきた中国は、台湾との対話を進める気など更々なく、陰湿な嫌がらせを延々と続けるのだろう。

もっとも、いざとなれば武力制圧に踏み切るぞ、との姿勢は、総裁選に向けて台湾人の恐怖心を煽り、世論を捻じ曲げるためのブラフだったに違いない。

仮に台湾海峡を越える軍事侵攻を起こせば、国際社会の猛烈な圧力に晒されるし、唯でさえ経済不振に喘ぐ人民も蜂起しかねない。中国にとって自滅への道となってしまう。

詰まるところ、総裁選後も中台関係は変わらないだろう。いずれ共産党独裁体制が崩壊するその日まで、現状維持こそが台湾にとっての正しい選択だ。


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2024年01月07日

能登半島に向かう人々

とんでもない年明けとなった。元日の夕刻、石川県能登半島を襲った大地震が甚大な被害を及ぼし、広範な地域がまるで被爆した戦地の如き景観を晒す。

如何なる計算か不明ながら、今回のマグニチュード7.6は同6.5の40倍以上の巨大な地震エネルギーを意味するとか。道路が寸断され家屋が倒壊するのは当たり前だ。

その後も震度5以上の余震が続き、加えて降雪もある。被災者の辛さは如何ばかりか。困難に苦しむ人々を助けたい、微力でも何か役立ちたいと思うのが人情だ。

とは云え、一般人がノコノコと戦地同然の現地に入ったとて何も出来やしないし、日本軍(自衛隊)のプロフェッショナルな救援活動の邪魔になってしまう。

三連休でもあり、能登半島に殺到する一般車両で交通渋滞が発生し、対応に苦慮する石川県は「移動は控えよ」「個人からの義援物資は受け付け不可」と呼びかける。

ボランティア活動の希望者も同様で、県側は「先ずは事前登録を」と求めている。正式な承認を得なければ、被災地に立ち入ることなど許されちゃいない。

にもかかわらず、勝手に能登半島へと向かう連中は一体何が狙いか。迷惑系Youtuber は現地の映像をネタにアクセスを集め、銭儲けに走りたいだけだろう。

パヨクの政治家は、廃墟に立ってヤッテル感を演出しつつ、然したる根拠もないまま「救援が遅い」「命を守れ」といつもの調子で政権与党を非難するばかり。

なかにはイケ図々しくも、被災者に提供する炊き出しのカレーライスを堂々と失敬する政党代表まで現れたと聞くから、唯々呆れる他はない。


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2024年01月01日

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
謹んで新春のお慶びを申し上げます。

年が明けた。昨日までと比べて何が違うって訳でもないのに清々しさを感じる。身も心もをリセットして新鮮な気分に浸る。いいねえ、お正月は。

2024年の干支は甲辰。甲は甲乙丙丁と続く十干のトップで、優勢を示し、始まりの意味もある。辰、即ちドラゴンは変動や転機、更には上昇運をもたらす神の使いだ。

こう書けば、何かいいコトありそうな年だなと感じる。で、霊感を働かせ、起きるであろう今年の10大事件をランキング形式で発表する。ダダダダ(ドラムロール)

第10位:大谷翔平氏、再びMLB最優秀選手賞受賞

ドジャース入りした大谷はエンゼルス時代以上に大活躍。ホームラン数は驚異の70本台に到達。

第9位:パリ五輪で金メダルラッシュ

我らの日本代表がパリ五輪で大暴れ。ブレイキンなど新種目で続々と金メダルを獲得して日本中が熱狂。

第8位:ワクチン訴訟多発

新コロワクチン接種後のトラブルで、厚労省と製薬企業に補償を求める訴訟が頻発。医師会・厚労官僚・政治家の闇が明るみに。

第7位:台湾総統選で民進党の頼清徳候補が勝利

支那共産党の妨害工作にめげず、蔡英文氏の後継者が堂々の当選。軍事侵攻を匂わせてきたキンぺ、いざとなれば手も足も出せず涙目。

第6位:某大手新聞社破綻

本業の赤字を糊塗する悪質な粉飾決算が発覚。記事も嘘ばかりだったが、決算報告書まで嘘だったかと世間の失笑を買い、会社更生法申請。

第5位:ハマス終了のお知らせ

イスラエル軍の徹底攻撃でテロリスト集団ハマスが壊滅。旧IS(イスラム国)同様、そんな連中がいたっけねえの瀕死状態に。

第4位:ウクライナ紛争終結

大統領再任後のプー公が突如、ウクライナ侵略にメリット無しと認めて、ゼレさんと和解。即日ロシア軍が撤退し、めでたし、めでたし。

・・・ここまで読んで、そうかな?と首を捻る読者も多いと思うが、ブログ主の目には、ドラゴンが掴む水晶玉に映像が見えるのだから仕方がない。話は続く。


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2023年12月26日

年末のご挨拶

年の瀬を迎え、恒例の「イラスト総集編」か?と思われた読者の方々が多いかも知れないし、実はさっき迄ブログ主もそのつもりだったが、今年は辞める。

例年のごとく、ブログ主自ら選ぶ24枚を縦横に並べて皆様のお好みを選んで頂き、投票数で年間最優秀賞を、なんてオフザケはもうしない。いや、出来ない。

理由は単純明快。ついさっき、ざざざっと1年分に目を通したが、どれもこれもパッとしないツマラナイ絵ばかりで、再びお目にかけるべき作品が見当たらないのだ。

ほぼ週1ペースの更新ゆえ、年間のイラスト数は約50点。よくもまあ、恥ずかし気もなく駄作を連発したものだ、と反省しきりで、己の図々しさが恨めしくもなる。

能力のなさと云えばソレ迄だが、もしや唯でさえ乏しいクリエイティビティが枯れつつあるのか?発想やスタイルが陳腐化したのか?いやいや、単純にマンネリか?

あるいは昨年起きた安倍総理暗殺の衝撃が、ブログ主から文章を綴り挿絵を描く気力を奪ったか? 思えば、あの事件以降、取組み意欲がめっきり衰えたのは間違いない。

実際に今年のイラストをこうして幾枚か並べてみると、どこか新鮮味に欠け、手抜き感が漂う。古いデータの使い回しも多いから、確かに手抜きには違いないけれど・・・


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2023年12月20日

「ゴジラ-1.0」がいいぞ!

近頃は映画館に出向くのが億劫になった。話題の封切り作も暫く待てば、WowowやAmazon Prime、Netflixなどでやってくれる。自宅でごろごろとTV画面を眺める方が楽ちんだ。

ソレでも大きなスクリーンで楽しみたい作品が偶にあり、ブログ主は今年、シアターで「スラムダンク」と「スーパーマリオ」、加えてついさっき「ゴジラ-1.0」を観た。

あれれ、何だ、アニメと怪獣映画か?いい歳こいて、オマエはガキか?と笑われそうなチョイスだがw、いずれも抜群の興行成績を誇る世界的なヒット作品だ。

なかでも「ゴジラ-1.0」が素晴らしい。1954年の初登場から数えて30作目、ゴジラ70周年記念作品は、手に汗握る感動と涙の超大傑作と呼んで決して過言ではない。

と云うことで、この映画を語る。11月初旬の公開作品ゆえ、既に多くの方がご覧になったと思うが、映画館から帰宅したばかりで興奮気味なせいか、黙っちゃいられない。

ストーリーは明快。空襲で焼け野原と化した戦後の東京に突如出現した巨大怪獣ゴジラ。雄叫びを上げつつ、漸く復興しつつある銀座の町並みを粉々に破壊する。

この状況下、軍備を喪失した政府は無力。占領軍(米軍)も国際情勢を理由に知らん顔を決め込む。そこで祖国日本を守らんと立ち上がるのは、民間の有志たち。

主人公の元特攻隊員(神木隆之介)の凛々しさ。ともに暮らす女性(浜辺美波)の健気さと可憐さ。周囲を固める青木崇高や佐々木蔵之介、安藤さくらなど名優陣が素晴らしい。

しかし最も褒めるべきは、脚本やSFXをも担った山ア貴監督か。これまでの監督作「ALWAYS 三丁目の夕日」や「永遠の0」にも優る作品を易々と生み出す才能は驚異的だ。

巧みなストーリー性とスピーディでリズミカルな展開、意外で劇的なエンディング、さらにはリアルなCGなど、ハリウッド映画と並ぶ、いやいや、凌ぐ感すら漂う。

そして何より敗戦直後のゴジラ劇仕立てで、アテにもならない米軍に頼りきる現代日本の国防体制の脆さと危うさを、キッチリ抉り出した手腕が見事だ。

映画館を出る時、誰しも憂国の情を抱きつつ、いざとなれば我が身を捨てて祖国を守らんと、決意を新たにするだろう。何たって日本を守るのは日本人なのだ。


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