2023年10月18日

増税メガネ

あれれ?おかしいじゃないか。自民党が発表した経済対策の提言案から「所得税減税」の文言がすっぽり抜けている。コレは一体、どういう了見だ?

「成長の成果たる税収増を国民に適切に還元すべき」と岸田首相が記者会見で胸を張り、減税に前向きな姿勢を示したのは、僅か数週間前だったと記憶する。

急激な物価高の今こそ「国民の暮らしや家計を直接支えるため思い切った施策を求める(キリッ)」と、自民党も大見得を切っていたのに、蓋を開けたら話が違う。

低所得世帯向け支援や、賃上げや投資に前向きな企業向け租税特別措置だけなら何のことはない。いつもの見慣れた補助金と中身はちっとも代わらない。

詰まるところは噂通りの「偽減税」か。解散総選挙前に所得税減税に踏み切りたくとも、一時的な特別措置しか財務官僚のお許しが得られないのか。ああ、情けない。

そりゃ、裁量範囲を広げて権限を強化し、天下り先を確保しようと思えば、可能な限り税収を増やして補助金を配るのが、官僚にとって一番賢い遣り口だ。

特定分野への補助金は選挙対策になるから、その匙加減で政治家をも操縦出来る。実際に「増税」のプランと実行こそが財務省内の出世競争を左右する評価点とも聞く。

ワニの口云々と白々しい嘘を吐き、半永久的な緊縮財政でデフレ不況を故意に長引かせてきた連中にとって、己の権限縮小に直結する「減税」は致命的な失点なのだろう。

頑なに「減税ダメ絶対」を貫き通す官僚の頭にあるのは己の評価と省益だけで、経済疲弊も国力減退も眼中にはない。景気回復なんぞ望まないし、むしろ阻む気満々だ。

従い財務官僚の軽〜い神輿に過ぎない首相が「増税メガネ」と化すのは致し方ないが、向こうが見通せぬレンズでは、経済の実態が目に入らないゾw


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2023年10月11日

岸田首相の外交センス

「重信房子」と聞いても若者たちはピンと来ないだろう。昨年5月、懲役20年の刑期を満了し出所した日本赤軍の元最高幹部だが、今となっては誰ソレ?ってなものか。

一方、70年代に青春期を過ごした世代なら記憶は鮮明な筈。薄汚い過激派には不似合いな美人で、彼女の清楚な容姿に惹かれて左翼思想に染まった馬鹿もいたに違いない。

と云っても、当時の日本赤軍が引き起こした数々の残忍なテロ事件を思えば、国際社会における多くの人々にとって、心底恨み憎み、呪うべき邪悪な存在と分かる。

なにしろパレスチナ解放戦線と共闘し、無辜の民間人26名を殺害、80人を負傷させたテルアビブ空港乱射事件をはじめ、凶悪テロを世界各地で頻発させた張本人なのだ。

重信氏は構成員に指示命令する立場ゆえ、直接的な実行犯でなかったとしても、日本赤軍の重大な犯罪歴に照らせば、本人がのうのうと娑婆に戻るのは異様な光景だった。

あまつさえ年老いた彼女を往年のアイドルと祭り上げ、出所を祝い歓喜で迎えるTBS他、本邦マスゴミや支援者団体の狂気と非常識さには唖然とせざるを得なかった。

普通の国なら死刑か終身刑、あるいは寿命以上の禁固刑が課される重罪だ。共産主義者の殺人テロをあっさり許す日本社会の異質さに、国際社会はさぞ吃驚仰天しただろう。

さて、こう云う我が国の特質ゆえか、武装集団ハマスがイスラエルに突如侵入し、多数の市民を理不尽に殺害し陵辱し誘拐しても、怒りや怨嗟の声が巷に満ちることはない。

なぜか、パレスチナ寄りの解説が臆面もなく報じられ、イスラエルもハマスも武器を置いて話し合うべし、などと非現実的でナンセンスな台詞が言論空間を埋める。

困ったことにマスゴミに同調したがる岸田首相が、イスラエルとアラブ諸国共に良好な関係を持つ日本こそ、イ国とパレスチナ自治政府の双方に停戦を呼びかけると胸を張る。

おいおいキッシーよ、気は確かか? イスラエル殲滅を目論むハマスは、パレスチナを代表する立場では決してなく、むしろ自治政府と対立する厄介な連中だぞ。


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2023年10月04日

故ジャニー氏の罪深さ

ううむ、ド〜デモイイ話だなと思う。ジャニーズ事務所幹部の記者会見が、なぜ他のニュースを押し除けてトップ扱いなのか、さっぱりわからない。

そりゃ、始終チヤホヤされるアイドル集団だもの、ココぞとばかりに叩き溜飲を下げる向きもあるだろうが、今、平身低頭する連中が罪を犯した訳じゃない。

変態鬼畜爺さんはとっくにあの世逝きだし、本人の死亡年齢から察すれば、糾弾されるべき犯罪行為は随分と昔の話だろう。何を今更?ってな感じがしてならない。

聞くところ、故ジャニー氏による性加害は半世紀前から噂され、数十年前には裁判所も真実と認定したらしい。にもかかわらず、当時は殆ど問題視されなかった。

メディアが無言を貫いた裏には、人気アイドル集団に対する忖度や事務所からの圧力もあったろうが、別に目鯨立てるほどの話じゃない、との社会通念もあった筈。

所詮は芸能界。幾ら上辺を美しく飾ろうとも、一皮剥けばドロドロと欲望渦巻き、札束飛び交うアンダーワールドゆえ、弱者を標的に搾取する暴力的な仕組みも珍しくない。

「河原乞食」は死語であっても、タレントやアーティストと称するのが相応しいほど才能溢れる芸術家ばかりとは思えず、アイドルは文字通りの「偶像」だ。

年端もいかぬ素人を「偶像」に作り上げる過程には、善かれ悪しかれ、いろんなことがあるよネ、と云うのが大人の感覚で、ある意味で世間の常識ではなかったか。

またこの手のスキャンダルで騒ぎ、事実を暴き晒し過ぎれば、餌食になった被害者を不必要に傷つけるかも知れぬ、と恐れる良識も保たれていたのだろう。

いやいや勿論、故ジャニー氏を擁護するつもりは全くない。中国による民族浄化に比べれば規模は小さくとも、未成年者の性的搾取は重大な「人権侵害」には違いない。

しかし、たかが一芸能事務所を「悪の巣窟」と決めつけ、正義感ヅラして責め立てて何になる? 朝から晩までジャニージャニーと騒ぐマスゴミのバカさ加減と下品さに呆れる。


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2023年09月24日

中国「汚染水」とお知らせ

先月末、News Week誌が中国軍の攻撃型原子力潜水艦が台湾海峡で重大事故に遭ったと報じたが、他のメディアは取り上げず、詳細不明のまま続報もない。

乗組員全員死亡の噂はあるものの、中国当局は一切認めておらず、誤報だった可能性もある。但し、あの国が処理水を「汚染水」と呼び騒ぎ出したのは、丁度その頃だ。

自軍が海洋に撒き散らした汚染水を誤魔化すため、日本を悪者に仕立てるつもりで情報戦を仕掛けたと考えれば、その卑怯な遣り口が如何にも中国らしい。

敵がわが国の潜在的核保有能力を潰そうと、必死に展開する反原発工作の一環ではあれ、狂気に近い「汚染水」糾弾の裏には隠したい原潜事故があるのかも知れない。

いずれにせよ、中国は対日「汚染水」非難祭りを延々と続ける気満々で、その非科学的な主張に国際社会が心底呆れようとも、屈するつもりは微塵も見せない。

但し、処理水放出ネタで日本産魚介類の輸入を全面停止しようと、風評拡散で意図的に訪日団体客の数を減らそうと、中国側にとって嬉しい効果が現れる兆しはない。

北海道産ホタテは中国が再加工する対米輸出商品だったとか。米政府の斡旋により当局認定済みの台湾、タイ、ベトナムの加工施設に輸出ルートが切り替わると聞く。

中国からのインバウンド減少に日本が慌てるかと思いきや、オーバーツーリズムと人手不足に悩む観光業者から「中国人客なんかイラネーよ」と軽くあしらわれる始末だw

日本国内で「汚染水」と喚くのはパヨクだけ。水産業の打撃ガーッ、観光業の疲弊ガーッと騒ぐのはマスゴミだけ。事業者も一般大衆も中国なんぞ相手にしない。したくもない。


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ラベル:汚染水 処理水
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2023年09月20日

厚労相の人選

前エントリで内閣改造に触れ、林外相と浜田防衛相、木原誠二元官房副長官の解任は「中国と内通する政治家を排除せよ」との米国の要求に応じた結果だろうと書いた。

台湾有事が刻々と迫る今、同盟国と満足な協調が図れぬ体制では心許ない。後任の外相に上川氏、防衛相に木原稔氏を据えた人選で、政権の本気度が分かる。

木原誠二氏は党幹事長代理と政調会長特別補佐の要職を兼務するじゃないか、との声もあろうが、ソコは文春砲絡みで逮捕の恐れ云々とか、大人の事情があるのだろう。

さて、以上は納得出来る人事だが、厚労相に武見敬三氏を充てたのは失敗ではなかったか。本人は元ニュースキャスターに過ぎぬとは云え、医師会との繋がりが非常に濃い。

年配者ならご記憶と思うが、この人の父親こそ日本医師会の頂点に君臨してドンあるいは天皇と呼ばれ、派手に儲かる医業を確立すべく剛腕を振るった武見太郎氏だ。

岸田自民党としては次期選挙を睨み、大票田たる医師会に期待するところ大だろうが、だからと云って武見氏が省のトップでは、厚労行政が医療・医薬業界の利に偏る。

カビの生えた岩盤規制の破壊やデジタル化による業務効率化が求められる時代にもかかわらず、旧来のシステムにしがみつき、改革や刷新を逆行させる恐れが充分にある。

実際、武見敬三厚労相は就任早々、NHKの番組を通じ「診療報酬など社会保障の財源として税収の上振れ分を活用したい」と放言して、周囲を驚かせた。

何の脈絡もなく突然「税収の増加分は医者に寄越せ」に等しい暴言を吐くあたり、国の懐に手を突っ込み、既に過大な医療費負担を際限なく膨張させようとの魂胆が明らかだ。

コレが他の業界なら即座に大問題になる筈だが、世間が黙っているのは、命が大事ゆえお医者様には血税を差し出すしかない、との誤解や諦めが蔓延るからか。

冗談じゃない。コロナ特需で濡れ手に泡の大儲けに踊り狂った病院を見よ。あの手この手で診療報酬を膨らませ、国からカネを奪えと、医師会は何か勘違いしているのだ。


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2023年09月13日

iPhone15と内閣改造

AppleがiPhone15を発表した。ここ4年ほど利用中のiPhone XRもそろそろ替え時かな?、と感じるブログ主としては、何よりこの話題が気になる。

iPhone 15 Proはチタン使いの軽量化、A17チップ搭載、カメラの望遠倍率アップなど魅力満載で、しかも円安にもかかわらず、前機種からの値上げ幅は然程大きくない。

うふふ、早速予約しようかな?と嬉しくなってくる。とは云え、慌てる必要もないだろう。Appleと云えども新製品発表の度にバカ売れして奪い合いする環境じゃないらしい。

競争激化で低価格スマホが市場に溢れるし、メーカーが唱える各種性能向上も、ユーザーが即座に実感できるほど前機種との差がないケースも多いとか。

それでもファンに飽きられぬよう体裁を替え、新しい付加価値で世間の注目度を高めるのがマーケティングの基本。こう考えれば、内閣改造も製品の刷新と一緒かな?

今般の内閣改造に関しては、女性閣僚が5名で第2次安倍改造内閣と並び最多だとか、ベテラン6名が留任し初入閣が11名などと報じられるが、その辺はまあ、どうでもいい。

マスゴミが女性閣僚の数ばかり強調するのは奇妙だし、幾人かの大臣の首をすげ替えたところで、内閣の政策方針が突如大幅に変化する筈がない。

今回注目すべきは、(たぶん)心ならずも内閣を離れるメンバーだろう。林芳正外相と浜田靖一防衛相、木原誠二元官房副長官がなぜ閣外に放り出されるのか?

察するにコレ、米国政府の意向ではないか?拙エントリ「中華まんを排除せよ」で記した通り、首相は米国から「中国と内通する政治家を排除しろ」と要求されていた。


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2023年09月06日

男のバカと女の利口

ニュースに登場した自民党の茂木幹事長が、同党女性国会議員の割合を10年間で30%まで引き上げる野心的な目標達成に向け取組みを加速したいと語る。

時代の潮流に即した党改革には、女性議員の育成や登用が急務とか。広く候補者を募集して擁立作業を進め、彼女らに現職女性国会議員が助言する「メンター制度」も設けるらしい。

へええ、そうなんだ。レインボー稲田やエッフェル松川、ブライダルまさこやドリル優子と云ったベテラン議員さんたちが師匠役を務めて新人を指導するのか(笑)

なるほどなあ。もしや凋落する自民党人気を回復させるべく、女性候補者を立てればウケるとでも党幹部は考えたのか。ソレって、ちょっと安直過ぎないか?

党改革を狙うなら、「新しい資本主義」と称して「古臭い社会主義」に回帰する岸田首相の心得違いなど、真っ先に是正すべき課題は数え切れないほどある筈。

その辺りの基本問題に触れようともせず、取り敢えず女性議員の頭数を増やしときゃイイんじゃネ、ってないい加減さに、コレが政権与党かヨ?と呆れざるを得ない。

そもそも、30%なる目標はどこから来るのか?国会議員の男女比7:3になったとて、国民にどんなメリットがあるのか?提唱する茂木氏にすら解説は不可能だろう。

真っ当な愛国心や国家観を持ち、具体的な政策を立案・実行出来る人物こそが、政治家として相応しいのであって、男女の性別なんて議員資格と全く関係がない。

無闇に女性議員を増やすなんてツマラナイ話は忘れ、男女どちらでも構わないから、問題解決能力と政治のあるべき姿を選挙民にアピール出来る議員を後押しせよ!

と思っていたら、早速、身を以て処理水の安全性を広く世間にPRした有力議員がいる。福島沖でサーフィンに興じ、地場で採れたヒラメの刺し身を満喫した小泉進次郎議員だ。

コレって、フェイクの危険情報を垂れ流すパヨクの企みを、一瞬で破壊する笑撃パフォーマンスじゃないか。さすがは父親譲りの政治的天才と呼んでも過言ではない。


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2023年09月01日

猛暑の過ごし方

今夏は1989年の統計開始以来、最高の暑さになったとか。夏は暑く冬は寒い方が季節商品が売れるので商売上は好都合らしいが、ここまで暑いと景気刺激効果は疑わしい。

熱中症を避けたければ、クーラーの効いた屋内で過ごすのが一番。猛暑の激しさに人々は外出を控えるだろうし、むしろ消費意欲が停滞しそうにも思える。

振り返れば、ブログ主もひたすらテレビ桟敷でスポーツ観戦に励む日々だった。連日、大谷選手の活躍に心躍らせ、7月場所で贔屓力士を応援した。

所詮、反日新聞とNHKと高野連の金儲けだろよと、普段は興味の湧かない高校野球も、慶應義塾の鮮やかな勝ちっぷりに酔い、107年ぶりの優勝に感激した。

世間には慶應球児の髪型や応援団の音量にイチャモンをつける奴もいたが、そんなモノに耳を貸さず、「エンジョイベースボール」に徹する彼らの姿勢は爽やかだった。

ここで更にバスケットボールW杯が加わる。1次リーグの突破こそ叶わなかったが、パリ五輪進出をかけて全力で戦い、終盤残り数分で強豪を倒す逆転劇に大興奮する。

いいよなあ、渡邊雄太。必死の頑張りが胸を打つ。仮に八村塁が参加してくれたら、日本バスケの強さを世界に見せつけることが出来たのにぃと、ちょっぴり残念だ。

さて、そんなこんなで、アイスクリームを舐めたり冷酒を飲みながら、テレビ画面に向かい「行けえ!行けえ!」などとやってるうちに、9月になった。

では、秋らしさが訪れるかと云えば、そうでもない。期待すべき朝晩の冷え込みとやらにも縁遠く、この先も当分、猛暑が続くとの天気予報にウンザリする。


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2023年08月23日

海洋放出は当たり前

「キ・シ・ダ」と聞くだけで、胸が悪くなる国民は多いだろう。責任回避が狙いか、「慎重に検討する」を口癖にする割には、軽率なマネで国民感情を逆撫でするからだ。

何らソレらしい説明もせず、唐突に発表した岸田流の政策は、国益を損ねるだけでなく、結果的にひとりひとりの国民に大きな経済負担を押し付ける点が罪深い。

韓国のレーダー照射問題をウヤムヤにして、輸出管理優遇措置復活や日韓通貨スワップの再締結、シャトル外交の再開を闇雲に急いだのは下策中の下策。

欧米同様の社会的混乱を招く恐れを充分に知りながら、伝統的に同性愛を許容するわが国で、無意味且つ有害なLGBT法案を拙速に成立させたのも、また下策。

留学生から労働者まで移民受入れ促進は業界の要請であるにせよ、強制送還すべき不法滞在者の子どもに「在留特別許可」を法相権限で与えるのも狂気の下策だ。

さらには政府税調の大増税案リストを平然と受領して、財務省の権益拡大路線を暗に認めたのも下策。国民の猛反発に仰天し大慌てで否定しても、もう遅い。

岸田首相の上位に、財務省、公明党、米大使エマニュエル総督閣下ありとでも考えれば辻褄は合うが、本人の言葉通り、いずれも慎重に検討すべき案件だったのは間違いない。

とは云え、全てダメダメの烙印を押す訳にはいかない。防衛三文書の閣議決定やG7サミットの成功など、ソレなりにキッシーの功績もあるからだ。

例えば明日断行と決まった福島原発処理水の海洋放出も、大いに称えるべき功績だろう。客観的に見れば当然の措置だが、大震災以降、ずっと手付かずだったのだから。

原発再稼働や処理水放出は、安倍・菅政権でさえなかなか実現に踏み出せなかったテーマだ。シレッとやってしまう岸田政権の強かさは高く評価出来る。


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2023年08月16日

中華マンを排除せよ

米国が日本を恐れている。と聞けば、大抵の日本人は、わが国の高度な技術力とか優れた団結力とか、褒め言葉を思い浮かべて、うふふふと自惚れを抱くのではないか。

違う、違う。想起すべきは、かっての仏皇帝ナポレオン・ボナパルト翁の「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方」なる金言だ。

コレは真実だ。戦いに際し、友軍の愚かさが招く連携作戦の失敗・頓挫、あるいは予期せぬ裏切り等で自軍が窮地に陥るなど、よくある話で珍しくもない。

関ヶ原で西軍の総大将・毛利元就が動かず、小早川秀秋が家康側に寝返ったため、東軍が楽勝したのはその一例で、石田三成にとって彼らが無能な味方だったのは間違いない。

こう考えれば、米国にとって日本は恐るべき存在だろう。日本は本当に信用していい相手か?、同盟国として頼りになるのか?、と疑心暗鬼に陥ったとて何の不思議もない。

もしや無能さと呑気さゆえに、日本は自国の間違いに気づかぬかも・・・。その恐れがあるから、米国はメディアを通じ、サイバー・セキュリティー強化の必要性を訴えたのだ。

昨15日付ZakZakによれば、中国が「台湾有事」で日米壊滅計画を企てる今、米国は岸田首相に「中国と内通している政治家を排除しろ」と要求中とか。

記事は「機密情報漏洩の放置は同盟国への裏切りだ。米国は、岸田首相の覚悟、決意を疑っている」と結ぶ。おい、聞いたか、キッシー?、自慢の聴く力はどうした?

機密情報のダダ漏れは、IT後進国ニッポンならではサーバー能力欠如だけが理由ではなく、媚中派の有力政治家が敵側と通じているからだと、米国に悟られたぞ!

こうなれば、先ず外相の林芳正をぶった斬らざるを得ない。敵のハニトラ攻勢に踊らされる中華マンを外交トップに据え、スパイ行為を野放しにするなんざ、狂気の沙汰だ。


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