氏は耳の負傷をモノともせず、共和党全国大会で大統領候補指名受諾の演説を行い、暗殺未遂事件について「全能の神のご加護」があったと語り、満場の聴衆を熱狂させた。
Xの「安倍さんのご加護」説は残念ながらガセだった。発信者が冗談だったと認めてトンズラしたと聞くが、日米共に両氏の友情と絆が周知だからこそのネタではある。
両氏を狙った銃撃は共通性が高いから、トランプさんの元気な姿に安堵しつつも、生前の安倍さんを思い出し、つい涙ぐんでしまう。そして猛烈に苛立つ。
類稀な偉大な指導者が何故こうも易々とテロの標的にされるのか。警護があまりに杜撰過ぎないか。シークレットサービスや警察は何をやってるのだ、と血圧が上がる。
米国では事件発生直後から、シークレットサービスの女性長官はじめ警護責任者を次々と上下院に呼び付けて事情聴取を始めたから、いずれ詳細が明らかになると期待しよう。
暗殺を暗殺と呼ばず「銃撃で死亡」と言論統制し、カルト教団の話にすり替えて安倍さんの自業自得と決め付け、国会が知らん顔で過ごす間抜けな日本と、米国は国情が違う。
トランプさんを亡き者にせんと企む勢力の全貌解明は難しくとも、シークレットサービスや警察を含む悪意に満ちた暗殺の仕掛けが、いずれ白日の下に晒されるだろう。
いや、既に世間が核心に触れる重要な指摘を始めている。例えば、事前にライフルを抱え屋根に上る不審人物を見た近所の住民は、通報を警察が無視したと憤りを隠さない。
マスゴミは「駆けつけた警察官が容疑者に銃口を向けられ、すごすごと引き下がった途端、演壇に向けて銃撃があった」と報じるが、米国なら子供でも嘘だと判る筈。
許可さえ取れば市民の銃携行は自由だが、警察官の眼前で拳銃を握れば、ましてや銃口を向ければ、問答無用で即座に撃ち殺される。警察に文句は言えない。コレぞ、米国の常識。
現場の警察官が見え透いた嘘を吐くのは、暗に上層部に対する責任追及を望むからか。涙ながらに謝罪する小芝居で警察幹部が逃げきれるほど、米国社会は甘くない。
安倍総理暗殺事件で警護を担った元奈良県警本部長O氏が、半年後に大阪の親中企業に天下りした事例を思うと、子羊ばかりの日本社会の緩さに目眩と吐き気さえ覚える。
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