2011年08月12日

剣豪西田の円月殺法だ!菅を斬れ!

参議院予算委員会に、黒羽二重の着流しに身を包んだ剣豪が現れた。知性的な顔立ちと緩やかに波打った銀髪。腰には名刀無想正宗。ご存知、西田議員その人であった。

 

西田は質問席に立つや相手を睨みつける。無言で投げかける鋭い視線だけで、後ろ暗い菅首相は縮み上がった。既に心臓が早鐘を打っている。手足が振るえ、目がかすむ。

 

「菅さん!」西田の大声が響くと、菅は椅子の上でぎゃっと飛び上がり、その勢いで失禁した。

 

「あなたねえ、在日外国人のK氏に献金を返したのなら、領収書を出しなさいよ」いきなりの先制攻撃であった。

 

よろよろと立ち上がった菅のズボンが濡れている。がに股で歩きにくそうに演題まで辿り着くと、とぼけた調子で尋ねた。「リョ、リョウシュウショ?」ソレ、何の話だと云わんばかりの態度である。

 

「領収書を早く出しなさい」西田が再度要求する。

 

菅が答える。「リョウ・シュウショさんなら、今は上海に居られる筈で・・・・」

 

「ぶぶぶ、ぶわっかもん!!外国人の人名を尋ねているのではないっ!」西田の雷が落ちた。怒り心頭である。「時間の無駄だ。次の質問に行きます。」

 

「ではお尋ねするが、市民の会にあなたは巨額の献金をしましたね。」

 

この質問も菅にとっては痛い。出来ることなら答えずに済ませたい。再びよろよろと演題に立つと、とぼけた調子で云う。「シミンノカイ?」

 

「あなたと親しい市民の会じゃないか。金の流れについて説明してください。」と、西田。

 

「シー・ミンカイさんなら、たしか平壌で・・・」と、菅。

 

「ぶぶぶ、ぶわっかもん!!誰が外国人の名を尋ねたっ!ふざけるな!」西田の怒声が飛ぶ。「あなたがた民主党は所詮、外国人の政党なのだ。だから何もかも外国人の名前に聞こえるのだ」菅がすまなそうな顔で頷いた。

 

「時間の無駄だ。菅さん、もう、あなたはいらん。」西田はこう云うと、海江田を睨みつけた。

 

「海江田さん!」大声で西田から呼ばれると、大臣はそれだけで泣き出した。肩を震わせ身悶えして、おいおい泣き続ける。質疑が出来ない。西田は舌打ちすると、今度は野田を睨みつけた。

 

「野田さん!」西田の大声がよほど衝撃を与えたか、大臣が脱糞した。西田の殺気と野田の臭気がぶつかりあう。これも質疑に至らない。

 

「これじゃやってられん。」こうつぶやくと西田は名刀無想正宗の鞘を払った。「いっそ、売国奴は叩き斬る」

 

これを聞いた民主党議員たちは悲鳴を上げ、雲の子を散らすように全員が会議室から逃げていった。何を血迷ったか、公明党も何人か慌てて逃げていった。驚いたことに自民党にも逃げた奴がいる。

 

西田は冷たい眼で逃げ遅れた菅を眺めた。「最早、これまで。あなたとの質疑も最後だ。この剣を拝むがよい。」

そして、こう告げた。

「拙者の円月殺法こそ、菅さんにはお似合いだろう」

 

 

 

 

西田は刀の切っ先を床すれすれの下段に落とし、上段に向けゆっくりと円を描くように剣を回し始めた。天から地へ。地から天へ。

 

ぐるり、ぐるり、ぐるり・・・

 

西田は微動だにしない。剣だけが鈍い光を放ちながら、大きな円を描く。

 

ぐるり、ぐるり、ぐるり・・・

 

目の前で回転する剣が菅の感覚を狂わせたのか、徐々に円が大きくなり、自らが吸い込まれそうな錯覚に陥る。死の恐怖がつのる。

 

ぐるり、ぐるり、ぐるり・・・

 

「まま、待ってくれっ」ひきつった声で叫んだのは菅だった。「こここ殺さないでくれ」

 

「馬鹿者っ!」西田が一喝する。「この剣がおのれの姿を映すことになぜ気付かぬか!」

 

呆然とする菅。何のことかさっぱり分からない。

 

「何を尋ねようと、あなたの答弁はな」ここで西田はにやりと嗤った。

 

「堂々巡りなのだ」

 

 

 

 

 

 

 

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2011年07月13日

戻ってきた剣豪西岡!菅を斬れ!

軒先で街道を眺めていた宿屋の主が、慌てて屋内に戻ると二階へ駆け上がった。

 

「せ、先生。アレが姿を表しました」奥の部屋で横になっている剣豪に声をかけた。

 

「そうか」と答えて、男がむっくり起き上がった。西岡武十郎である。「で、敵は何人だ」

 

「それがどう見ても、ひとりなんです・・・」腑に落ちぬ様子の宿屋の主。「子分共も愛想を尽かしたのかも知れません」

 

菅親分が取り仕切り出して以来、この宿場町は寂れる一方だ。菅の人徳のなさ、無能さゆえか、かっては華やかに賑わった郭(くるわ)も賭場も閑古鳥が鳴いている。義理人情も踏みにじる男だ。子分から袖にされたとて不思議はない。

 

「海江田はおらぬのか?」問われた主は首を横に振った。大小を腰に挿しつつ西岡は云う。

「無理もないのう。はしごを外されて赤恥をかかされたと聞く。可哀想なことよ」

 

「仙谷は?」これにも主は首を横に振り、答えた。「聞くところ、立ちくらみがすると床に臥せっているようでございます」

「そうか」自業自得よ、と云い掛けて剣豪は黙った。

 

では参るか。云うが早いか西岡、たったっと階段を駆け下り、さっと表に出た。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

人影のない真昼の街道。遠くに野良犬の鳴き声が響く。太陽を背にして立つ菅が黒い影になっている。

 

「おう、俺様を呼びたてたのはテメエかい」砂埃のかなたに剣豪の姿を見るや、菅が大声で叫んだ。

 

西岡は菅のところまで大股で進むと、大きな目で敵を睨みつけた。

 

「お主の悪政で民草が苦しんでおるのだ。この宿場町から出て行くがよかろう」穏やかな口調ながら、はっきりとした西岡の言葉が響く。「お主の手下共も、もはや誰もついてはきまい。不信任じゃ。さらに」と間を置いて続ける。「問責決議じゃ」

 

「ななな何をしゃらくせえ。爺に舐められて堪るか」不信任だ問責だと面罵され、菅は頭に血が上った。「やい、刀抜くニダ。サウラビタダカウチョンビレヨ、■○▲※◎プギャー!!」何を云ってるのかさっぱり判らない。

 

菅が刀を抜いて、切っ先を西岡に向ける。それを確かめると西岡もゆっくりと鞘を払った。じっと睨み合うふたり。

 

突如、菅は地面を蹴り上げた。砂で目を潰し、斬りつけようと云う姑息な手段である。しかしその瞬間、西岡の剣が閃いた。

 

 

 

 

あっ、と声を上げる間もない。腰からすっぱり切り落とされた菅の上半身は、どうっと頭から地面に落ちた。鮮血がほとばしり、白い地面を見る見る赤く染めていく。

 

「ちちち畜生。ここ腰から切り落としやがって・・・」血まみれになりながら悶える菅。冷徹な眼差しで見つめる西岡。

 

「ううう、腕でしがみついたって、じょ、上半身だけじゃ・・・」虫の息で菅がつぶやく。「腰が掛けられねえ」

 

総理の椅子への凄まじい執念であった。

 

 

 

 

 

 

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2011年07月02日

しゃべくり時事漫才だ!ご存知、菅&孫。

孫「いやあ、総理もがんばりますなあ」

菅「あったりまえや、勝負どころや」

孫「むりやり会期延長しましたな」

菅「お国が菅の活躍を求めとるんや」

孫「聞きませんけどな」

菅「被災地では日本人が皆、苦しんどる」

孫「はいはい」

菅「電力が不足して日本経済は崖っぷちや」

孫「そのとおり」

菅「日本の競争力は明らかに落ちてるでえ」

孫「落ちてますなあ」

菅「だからこそ、今が経済成長のチャンス」

孫「?」

菅「ウオン安を追い風に日本企業のシェアを奪い・・・」

孫「韓国かい」

 

 

 

 

菅「キミ、この間、韓国へ行ってたな」

孫「OECDの会議ですわ」

菅「そこで日本が原発事故起こしてスンマヘンと謝罪したらしいやないか」

孫「はあ、まあ、その」

菅「国の代表でもないキミが謝罪かい」

孫「記念スピーチの壇上で、頭下げまして・・・」

菅「なんじゃ、そりゃっ!このドアホっ!」

孫「あきまへんか」

菅「当たり前やないか。何様のつもりやっ!」

孫「すんまへん」

菅「謝るんなら謝るで」

孫「はあ」

菅「床に手え付いて、土下座しなさい」

孫「そっちかい」

 

菅「キミ、韓国で、原発は素晴らしいと持ち上げたそうやな」

孫「ま、原発は貴重なエネルギー源ですな」

菅「日本では反原発って云うてるくせに」

孫「そら、もう、日本は風と太陽で」

菅「今だって日本の電力料金は韓国の3倍や」

孫「それがいずれ10倍、20倍に」

菅「日本人が損するばかりやないか」

孫「損してトク取れ、云いますやんか」

菅「日本が潰れて、誰がトクすんねん」

孫「わたしら韓国人全員や」

菅「そら、おおきに」

 

孫「再生エネルギー法案、頼んまっせ」

菅「あの法案、よう考えたら、ホンマは無理ちゃうか」

孫「云うたらいかん、云うたらいかん」

菅「風と太陽で電力供給はでけんやろ」

孫「発電したら何が何でも買上げてもらわないかん」

菅「売るソフトバンクは儲かるけど、電力料金は暴騰するで」

孫「借金漬けで首が回らん。わが社を再生さしてくださいな」

菅「そんなら、ソフトバンク再生エネルギー暴騰法案やないか」

孫「名前が長い」

菅「そんなら、ソフトバンク暴騰法案や」

孫「そら、いかん」

菅「あかんか?」

孫「ウチとこもプロ野球や、暴投はいかん」

菅「もうええわ」

 

 

 

 

 

 

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2011年06月18日

菅を斬れ!稲田朋美の剣が舞う!

屋敷の廊下を駆ける足音で目が覚めた。何事かと夢うつつのまま、菅が半身を起こしたところ、障子ががらりと開いて、血まみれの枝野が駆け込んできた。

 

「い、いけねえ。組長、出入りだ。じじ自民会が・・・。逃げてくだせえ・・・」と、息も絶え絶えな枝野。

「おい、ど、どうした」と見れば、枝野の右腕がない。腕をすっぱり切り落とされた肩から、どくどくと鮮血が滴り落ちる。

「しっかりしろ。倒れるんじゃねえ。」と崩れ落ちる枝野を抱える菅。「ここじゃ布団が汚れる。」薄情な男である。

 

寝室から廊下に飛び出ると、刀がぶつかり合う金属音に混じって、手下共の阿鼻叫喚が聞こえる。民主連合の代表組長とは云え、小沢組や鳩山組と内部抗争の最中ゆえ、味方の手勢は少ない。ち、畜生。菅は唇を噛んだ。

 

向こうから、これも血まみれの海江田が、ふらふらと彷徨うようにやって来た。

「く、組長、もう駄目だ・・・」

「相手は誰だ。谷垣か、大島か。何人で襲って来やがったんだ。」詰問する菅。

「だ、誰もいやあしねえ。お、女がひとり・・・」

ここまで喋ると、海江田はどうっと倒れた。廊下がぬるぬると血に染まる。力尽きたらしい。

 

「ひ、ひとりだって?」けげんな顔をしたが、取り合えず逃げるしかない。昔からいざとなれば常に逃げてきた。逃げているうちに大親分にまで上り詰めた。菅は慌てて床の間の日本刀を引っ掴み、海江田の死体を踏みつけて、裏手の縁側に走る。

 

ところが、その縁側沿いの庭で斬りあいになっていた。ドスを手にする着流しの女。対峙する野田が、ぜいぜいと太った肩で息をしている。やや間があって、ええいと野田が刀を振り下ろした。と、その瞬間。女の長ドスが月光にきらめき、野田の首がちぎれ飛んだ。首の抜けた胴体から鮮血が噴水のように吹き出した。

 

血しぶきの向こうから、着物を真っ赤に染めた女が現れる。

 

「て、てめえは稲田のお朋!」菅が叫んだ。

「女だてらに単身乗り込んでくるとはいい度胸じゃねえか。そこは褒めてやろう。しかしなあ」と、勿体ぶる。

「谷垣の差し金とは思えねえ。やい、お朋。てめえ、さては組織同士で手打ち話が進んでいるのを知らねえな」

 

一瞬、勝ち誇った表情を見せた菅に何も答えず、縁側につかつかと上がる女。緋牡丹のお朋と云えば、伝説の侠客だ。恐れをなして腰を抜かし、ずるずると後ずさりする菅。

 

 

 

 

女は月明かりを背にして、静かに語りだした。

「親分さん、背骨のない組織と手打ちするほど、自民会は腐っちゃあ、おらんとよ。」そして続けた。

「先代の親分さんからペテン師呼ばわりされる貴方なら、とっくにお分かりでしょう。自浄能力のない腐った組織に、この大事なシマを預けるわけにはいかんとよ・・・」

じっと菅を見つめる瞳が憂いをたたえている。

「ひとの命や暮らしがかかっとるばい・・・」

 

ま、ま、待ってくれと、涙声で命乞いする菅。立ち上がれもせぬまま失禁し、ついでに脱糞した。

 

女は菅の手から日本刀をもぎ取ると、さっと鞘を払って、大きく振りかぶった。

「死んでもらいばすばい」

 

鈍い音がして、菅の頭蓋骨がまっぷたつに割けた。血まみれの脳髄が四方八方に飛び散り、大輪の花を描いた。

 

 

 

 

 

 

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2011年06月17日

漫才コンビ、菅&孫が登場したぞ!

菅「いやあ、皆さんに嫌われてましてな」

孫「ほほう」

菅「顔見たない、なんて云われるんやで」

孫「国民は熱く支持してますけどなあ・・・」

菅「えっ、ほんまか」

孫「頼りになるのは菅さんしかおらんと」

菅「嬉しいこと云ってくれるやないか」

孫「わが国の将来は菅総理の活躍にかかっていると」

菅「信じられへん」

孫「菅総理、マンセーって」

菅「韓国かい」

 

 

 

 

菅「とろこで、キミとこの携帯電話事業、アレ評判悪いで」

孫「これからは太陽光発電や」

菅「実は経営危機って話もあるやないか」

孫「代替エネルギーや」

菅「ナントカバンクがひっくり返ったら大問題やで」

孫「メガソーラーや」

菅「おい、人の話聞かんかい」

孫「うわのソーラーや」

 

菅「その循環型自然エネルギーやけどな、出来まっかいな」

孫「まず補助金どーんと出して貰わなあきまへん」

菅「ふんふん」

孫「ウチがメガソーラーで発電しますねん」

菅「で、電力会社が高く買い上げると」

孫「はい」

菅「キミとこばっかり儲けてるやないか」

孫「総理にキックバックしますがな」

菅「おお、ホンマに循環しとるわ」

 

菅「そう云えば、あの義捐金どうなったんや」

孫「そのうちに」

菅「個人で100億円寄付するって大口叩いたやないか」

孫「いつの日か」

菅「あんなモン、ふつうは寄付してから発表するもんやで」

孫「・・・・」

菅「おい、何とか云えや」

孫「さ、義援金や」

菅「キミが云うと『詐欺、延期んや』に聞こえるで」

 

孫「それにしても、必死で首相の座に、しがみついとりますな」

菅「辞めたら投獄か不審死が待っとるんや」

孫「どこの国やねん」

菅「まだまだやりまっせ」

孫「いつまでですか?」

菅「云っとるやないか。原発問題に一定の目処がつくまでや」

孫「いつ目処がつきますの?」

菅「何たって、キミ。プルトニウムの半減期は2万4千年・・・」

孫「もう、ええわ」

 

 

 

 

 

 

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2011年06月14日

「菅を斬れ」!民主党の松木議員が登場!

料理茶屋の奥座敷で床の間を背負う小沢。居並ぶ配下の武士達を前にして、すこぶる機嫌が悪い。

 

「よろず屋の小せがれめ。余を愚弄しおって。」昼間、城に呼び出され、お目付け役の岡田腐乱軒に小言されたのが腹立たしい。既に蟄居の身、更なる処分は受けぬが、長年の功労者たる自分に、何ら敬意を示さぬ幕府の態度が気にくわぬ。所詮、余の大判小判で、幕府の体裁を整えただけではないか。苦虫を潰した表情で酒を呑む。

 

その小沢の表情がぱっと明るくなった。待ちかねた客人が座敷に姿を現したのである。素浪人と云った風体の男だった。

 

 

 

 

「おお、松木殿。ちこう、ちこう寄れ。苦しゅうないぞ」正面に座るよう男に勧めると、めずらしいことに、小沢自らが銚子の首をつまんだ。

 

無言のまま、緊張した面持ちで盃を頂く男。松木殿、松木殿と、小沢が愛想よく酌をする。

「いやいや、ご苦労であった。今宵は存分に呑まれるがよい。」

 

「いや、それにしても、この度の貴殿の活躍。実に立派じゃったのう。」小沢は猫なで声で松木を持ち上げる。

「あれこそ、武士の魂じゃ。ここに居る者達も、貴殿と同じ思いであったがのう。脱藩覚悟で幕府に楯突く者はおらなんだ。」

 

小沢の笑顔がぐっと男の目前に迫る。抱きつかんばかりに親愛の情を示す。

「あっぱれじゃ。あっぱれじゃ。日本一の侍が身内にいるとはのう。余も果報者じゃ。うわ、うわ、うわははははは。」最後は、得意の豪傑笑いである。

 

男の胸にはふと疑念がよぎる。

 

天下に小沢ありと謳われた人物ではある。田中や金丸といった武将の下で、戦国時代を生き抜いた剛の者と聞く。しかし菅直人乃守への謀反に際しては、直前で翻意して身を隠してしまったではないか。わが身可愛さの変節とは思いたくないが、敵前逃亡と呼ばれても致し方あるまい。果たして、小沢なる人物を、どこまで信用していいものか。

 

小沢は男の疑念に気付いたか、上目遣いでねっとりと語りかける。

「いや、貴殿の名声は今や全国津々浦々まで響き渡っておる。剣豪松木を知らぬ者は日ノ本にはおらぬ。いや、先日も」と、ここで一旦言葉を切った。

「いっそ、貴殿自慢の名刀で、菅を切り捨てればよかったのう。うわ、うわ、うわはははははは。」

 

暫くして、男は姿勢を正した。江戸を離れ、故郷の実家に身を寄せると云う。「遠路ゆえ、そろそろ出立せねばなりませぬ。」

 

「そうか」小沢は酒に上気した顔を引き締めた。

「いつまでも、気が触れた菅の天下が続きはせぬ。今暫くの辛抱じゃ」と、一同を見渡す。

「皆の者、これからも自信をもって行動すればよい。新しい指導者をわれら一同で考え、選び出してこその世直しじゃ」主導権奪還に意欲を示した。

 

「ついてはな」と、小沢は男に視線を転じた。

「潮の流れを見定めねばならぬ。短気は損気じゃ。当分の間、朗報を待つ気で過ごすことじゃ。」そして、優しい口調で付け加えた。「くれぐれも御身を大切にのう。健康に留意致せ。」

 

深々と一礼して男は座敷を離れた。そして草鞋を履きつつ、ふと気付いた。

「待つ気と健康って、単なる駄洒落じゃねえか。」

 

 松木謙公は闇に消えた。

 

 

 

 

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2011年06月12日

がんばれ義家議員!「菅を斬れ」!

10日の参議院予算委員会で質問に立った、自民党の義家弘介議員。Youtubeで見たところ、教科書の偏向や日教組の暗躍ぶりを白日の下に晒して、政府の姿勢を追求してましたね。いいぞ、いいぞ。

 

鋭い質問に対し、元気のない声で、もにょもにょ逃げるような答弁の菅総理。民主党にすりゃ、支持母体たる日教組の悪辣振りが露見するのは嫌なんだろうな。総理をばっさり斬った義家議員、なかなか腕の立つ侍です。

 

 

 

 

ま、それにしても酷い。今の教科書って自虐史観満載なのですね。仰天しました。こんなモノで勉強してたら、子供は狂ってくるし、国もおかしくなって当然です。

 

どこの国でも、自国の誇るべき歴史や伝統文化を教え、子供達に自信や愛国心を持たせるのが、公教育のあるべき姿。アメリカみたいな歴史の浅い国だって、自国はギリシャ・ローマ以来の西欧文明の担い手だと教えてます。

 

元々、イギリスの犯罪者が島流しにされてきたとか、主としてヨーロッパで食い詰めた下層階級が移民してきた、なんてことは絶対に書かない。世界中から知恵と勇気のある人々が自由を求めてやってくるのが、アメリカなのだと教える。子供達に引け目を感じさせたんじゃ、教育目的にそぐわないからです。

 

今から約60年も前に、日本共産党の志賀義雄なる人物が、「何も武装闘争などする必要はない。共産党が作った教科書で、社会主義革命を信奉する日教組の教師が、みっちり反日教育を施せば、三、四十年後にはその青少年が日本の支配者となり指導者となる。教育で共産革命は達成できる」と云ったんだとか。

 

冗談じゃありません。共産革命なんぞ達成されてたまるか。子供達に自虐史観満載の教科書を与えちゃいけないし、そもそも革命思想に燃える日教組の如きはぶっ潰さないといけない。

 

義家議員にはますます活躍してもらいたいものです。がんばれ!

 

 

 

 

 

 

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2011年06月06日

菅を斬れ!女渡世人、森まさこ参上!

参議院予算委員会に着流しの女性議員が現れた。質問席に立つと、腰をかがめ、右手を前に突き出し、仁義を切った。

 

「お控えなすって」

 

会議室の空気がぴりぴりと緊張する。議長をはじめ居並ぶ政治家達が姿勢を正す。

 

「早速のお控え、ありがとうにござんす。手前、姓は森、名はまさこ、人呼んで」と、ここで言葉を切る。緋牡丹お竜か、壷振りお銀か、余程、名のある侠客に違いない。

 

「人呼んで・・・森まさこと発します。」そのまんまであった。

 

 

 

 

「では、早速、質問をはじめさせて頂きやす。菅親分は視察をしてベントを遅らせ、福島の住民を被曝させた。また、SPEEDIの情報を隠匿して、住民に避難の機会を与えなかった。いずれも防災基本計画に違反しておりやす。ご答弁を願いやす。」

 

「菅直人君」入れ墨のある両肩をいからせながら、議長が野太い声を響かせた。腹の晒の白さが眩しい。

 

親分の菅は目をしょぼつかせている。顔に生気がない。尋ねられたくない質問であった。

 

「ええ、あのう、そのう、ベントはしどろでありまして、情報はもどろであります。あのう、そのう」

しどろもどろである。

 

菅のいい加減な答弁で怒った森まさこは、さっと机の上に飛び乗った。

 

「見ておくんなっせ。女だてらに、こぎゃんもんば背負って生きとっとよ!」片肌を脱ぐと、肩には鮮やかな緋牡丹の彫り物があった。会議室全体がどよめいた。

 

森は帯に隠してあったドスを取り出すと、小走りで菅親分に駆け寄った。刃を突き付けられた菅はぶるぶると震えつつ、涙ながらに語り出す。

 

「はい、もも森先生の仰る通りです。ぼぼぼ防災基本計画を無視しました。いいい、違反してました。カッコつけて視察してるうちに、ベントが遅れました。俺ん家、福島じゃないし、住民なんぞ勝手に被曝すりゃいいだろうと思い・・・」

 

菅の弁明など馬鹿馬鹿しくて、これ以上、書く気にならない。皆さんも読む気になりませんよね。

 

 

 

 

 

 

 

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2011年06月05日

必殺仕掛人西田の「菅を斬れ」!

江戸の町は、日がとっぷりと暮れていた。裏家業の仕事を終え家に帰ると、男は、そそくさと遅めの夕餉の支度にかかる。色艶ややかな初鰹の刺身と、紫蘇の葉を刻み込んだ瓜揉みを盆に乗せる。きりりと冷やした酒を茶碗に並々と酌む。

 

鰹を一切れつまむと生姜醤油に浸して、口に放り込む。爽やかな酸味と鉄分が鼻に抜け、新鮮な魚肉の甘みが口中を満たす。そこで酒をぐびりと飲んだ。軽やかで繊細な刺激が喉に広がり、五臓六腑に染み渡る。

「ふーむ、うまい・・・・」

 

冷や酒を口に含む度に、緊張が少しづつ溶けていく。それでも、将軍の頸椎にぶすりと刺した仕掛針の感触は、くっきりと手に残っている。

 

 

相手は生きていても世の為には成らぬ悪人であった。将軍職にありながら、李氏朝鮮から賄賂を受け取っていただけでなく、幕府の主権を隣国に売り渡そうと企む売国奴だったとは。

 

 

 

 

息の根を止める前、朝鮮人献金者の氏名を尋ねただけで、顔色から血の気が失せ、将軍は明らかにうろたえていた。公民権を停止されて当然の悪行があったに違いない。

 

ひたすら命乞いする姿が、哀れと云えば哀れであった。次は延命寺・・・、虫の息でそう云ったのが聞こえたが、如何なる意味であったのか。

 

 

静かに雨が降り出した。

 

いつまでも臨時休業の札をかけている訳にもいかぬ。明日から医師として患者に鍼を打たねば。男はにやりと笑って、また茶碗に酒を酌んだ。

 

 

 

 

 

 

 

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2011年06月03日

「菅を斬れ」、石原幹事長が黙っちゃいないぜ!

夜更けの江戸を疾走する白馬があった。馬の背には、黒の着流しに頭巾を被った男。そう、ご存知、天狗である。

 

ぱからん、ぱからん、ぱからん、ぱからん

 

軽快な蹄の音を夜道に響かせ、天狗は風の如く永田町に向かう。目指すは菅直人乃守の屋敷。菅邸には天狗を慕う杉作が捕らえられている。助け出さねばならぬ。

 

実際その頃、杉作は菅邸の中庭に聳え立つ松の木に縛りつけられていた。屋敷に縁側に立って自分を睨みつける菅直人乃守に向かい、少年は涙ながらに何事か叫んでいる。

 

「ひどいや、ひどいや、殿様はまた嘘をついたじゃないか。一定の目処がついたら退く、なんて。誰が見たって、目処なんぞつきゃしない。目処がつかないから、お侍さんたちが、もう隠居してくれと云ってるんだい!」

 

年端もいかぬ少年の鋭い一言が、神経に触れたらしい。菅は手下を呼び、もっときつく縛り上げよと命じた。しかし、少年は黙らぬ。

 

「震災の対応も原発の停止も、乱発した会議も、自分勝手な思いつきじゃないか。閣内で審議すら経ずに場当たり発言ばかり。法律を無視してるじゃないか。被災者が泣いているぞ。うえーん」

哀れにも少年自身が泣き崩れてしまった。そこに蹄の音が聞こえる。

 

ぱからん、ぱからん、ぱからん、ぱからん

 

「あ、天狗のおいちゃん!」

「待たせたな、杉作。遅くなってすまなかった。」

 

白馬からひらりと降りた天狗は云う。

「馬ゆえに、首都高速が使えなかったのじゃ。許せ」

 

そしてこう付け加えた。

「子の刻と云うに、銀座、新橋方面は客待ちの空タクシーばかりで、渋滞しておったのじゃ。こやつのために景気はますます悪化しておるわ!」

 

 

 

 

さっと菅に向けた天狗の指先には、短筒が握られている。菅の顔から血の気が引いた。

 

「まま、待て、いい、石原、いや天狗。わ、わしを撃ったところで何もなるまい。」と後ずさりする菅。

 

「なぜ逃げる。おぬしは卑怯者じゃ。いつも逃げるばかり。原発を煽って町民の恐怖心を煽り独裁政治を企むとは、共産主義の恐怖を煽ってドイツ国民を煽動したヒットラーではござらんか!」と、言い放った天狗。

 

「むむむ、こやつ、云わせておけば・・・。」と、歯軋りする菅。

「首都高だの、ヒットラーだの。時代劇なのか何なのか、分からん。さっぱり分からん。」

かぶりを振り出す。

「わからん、わからん、わからん」

 

わからん、わからん、わからん、わからん

 

ふと気がつけば、わからん、わからんと云いながら、菅はいなくてなっていた。

 

杉作が心配気に尋ねる。

「いいのかい、天狗のおいちゃん。バカ殿が逃げてしまったよ。」

 

天狗は優しく云う。

「いいのさ。所詮、あやつは逃げ菅じゃ。いなくなれば、それだけ復興が進む。」

そして少年の肩に手を置き、東の方角を指さして天狗は云うのであった。

「見よ、杉作。日本の夜明けは近い。」

 

 

 

なんちゅう話だ。茶番でごめん。

 

 

 

 

 

 

posted by yohkan at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 菅を斬れ・菅&孫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする