へええ、案外大勢いるんだねと云う印象だが、日本の総人口1億数千万の僅か0.01%でしかない。99.99%の人々にとっては無関係な話で、性別変更など絵空事にも近い。
生まれつき定められた己の性別に強い違和感を覚え、男→女、女→男への変身を本気で望む人々がいるにせよ、社会全体から見れば極めて稀な例外的存在ではある。
だからこそ本来は許し得ない戸籍上の性別変更も、肉体を切り貼りするほどの覚悟なら認めてやってもいいじゃんか、と立法府が温情溢れる裁量を示したのだろう。
ところがつい数日前、広島高裁が性転換は望むものの手術は嫌う男性の訴えを認め、「戸籍上の性別変更に手術要件を課すことは憲法違反」と判断したそうだ。
うん?「変更後の性別の性器に似た外観を備えるべし」との要件が不要となれば、おちんちんをブラブラさせるおっさんも「戸籍上、あたしは女よ」と主張出来ちゃうのか?w
報道によれば当事者は「生きにくさから解放された」と嬉し泣きしているらしいが、一個人の気持ちへの過剰な配慮が犯罪を誘発し、社会の混乱と衰退を招く恐れは否定出来ない。
この辺りで原点に戻り、体内ホルモンや骨格、筋肉、染色体まで異なる男女の性別変更は、整形手術や薬物注射ごときでは絶対に不可能だと、科学的事実を認めようじゃないか。
ましてや、手術もせずに単なる思い込みで戸籍の性別を書き換えるのはおかしい。自分の性を錯覚しようと異性装が趣味だろうと、役所に変更を申し出る理由にはならない。

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