2011年11月01日

ひゅ〜どろどろ!借金漬けのギリシャが怖い!

大雑把に云えば、ギリシャのGDPは30兆円くらいしかない。500兆円を超える日本のGDPに比較すれば、その規模は約20分の1だ。その小国の国家債務が40兆円以上にも膨らんで、にっちもさっちも行かなくなった。自国通貨の債務なら、国家たるもの好きなだけ札を刷って借金返済に充てればいいが、ギリシャの場合、ユーロ建てだから勝手なことは出来ない。歳出削減による財政規律でどうのこうの云ってるが、そんなもんで借金が返せるほど世の中甘くはない。ギリシャも破れかぶれだろう。さあ殺せみたいな雰囲気で、市民が暴動を起こしている。

 

もっとも、あっさりギリシャが倒れると貸した側が困る。ああ、ここまでロクでもない奴だったのか。ギリシャなんぞに貸すんじゃなかった。と思っても、もう遅い。致し方なく、欧州中央銀行やEU各国の首脳や民間金融機関が集まって救済策を打ち出した。貸した金の半分を棒引きしてやるから、ちゃんと返せよ。もう返済期限が来ているが、何年も伸ばしてやるからしっかり働いて少しづつでも払うんだぞ。こういう話だ。ギリシャは神妙な顔をして聞いている。はい、わかりましたと頭を下げる。でも心の中では舌を出しているに違いない。しっかり働いて返せるくらいなら、そもそもここまで借金してねえよ。そんな感じだ。

 

さて、アメリカ時間の31日、ニューヨークのMF Global 証券が会社更生法適用を申請した。ユーロ債券に社運を掛けたもののギリシャ絡みでやられましたと、悲しい声明を出している。その直後、MF Global に大口出資していた投資顧問会社 J.C.Flowersもかなりの痛手だと云う噂が流れ始めた。金融業界は人と人、会社と会社が無限に繋がっている。どこかが狂いだすと、歪みやひずみが連鎖的に広がる。今日の株価は下げたものの暴落はしていないし、3年前のリーマンショックみたいな大混乱は起きないだろう。ただギリシャ危機の影響は避けようがないから、漠たる不安が広がる。

 

 

 

 

今日はハロウィンで仮装した人々が街を行く。吸血鬼、魔女、幽霊あたりが定番だが、へんに愛嬌が有って、ちっとも怖くない。怖がらせたければ、ギリシャ神話の神々なんかどうだろう。神様はたいてい裸だから、然したる衣装もいらない。腰に布を巻いて、月桂冠でも被れば出来上がりだ。裸じゃ身ぐるみ剥がされたように見えるかも知れないが、これこそが経済破綻の怖さと云うものだ。

 

 

 

 

 

 

posted by yohkan at 10:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月17日

間抜けな安住と横柄な花王と株価の関係

不況で若干貯蓄率が上がったとは云うものの、殆ど貯金らしい貯金をしないアメリカの庶民。大抵の買い物はクレジットカードで済ませる習慣も災いして、いざとなると1000ドル、邦貨にして僅か8万円程度の現金にも事欠く家庭も結構あるらしい。もっとも、その人たちが全くの金欠かと聞けば、そうでもなくて、株式投資だけはシッカリしていたりするのですね。

 

そういうお国柄だから、株価の上下は多くの国民にとって最大の関心事。株価上昇中の産業や高配当の企業を皆が必死で捜し求める。株価がちょっとでも下がれば、大統領の経済政策を手厳しく批判する。株価変動ばかりはどうしょうもないとは誰も考えない。自分の金だもの、損させる奴は許さん!みたいな気迫まで感じちゃいます。

 

さて、翻ってわが国では株に関心のないひとも多い。株なんて博打と一緒と云う乱暴な意見すらあって、毛嫌いするひともいる。今でこそインターネット売買も出来るし、小額でも買えるようになったけど、現金ゼロで株だけ持っているひとなんて、そうはいない筈。全体的に株価に関する注目度は低い。

 

だから、安住財務大臣が突如、政府保有株を売却すると云っても、あっそ、ってな素っ気無い反応です。ふーん、復興も大変だし、売ればいいじゃんみたいな受け止め方。これ、実はとんでもないコトですよ。

 

 

 

 

先ず常識的に云って、株は安く仕込んで、高くなったときに売るのが原則。もちろん市場は勝手に動くから、往々にして安値で売って損して泣くこともある。だけど、現在みたいにじりじりと安値を更新しているような時期に株式売却を口にするとは、気が触れてるとしか思えない。国民の資産である政府保有株式をみすみす底値で叩き売る馬鹿がいるか。もし実行したらトンでもない暴挙です。

 

それにJTや東京メトロ等々、仮に数兆円の株式を売却したら、証券市場を急速に軟化させるのは必至。そりゃ一般市場で売却するわけではないだろうし、買いたい民間企業やファンドを見つけるのだろうけど、それにしても金額が馬鹿馬鹿しく大きい。欧米の金融界が荒れ、世界の株が弱含みだと云うのに、何とショッキングな発言か。安住の間抜けさに唖然とします。これだけ政府保有の優良株があるなら、それを担保にしてドンと国債を発行するのが筋。ほら見ろ、何十兆円だって国債なんか簡単に発行できるじゃないか。

 

話はかわるけど、花王が滅多打ちにあっている。昨日のデモには2000人の一般市民が集まり、フジへの番組提供を止めろとシュプレヒコールを上げた。巷では不買運動が広がっていて、一部のスーパーでは花王製品の大幅ディスカントまで始まっているらしい。大変な事件です。

 

ところが花王側からそれらしい声明もない。蛆虫の如き消費者や視聴者が何を云ってやがる、けっ、みたいな感じで横柄にふんぞり返っている。だけど、フジテレビに支払う年間600億円の広告宣伝費がブランド力向上や売上拡大に繋がらないどころか、反感と不買と売上減少を呼んでいる。いずれ利益を圧迫することは間違いない。株主の目から見たら、信じられないような愚かさです。

 

テメエ、俺の出資金を何だと思っていやがると、花王の全株主が激怒して経営陣をつるし上げても不思議はない状況なのに、そうはならない。これも金満国家、日本ならではの現象なのかしらん。やはり株価に対して極めて関心の薄い国民性なのですね。

 

 

 

 

 

 

posted by yohkan at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする