2013年04月05日

白川ぬらりひょんを斬って堂々の黒田節!

ついに生まれ変わった日銀が動き出した。侍、黒田が剣を抜いた。予想を遥かに上回る金融緩和策を発表して、世界をあっと云わせた。海の彼方から、日本が漸くその気になってくれたかと喜びの声が聞こえる。国際社会はわが国が世界経済にとっての機関車になる筈と、大いに期待しているのだ。

 

白川ぬらりひょんの金融緩和は小手先の誤摩化しだった。償還期限の近い短期国債を買い入れただけの偽装緩和ゆえ、金融のプロに嘘をあっさり見抜かれ、円高を招いてデフレを深刻化させた。その旧来路線をぶった斬り、180度方向転換した黒田総裁の決断を高く評価したい。長期国際の買入れは米連銀や英国銀行もやっている正しいデフレ回避策だ。

 

 

 

 

日銀の側面支援を受けて、アベノミクスによる経済効果が花開く。ぐんぐん上昇する株価が、国民の、いや世界の人々の頬を緩ませる。経済鎖国を主張する国家社会主義者なんてお呼びじゃないのだ。正しい金融・経済政策と構造改革、貿易自由化と市場競争の活発化が、われわれの生活を豊かにする。

 

もちろん、円安は困るアル!不当な為替操作ニダ!と支那や韓国は発狂するだろうが、知ったこっちゃない。特にパク徳政令やウィンドウズ海賊版によるシステムダウンなど、末期症状を呈している韓国にとって、円安は致命的な痛手とは思うが、これまで3年半、民主党政権の円高政策の影で、過度なウオン安を誘導してきたツケが回ってきただけだ。ざまあ見ろ、と云う他ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2013年02月07日

負け犬の白川総裁がヤケ酒を飲むなら・・・

白川総裁が辞任を発表した途端、円安が加速して株価がぐんぐん上昇している。投資家はもちろん、世界中が知っていたのだ。日銀の円高維持政策がわが国の景気低迷を長期化させたことを。疫病神の白川が消え去り、適任者が日銀の新総裁となれば、アベノミクスによる景気回復は確実だ。日本は復活する。

 

振り返れば、白川日銀の政策は償還間近な国債を買い入れるだけの偽装緩和だった。リーマンショック以降、欧米の中央銀行が通貨供給量を3倍に増やしたのに、日銀は決して実質的な緩和には踏み切らなかった。当然、相対的な円の価値は上昇する。実は輸出産業の破壊を狙った民主党と結託し、マスコミは韓国や支那への企業移転を煽るマスゴミと呼応した円高操作だった。特亜の国々だけが儲かった。

 

一方、日銀のデフレ維持政策は危険だと警鐘を鳴らし続けてきた人物がいる。米連銀のバーナンキ議長だ。同氏に対して、白川は国際会議の場で真っ向から反論した。日銀の政策こそがオーソドックスで正しい、方や米連銀の大量緩和策はいずれ制御不能なインフレを招くぞと主張した。仰天したのは世界の金融界だ。ミスターシラカワは気が狂ったかと疑心暗鬼を呼んで、円高と日本株売りに拍車をかけた。

 

 

 

 

表向きは辞任とは云うものの、白川の場合、デフレを進行させ経済を疲弊させた責任でクビになるだけの話だ。もともと能力も見識もない日銀職員がたまたま民主党の操り人形となって、総裁職を務めたに過ぎない。とは云え、負け犬として日銀を去るのは、白川もさぞ悔しいだろう。ま、酒でも飲め。全てを忘れて痛飲すればいい。でもな、バーナンキさんは貴様が落ち目になったのを笑っているぞ。

 

と、云うコトで忠告だ。「バー南紀」だけは立ち寄らない方がいい。歓迎されないし、馬鹿にされるだけだ。

 

 

 

 

 

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2013年01月24日

アベノミクス潰しか!?白川日銀の偽装緩和!

アベノミクスは3本の矢だ。財政政策、金融政策、成長戦略を束ねて強靭な経済を生む。いいじゃないかと思う。毛利元就の3本の矢と同じで、それぞれがバラバラでは強みを発揮できない。兄弟3人が一致協力し、総合力で日本経済を引っ張るのだと聞けば、こちらも素直に納得出来る。

 

但し、ホントに3本の矢が束ねられるのか、そこに不安がある。金融政策を預かる日本銀行には協力姿勢が見えないからだ。昨日発表された政府・日銀の共同声明「デフレ脱却と持続的な経済成長の実現のための云々」を読んでも、役人風の作文で世間の目を誤魔化す感が否めない。

 

そもそも安倍政権発足時、日銀による無制限の資産買取などで通貨供給量をどかんと増やす方針が示された筈だ。そうか、欧米の金融緩和大作戦に歩調を合わせるのか、大胆な財政出動を断行するのか、と世界が日本の復活に期待した。クルーグマン教授をはじめ、世界的な経済学の大先生たちがこぞって激賞した。

 

にもかかわらず、共同声明で明らかになったのは、資産買取は無制限ではなくて無期限。しかも今年は何もせず、2014年から資産買取基金をちょっぴり10兆円程度増やしますよ、と云ってるだけだ。しかも物価目標2%なる文言は入れたが、期限すら定めず、そもそも成り行きで上昇しそうなエネルギー価格も含むコアCPIを論じている。日銀側にやる気のないのが丸分かりだ。

 

日銀は緩和のフリだけで何もせず、政府は勝手に財政出動でも成長戦略でもやりやがれと、そっぽを向いたに等しい。まさに昨年春に発表した偽装緩和同様、言葉とは裏腹に締め付けを継続するから皆さんヨロシクね、と云っているとしか思えない。これで喜ぶのは、わが国から輸出市場を奪いたい支那や韓国くらいだろう。トクアノミクスに邁進する白川総裁の悪党ぶりがよく分る。安倍政権が何と云おうと、自分だけは正しいと信じているから始末に悪い。

 

 

 

 

2%の物価目標を述べたくらいで、自民党は日銀法改正を放り出す必要はない。その程度のインフレターゲットは他の先進諸国では常識の範疇だ。むしろ詐欺みたいな偽装緩和と言葉遊びで政府や国民を騙す日銀こそ、徹底的に改革すべきなのだ。もっとも法改正は兎も角、先ずは3月に悪玉総裁の首を叩き斬ると云うなら、それはそれで納得するけどさ。

 

 

 

 

 

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2013年01月17日

日銀の妖怪、白川ぬらりひょんを退治せよ!

わずか5年前のことだから、ご記憶の方も多いと思う。2008年3月、当時の福田政権による日銀の総裁選びを執拗に邪魔したのは民主党だった。政府が財務省出身の総裁候補を推薦する度に、日銀の独立性がどうたらこうたらと屁理屈を捏ね、財務省出身の人材を潰そうと血眼になった。結局、国会承認がないまま総裁は空席となり、民主党が推す白川副総裁が総裁代行を務めることになった。

 

民主党が白川氏を押したのは、国会を空転させるための党利党略だけでなく、政府寄りの総裁誕生を阻止して、金融政策を滅茶苦茶にする為だった。あるいは、それ以上の深慮遠謀があったのかも知れない。実際、白川総裁はその後3年に亘る民主党政権に忠誠を尽くし、日本の弱体化に多大の貢献を果たした。

 

白川日銀は民主党売国政権とはまさに阿吽の呼吸だった。ふにゃふにゃと掴みどころないの演技で世間の目を誤魔化しつつ、見せ掛けの緩和を繰り返しては、金融政策には限界があると嘆いてみせた。やったのは日本経済を苛め抜く、徹底的な円高とデフレの推進策のみ。喜んだのは特亜の国々だ。疲弊する日本を尻目に輸出主導の景気拡大に浮かれた。

 

さて、白川総裁の任期満了に向け、後任選びに話題が集中する。ところが驚いたことに白川氏自身もこれまでの態度を微妙に変化させ、再任への色気を見せているらしい。冗談じゃない。あと数ヶ月でいなくなると思うから国民はじっと我慢しているのだ。安倍政権が本気でデフレ退治に取り組む今、インフレ阻止だけを念頭に置く無能な日銀マンに総裁の資格があるものか。

 

 

 

 

民主党の選んだ日銀総裁など百害あって一利なし。日本を蝕む妖怪をいつまでものさばらしておいてはいけない。注意を喚起する意味で、以前に紹介した作画を再掲載する。ちなみに、ぬらりひょんは妖怪の総大将だそうだ。結構、怖い存在なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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2012年12月25日

アベノミクスを否定する大前研一は反日か!?

大前研一氏はビジネス論を語る人気者だが、どうやらいつも「日本は駄目だ」との考えが根底にあるようだ。つい何年か前も、外貨建て投資をしない日本人はバカだと公言していたが、日本経済は先細りで円も暴落するので、今のうちに海外市場の成長に賭けろ、と云う話だった。ソレを信じて外貨建て投資に踏み切った大半の人々が大損したと思うが、ご本人は平気な顔をしている。

 

さて、その大前氏が断言する。「無期限の金融緩和」や「200兆円の財政出動」を掲げる安倍総裁は日本経済の現状を理解していない。金融緩和を行っても無制限に資金を供給しても、個人にも企業にもニーズがないから、日本経済は再生出来ない。国の借金が対GDP比で300%を超えて、国債がデフォルトしてハイパーインフレになる。巷によくある安倍批判であり、無根拠な日本経済破綻論だ。

 

論破するのは簡単だ。国の借金と呼ぶが、政府の国債発行は余剰資金を吸い上げるだけ。政府は民間から吸収した資金を活用して、公共事業を進めてニーズを生み出せる。円札を幾らでも刷れる日本政府が円建て債務を抱えても、デフォルトのしようがない。そもそも僻地の最貧国じゃあるまいし、膨大な生産供給能力を要する先進国の日本で、ハイパーインフレは起きっこない。政府債務の対GDP比はGDPが拡大することで解決出来る。

 

こう考えると、日本経済破綻論なんて成り立たず、大前流の破綻論そのものがあっさり破綻する。なぜ大前氏がこんなつまらない主張をするのか不明だが、やはりビジネスが理由か。売文業が売上を伸ばそうと思えば、一般人の恐怖を煽るのが手っ取り早い。破綻する、地獄を見る、こう云った脅し文句を散りばめて、無知な読者を惹き付ける商売だ。あるいは単に反安倍勢力のひとりなのか。

 

安倍政権が始まったわけでもないのに、メディアはアベノミクスを執拗に批判するが、結局のところ、円安による日本の輸出競争力の復活が困る、日本が好況を迎えたら面白くない、日本のGDPが拡大するのは危険だ、と云ってるようにも聞こえる。まさに支那や南北朝鮮の真意が丸出しで、反日メディアの裏側が見える気がする。

 

 

 

 

大前氏はメディアが何を望んでいるか察して、言葉にする能力に長けているのかも知れないが、是非「お、お前は反日か!?」と尋ねてみたい。たぶん「違う!反日じゃない!」と胸を張るだろう。そして、きっとこう云う。「俺は、オオマエケンイチだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

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2012年11月21日

デフレ退治だ!白川総裁の首をぶった斬れ!

今年の4月、米ワシントンで講演した日銀の白川総裁は「日本人は将来の財政状況への不安から支出を抑制し、それが低成長と緩やかなデフレの一因になっている」と述べた。現実と乖離した頓珍漢な説明だが、民主党政権が消費税増税の拠り所とした主張でもある。デフレ脱却に向け何ら有効策の打てない大馬鹿政府の公式見解と思えば、これも致し方ない。

 

ところが白川は余計な台詞を付け加えた。「膨大な通貨供給の帰結は、歴史の教えに従えば、制御不能なインフレだ」と述べたのだ。これには居並ぶ米連邦準備理事会のメンバーが仰天した。通貨を大量発行して、デフレ経済への転落回避を図る彼らの政策を真っ向から否定して、お前ら、そのうちインフレ地獄に陥るぞ、と脅したようなものだからだ。

 

仮にわが国がまともな金融政策を採用し、着々とGDPを拡大中なら、白川が胸を張って自説を披露してもかまわない。しかし、何故かデフレ期に緊縮政策を続け、好んで経済を萎縮させる日本の異常さに国際社会は呆れている。何ら説得力がないどころか、無意味な挑発でバーナンキ議長を激怒させたに違いない。

 

早速、数日後、バーナンキ議長は記者会見で、大胆な大量緩和策を自画自賛した上で、鼻息も荒くこう述べた。「日本のような悪いデフレ状況には絶対に陥らない!」そう、真っ向から間抜けな白川を否定してみせたのだ。バーナンキ氏も権威ある学者ゆえ、品のない発言はしないが、これがプロレスなら、「白川め、生意気抜かしやがって!ぶっ殺すぞ!コノヤロー!」くらいのマイクパフォーマンスになった筈だ。

 

実際、米国経済は低調ながらも回復過程にあり、本年度の名目GDPはもちろん、実質GDP推定値でも既に2007年、即ち金融危機以前の水準を上回り、13兆6千億ドルに達する。通貨供給量を危機以前の3倍に増やし、ドル安誘導で輸出を活性化しつつ、毎年2%程度の適度なインフレを維持している。

 

方やわが国の経済成長率はと見れば、異常な円高でドルベースでは一応堅調に見えるものの、円ベースでは本年度の名目GDP推定値が475兆円と、2007年の513兆円を遥かに下回る体たらくだ。物価水準も今年はかろうじて+−トントンになるかならないかのレベルで、1%のインフレターゲットなんて絵に描いた餅だ。

 

日米民主党政府の財政政策の違いもあるが、米連銀と日銀の実力差があまりにも大きい。口先だけの通貨供給増で、デフレを放置する白川みたいな脳足りんは、バーナンキ先生の爪の垢でも飲むべきだ。いや、早々にクビにすべきだろう。安倍総裁の打ち出す真っ当なデフレ対策にケチつけるような馬鹿に、中央銀行の独立性もへったくれもあるものか。

 

 

 

 

白川は2008年当時、参議院で多数野党だった小沢民主党が日銀総裁に推した男だ。平凡で大人しく生真面目そうな印象だが、無闇な緊縮と円高で日本経済に壊滅的な打撃を与え、ひたすら支那や韓国の対外輸出産業に貢献した悪党だ。総裁として不適任だし、民主党政権と共に消え去るべき人物だと思わざるを得ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2012年06月18日

ギリシャはいつまでユーロにしがみつく気か!?

ギリシャの再選挙はND(新民主主義党)が辛勝した。わが国の報道ではNDを緊縮財政派と伝えるが、ちょっとした意訳だ。米英では彼らをPro-bailout派と呼んでいる。EUの緊急救済案受入れ派と云う意味だ。もちろん緊縮財政策も支援の条件になっているから、救済案受入れ派即ち緊縮財政派でも構わない。しかしNDは連立政権樹立にあたりEUと支援条件を交渉すると早速宣言した。つまり、取り敢えずユーロ圏に留まって借金するけど、緊縮策などの条件を緩和してくれるよう、EUに頼むと云っているわけだ。

 

一方、僅差で破れた左派急進連合は反緊縮財政派と呼ばれるが、では如何にして国家財政を建て直すか、何ら提言はなかった。にもかかわらず、緊縮財政への反感を煽ったら人気が沸騰して、あわや勝利の目前まで行った。沢山借りたら借りた方が強い、金貸しのEUに好き勝手を云われる筋合いではない、と云ったら大受けした。さあ殺せと開き直れば、離脱されると困るEUが大幅譲歩する筈だと云う、身勝手な主張だった。

 

つまり勝ったNDも負けた急進左派もユーロを離脱する気はなく、取り敢えずEUから借金する前提で大差はなかった。支払い猶予や緊縮政策の緩和を認めてもらう為、EUと話し合うか、あるいは、あっさり開き直るか、そのだけの違いだった。もちろんEUやIMFや民間の金融機関など貸し手側から見れば、一応話くらいは出来ないと困るし、前者のほうが後者よりずっと安心だ。でも、冷静に考えれば、貸し込んだ金が戻る可能性はないし、そもそもギリシャには借金を返すアテが全然なく、返済する気もなさそうだ。

 

ギリシャの経済規模は約30兆円で、大阪府と同じくらいのなのに、現状の国家債務は40兆円を超している。さらに今回の選挙結果を得て、EUから10兆円を上回る新規融資を受ける予定にだ。緊縮財政なんて何の解決にもならないし、この金を働かない国民が貪り喰って、無一文になれば、また金を貸せとゴネるのだろう。とんでもない借り手だ。貸し手が気の毒になる。

 

 

 

 

ギリシャが本気で再建を図るなら、ユーロを離脱して自国通貨で経済運営することこそ解決策だ。もちろんドラクマは暴落するだろうし、国民生活は一時的に貧しくなるが、弱小国が経済成長を果たそうと思えば、通貨安こそを武器にするしかない。ギリシャ国民がそこに気付かないのか、気付かぬフリをしてるのか、このままじゃますます貧しくなるだけだ。いつまでユーロにしがみついてもどうなるもんじゃない。神殿を廃墟にする神経だから、ギリシャは神様にも見放されるのだ。

 

 

 

 

 

 

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2012年05月17日

ユーロ離脱!ギリシャは裸一貫でやり直す!

ギリシャ総選挙後の連立交渉がこじれて再選挙が実施されることになった。来月、反緊縮財政派が圧勝するのはほぼ確実だ。借金を返す気もなければ、労働意欲も無いお国柄は困ったものだが、ギリシャ国民は幾ら財政を圧縮しようと解決にならないことを直感的に知っている。デフレ政策は経済悪化に拍車を駆けるだけだ。金詰りになった弱小国が問題を解決しようと思えば、韓国みたいに通貨安で乗り切るしかない。 共通通貨離脱は経済学的に正しい選択だ。

 

もっともユーロ離脱でギリシャ向け債権が紙屑になる可能性があって、これが欧州中央銀行や金融機関を悩ませる。でも、だからこそ債務の50%減免を実施したし、各行の実力に応じて充分な引当てもした筈だ。金融市場は損失を織込み済みだから、大した混乱も起きやしない。そもそもギリシャはとても小さな国で、大阪府か神奈川県くらいの経済規模しかない。ひっくり返ったところで、どうってことはない。

 

もちろん個別に損するケースは発生するが、もともと経済力皆無で生活水準が恐ろしく低く、なぜユーロ圏に入れるのか誰もが不思議がったギリシャを相手に金を貸したのだ。返して貰える確証もないのに、貸し込んだほうが悪い。市場は常に動く。次回はもっと真っ当な商売に励んで、損を取り戻せばいい。

 

ちなみに独仏などユーロ圏の主要国は、弱小国を抱えることで通貨価値を引き下げる輸出拡大作戦が通じなくなるのは嫌だろうが、いつまでもズルいことを考えちゃいけないのだ。わが国は異常な円高に歯をくいしばって耐えている。少しは見習えと云いたい。

 
さて、ギリシャが共通通貨ユーロを捨てて自国通貨ドラクマに戻せば、当然その価値は暴落するだろう。しかし、実はそれこそが経済の処方箋なのだ。人だって国だって、裸一貫になってこそ復活がある。もともと豊かな観光資源が売り物の国だ。通貨の安さを売り物にさらに観光客を呼び寄せて、本格的な経済復興を目指せばいい。

 

 

 

 

きっと多くの観光客が大昔の彫刻を見物して、ああ、そうだ、ギリシャは裸一貫だなと納得するだろう。踏み倒された債権だって忘れてやろうと云う気になる。 

 

 

 

 

 

 

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2012年04月01日

驚愕!日銀の白川総裁は妖怪だった!

数日前、参議院TVで財政金融委員会の質疑を見た。自民党の西田議員が正攻法でぐいぐい攻め、安住大臣もそれなりに防戦していた。なかなか白熱した議論で面白かったが、ちょっと気になったのが日銀の白川総裁だ。終始、のらりくらりと捉えどころのない言葉を続けるだけ。典型的な官僚型答弁で、もちろん議論は噛み合わない。見ているうちに、妖怪ぬらりひょんを思い出した。

 

 

 

 

妖怪辞典によると「忙しくしている家に上がり込んで、お茶を飲むなど自分の家のようにふるまう。まるでその家の主のように見えてしまうため、誰も不審に思わない」のが、ぬらりひょんの特徴だ。日本経済が混迷しているのに、ぬぼ〜っと日銀でお茶などすすっているが、総裁ゆえに気がひけるのか周囲も然程批判しない。捉まえようとしても、ぬらりとかわして逃げ、そのへんにひょんと現れて平気な顔をしている。まさに白川ぬらりひょん総裁だ。

 

財政金融委員会で総裁は、日銀の量的緩和政策は景気回復を下支えする効果があったと認めた。経済成長には家計所得も企業所得も両方増える事が必要だと云う点も認めた。ところが、従来の意図的なデフレ政策の間違いを絶対に認めないし、インフレ政策に舵をきるわけでもない。ぬらぬらと逃げるばかりだ。

 

誰が見ても、日銀は通貨供給の拡大に極めて消極的だ。リーマンショック以降、米連銀も英国銀行も欧州中央銀行も、保有資産高がそれまでの3倍近くに増えている。つまり、それだけ市中に大量の通貨を供給したのだ。にもかかわらず、日銀の保有資産は微増程度でほぼ従来水準のままだ。これだけ他主要国と通貨供給量が違えば円高になって当たり前だ。景気は一向によくならないし、通貨不足でデフレが続く。

 

振り返れば、白川氏を日銀総裁にと必死で押したのは民主党だ。自らも政権を奪取して経済破壊策を断行し、併せて白川率いる日銀にデフレ路線を取らせて、わが国を貧乏にする作戦だったに違いない。さらに飲酒問題をを取り沙汰された中川昭一大臣の会見でも、隣にすわり平然としていたのが白川総裁だ。実はああ見えて、とても恐ろしい人なのだ。

 

頼り無さそうな表情だが、ぬらりひょん総裁を舐めてはいけない。ゲゲゲの鬼太郎では、ぬらりひょんこそ「日本妖怪の総大将」だ。

 

 

 

 

 

 

 

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2011年12月14日

えええ!ユーロ崩壊でお宝が誕生するって!?

「崩壊」と云う言葉には大変なインパクトがある。崩れて壊れるとなりゃ、ボロボロでガタガタだ。よろよろと足元もおぼつかない。気を失って、ひっくり返りそうだ。ああ、もう駄目だ。がっくり膝を落として泣けてくるイメージだ。

 

しかもユーロ崩壊となれば、この世の終わりみたいな感じすら漂う。ついこの間まで、ドルに次ぐ第二の基軸通貨と謳われた、あのユーロだ。遂に歴史と伝統文化のヨーロッパが壊滅するのか。欧州統合の夢は潰えるのか。ああ、もう駄目だ。ここでもう一度、膝を落として涙する。

 

いやいや、ちょっとお待ちなさい。別に泣くことはないのだ。ユーロがどうなろうと別にこの世の終わりじゃない。加盟国が協力して築き上げた共通通貨だもの、立ち行かなくなれば崩壊と呼ばれてもおかしくはない。でも、ユーロが露と消えても、然したる影響なんぞ有りゃしない。

 

 

 

 

共通貨幣の流通がはじまって10年、今はユーロが当たり前になったが、ドイツはマルク、フランスはフラン、イタリアはリラとそれぞれ国の旧通貨に戻るだけの話だ。そもそも貨幣流通開始の直前まで、ユーロなんて本当に成り立つのかと誰もが疑心暗鬼だったのだ。

 

だから、各国の中央銀行には自国の貨幣が大量に備蓄されている。しかもユーロと各国通貨の交換レートは統合前に定められている。例えば1ユーロ=1.95583マルクと決まっている。簡単に元に戻せる。直ぐにしないのは、欧州中央銀行の後始末と決済システムの整備など事務作業の時間を稼ぐためだろう。

 

今から思えば、それぞれが独立国家でありながら、国家主権たる通貨政策を放棄するなんて発想が無茶だったのだ。ユーロ紙幣やユーロ硬貨を持ってるひとは大事にするといい。いずれコレクターズアイテムとしてお宝になる可能性がある。

 

 

 

 

 

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