環太平洋戦略的経済連携協定が本年末に発効する。米国が抜けてTPP11 となったが、日本主導で自由貿易圏が構築出来た。われわれ消費者が享受出来るメリットを思うと、心が踊る。
で、ふと気付く。アメリカに支配される、あるいは国内農業が壊滅する、と虚構の恐怖説を垂れ流したTPP反対論者がやけに静かだ。うふふふ、メンツ丸潰れで、彼らは瀕死状態に陥ったか。
と思えば、いやいや、そうでもないらしい。近頃、食料自給率ガー、遺伝子組換食品ガーと叫び、既に今春、正式決定した種子法廃止にイチャモンをつけて騒ぐのは、TPPに猛反対した連中だ。
彼らにとって、反対すべきネタはTPPでも種子法廃止でも何でもいい。守りたいのは、農水省と農協がタッグを組んで市場を独占支配する、旧ソ連のコルホーズにも似た社会主義農政なのだ。
もっと大袈裟に云うなら、全経済活動を官僚が差配し、既得権益団体だけが甘い汁を吸う、戦時体制下で生まれた特殊な利権構造を継続したいのだろう。自由主義なんぞ糞喰らえ的な発想だ。
云うまでもなく、国家社会主義者の主張は嘘まみれだ。種子法の廃止で外資が進出し、農家の経営が圧迫されるとか、遺伝子組み換え作物が広がるとか、TPP反対論同様の無根拠なデマだ。
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2018年11月11日
2018年03月09日
祝、TPP11正式合意!
8日午後、わが国をはじめとする11カ国がチリの首都、サンティアゴで署名式を行い、環太平洋経済連携協定「TPP11」に正式合意した。
参集した日本、豪州、カナダ、チリ、マレーシア、メキシコ、ニュージーランドなど11カ国のGDP合計は、世界全体の10%を超える。
米国の交渉離脱は残念だが、既に復帰を考慮中と聞く。仮に加盟すれば、TPP12カ国のGDP総計は世界全体の40%にも達する。
英国や台湾や韓国も、TPP参加の可能性を打診中とか。韓国を除けば、他国が「バスに乗り遅れるな」と前向きになるのは結構だ。
いずれにせよ、大規模な経済圏が発足して、自由で公正なルールに基づくモノやカネや人の域内移動が活発化する。加盟国の経済は発展し、生活はより豊かになる。
わが国の消費者にとっては、輸入食材等の価格低下や選択肢の広がりが嬉しい。従来の輸出企業のみならず、全産業にとって市場拡大が追い風だろう。
TPP11発足は、安倍政権の巧みな外交力によるものだ。昨年末の日・EU間のEPA交渉妥結に続く快挙を、国民として大いに称え、これを祝いたい。
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参集した日本、豪州、カナダ、チリ、マレーシア、メキシコ、ニュージーランドなど11カ国のGDP合計は、世界全体の10%を超える。
米国の交渉離脱は残念だが、既に復帰を考慮中と聞く。仮に加盟すれば、TPP12カ国のGDP総計は世界全体の40%にも達する。
英国や台湾や韓国も、TPP参加の可能性を打診中とか。韓国を除けば、他国が「バスに乗り遅れるな」と前向きになるのは結構だ。
いずれにせよ、大規模な経済圏が発足して、自由で公正なルールに基づくモノやカネや人の域内移動が活発化する。加盟国の経済は発展し、生活はより豊かになる。
わが国の消費者にとっては、輸入食材等の価格低下や選択肢の広がりが嬉しい。従来の輸出企業のみならず、全産業にとって市場拡大が追い風だろう。
TPP11発足は、安倍政権の巧みな外交力によるものだ。昨年末の日・EU間のEPA交渉妥結に続く快挙を、国民として大いに称え、これを祝いたい。
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2016年01月29日
2016年01月23日
くたばれ、センテンススプリング!
環太平洋経済協定TPPには、市場規模の拡大はじめ多くのメリットがある。一般商取引における法律やルールの明確化もそのひとつだ。
法律が法律として機能せず、役人が法を超越した権限を好き勝手に振るう、半法治国家の日本にとって、社会環境の改善上、TPP締結はまたとないチャンスだ。
ところが、法律やルールにきっちり則った事業活動のみが許される環境になると、途端に困るのが、闇の勢力による後ろ暗いビジネスだ。
売春防止法があってもソープランドが林立し、賭博禁止法があるのにパチンコ屋が繁盛するのは、半法治国家ゆえなのだ。
従い、闇の勢力は、全力でTPPを潰そうと悪あがきする。締結間近と聞けば、国会審議の停滞と担当大臣の更迭を狙い、醜聞すらでっち上げる。
週刊文春が突如、報じた甘利大臣の収賄問題は、告発した匿名の建設会社が金銭授受場を録音し、しかも札の番号を記録していたとか。如何にも「嵌めました」と云わんばかりで、話が出来過ぎだ。
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法律が法律として機能せず、役人が法を超越した権限を好き勝手に振るう、半法治国家の日本にとって、社会環境の改善上、TPP締結はまたとないチャンスだ。
ところが、法律やルールにきっちり則った事業活動のみが許される環境になると、途端に困るのが、闇の勢力による後ろ暗いビジネスだ。
売春防止法があってもソープランドが林立し、賭博禁止法があるのにパチンコ屋が繁盛するのは、半法治国家ゆえなのだ。
従い、闇の勢力は、全力でTPPを潰そうと悪あがきする。締結間近と聞けば、国会審議の停滞と担当大臣の更迭を狙い、醜聞すらでっち上げる。
週刊文春が突如、報じた甘利大臣の収賄問題は、告発した匿名の建設会社が金銭授受場を録音し、しかも札の番号を記録していたとか。如何にも「嵌めました」と云わんばかりで、話が出来過ぎだ。
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2015年10月20日
「聖域」を守ったんだろうけど・・・
TPP交渉の合意による輸入関税撤廃品目を政府が発表した。約2300品目以上に及ぶ農産物のうち、撤廃するのは8割のみだ。
農水省が国家独占貿易を続けるコメや牛肉など5分野の「聖域」に属する、400以上の品目は関税が維持される。驚くなかれ、「聖域」品目の関税撤廃率は僅かに3割しかない。
何だ。それ?と拍子抜けする。TPPは、全品目の関税障壁を取っ払い、域内貿易の完全自由化を謳った筈じゃなかったか?
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農水省が国家独占貿易を続けるコメや牛肉など5分野の「聖域」に属する、400以上の品目は関税が維持される。驚くなかれ、「聖域」品目の関税撤廃率は僅かに3割しかない。
何だ。それ?と拍子抜けする。TPPは、全品目の関税障壁を取っ払い、域内貿易の完全自由化を謳った筈じゃなかったか?
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2015年10月06日
TPP大筋合意、ばんざ〜い!
2015年05月13日
2015年04月21日
TPP締結に向け、頑張れ安倍政権!
20日に終了する予定だったTPPの日米閣僚級協議が深夜に及び、21日午前3時に終了した。 残念ながら合意には至らなかったが、幸いにして日米間の差が相当縮まった様子だ。
こう書けばお分かり頂けると思うが、当ブログはTPP推進派だ。賛成の理由など、過去に散々述べてきたので、ここでは繰り返さない。
但し、TPP交渉を果敢に進める安倍政権への応援の意味で、イラストを纏めて掲載する。
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こう書けばお分かり頂けると思うが、当ブログはTPP推進派だ。賛成の理由など、過去に散々述べてきたので、ここでは繰り返さない。
但し、TPP交渉を果敢に進める安倍政権への応援の意味で、イラストを纏めて掲載する。
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2015年01月17日
3本目の矢でJA全中を射抜く!
「JA全国中央会には脇役に徹していただきたい」と、安倍総理が発言した。あれ?つい半年ほど前の規制改革会議で、JA全中の「廃止」を提唱した筈じゃないか。
改革を後退させず、是非、廃止させたい。「脇役」と称して、あんな組織を生き延びさせてはいけない。3本目の矢で、JA全中の胸をぶすりと射抜こう。
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改革を後退させず、是非、廃止させたい。「脇役」と称して、あんな組織を生き延びさせてはいけない。3本目の矢で、JA全中の胸をぶすりと射抜こう。
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2014年06月01日
農協を廃して社会主義農政と決別する!
社会主義は非効率と停滞を招くだけでなく、国民の自由と活力と奪い、特権階級の官僚は腐敗する。90年代初頭にソ連と東欧圏の社会主義国家が次々に瓦解したのは、国家経済が衰弱したからだ。
日本も一応は資本主義国家だが、戦時中の国家社会主義による悪弊があちらこちらに残り、健全な経済成長を阻む。スターリン型共産主義に憧れた軍部や官僚が作った時代錯誤の統制システムが、形を変えて温存されているのだ。
最たるモノが農政で、市場を無視した日本型社会主義の典型だ。嘘っぱちの食糧自給率を楯に、農水省は、米・小麦・バターや豚肉等々に異常な高関税を課して、国家独占貿易を進めて肥え太り、さらには無謀な減反政策で水田を破壊してきた。まさに官僚の腐敗を絵に描いたようだ。
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日本も一応は資本主義国家だが、戦時中の国家社会主義による悪弊があちらこちらに残り、健全な経済成長を阻む。スターリン型共産主義に憧れた軍部や官僚が作った時代錯誤の統制システムが、形を変えて温存されているのだ。
最たるモノが農政で、市場を無視した日本型社会主義の典型だ。嘘っぱちの食糧自給率を楯に、農水省は、米・小麦・バターや豚肉等々に異常な高関税を課して、国家独占貿易を進めて肥え太り、さらには無謀な減反政策で水田を破壊してきた。まさに官僚の腐敗を絵に描いたようだ。
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