幸いにして本人は命こそ取り留めたものの、両脚の複雑骨折を含む大怪我を負ったと聞く。救出後、直ちに現場近くの病院に運ばれ、緊急手術を受けている。
現時点で事故原因は不明だが、本人に飲酒や薬物の影響はなかったそうだ。捜査関係者によれば、下り坂を高速で走行中に制御不能となったものらしい。
事故発生場所はロサンゼルス郊外のランチョ・バロス・バーデスと呼ばれる高級住宅地だ。眼下に美しい海が広がる小高い丘陵に、瀟洒な家屋敷が並ぶ。
坂道は多いが、完璧に舗装された自動車道路の幅は広く、事故を誘発する危険な箇所はない。住民にせよ、来訪者にせよ、気持ち良くドライブが楽しめる地域だ。
常人離れした運動神経を持つ有名アスリートゆえ、運転中の操作ミスは考え難い。そうであれば、クルマに何らかの欠陥があったかと推測するのは当然だろう。
本邦マスゴミは一向に報じないが、タイガーが事故時に運転していたのは、韓国の現代自動車製「ジェネシスGB80」なるSUVで、同社では高級な部類とか。
普段はベンツやレクサス、ポルシェに乗る人物が、なぜ、よりにもよって韓国車なんかに?と思うが、事故の数日前に男子ゴルフ大会を催したのが現代自動車だった。
大会ホスト役として招かれたタイガーにすれば、一時的とは云え、スポンサー提供のクルマに乗らざるを得なかったのが、不運の極み。何とも気の毒でならない。
無論、エンジンやブレーキのトラブルでリコールを頻発させる現代自動車の製品とは云え、今回の事故がジェネシス車に起因するとは決め付けられない。
但し、頑丈で大きい車体が運転者や同乗者を守るべきSUVにもかかわらず、「ジェネシスGB80」は重量に見合う衝突安全性や剛性を持たないことが分かる。コレは明らかな欠陥だ。
かって極度な販売不振で日本市場から撤退した現代自動車は、来年にも日本再上陸を果たすと発表しているが、是非ともソレだけは勘弁して欲しい。
広いアメリカなら、単発の交通事故で済むとしても、狭い日本では周囲を巻き込む大惨事に発展する。後進国製の危ないクルマは遠慮してもらうしかない。

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