2013年07月19日

米デトロイト市に破綻の構図を見た!

米デトロイト市が破綻した。2兆円近い債務を抱えて、資金繰りに行き詰まり、連邦破産法9条を申請した。

 

市の財政は最悪だった。GMなど地元企業の不振により、年々落ち込む税収はその殆どが年金と福祉に消える。まともな市政が賄える筈もなく、学校を閉鎖し警察や消防の人員を圧縮した。街灯の半分を消した。そして、暗い町は寂れ果てた。市の人口は半減した。

 

デトロイトは長年、米自動車産業の輝ける象徴だったのだが・・・

 

 

 

 

何とクルマの町は、火のクルマになっていたのであった。あちゃ〜。

 

つまり、財政悪化を理由に、緊縮などしたって最後は潰れるってコトだ。成功体験を捨て、改革を断行し、産業を振興し経済を活性化して強く豊かにしなくちゃならない。ぶら下がる住民連中を甘やかしたら、地獄にまっしぐらだ。

 

デトロイトの失敗はわが国の自治体運営にとっても、貴重な教訓になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2013年07月11日

戦時徴用の賠償?ふざけてないで、米国に学べ!

「戦時強制労働補償請求法」、通常、提案者である民主党上院議員の名を取ってヘイデン法と呼ばれる天下の悪法があった。1999年にカリフォルニア州で成立するや、シーメンスやフォルクスワーゲンなどの独企業と共に、三井・三菱・住友などわが国の代表的企業が次々と提訴された。戦時徴用に対し賠償せよと云う集団訴訟だ。

 

カリフォルニアに続けと他州でも同様の動きが出て、テキサス、フロリダ、ジョージアなどでヘイデン法に類似の法律が成立した。悪徳弁護士の暗躍もあり、集団訴訟が大流行りになった。独企業を訴えたのはユダヤ系団体だが、日本企業を訴えたのは云わずと知れた支那系、朝鮮系団体だ。

 

有名なのが支那系の「抗日戦争史実維護会」で、中共政府から受ける潤沢な資金を使って組織的な反日訴訟を繰り広げた。この会から多額の政治献金を受け、対日批判の急先鋒となったのがマイクホンダ議員だ。また同組織が大々的に宣伝したのが、アイリスチャンのトンデモ本「ザ・レイプ・オブ・南京」だ。

 

もっともヘイデン法による集団訴訟は、一時的に大騒ぎになったものの、意外にもあっさり頓挫した。2000年の大統領選で、クリントン民主党からブッシュ共和党に政権交替が決まるや、サンフランシスコ条約で日本の賠償は済んでいる、法の不遡及の原則に反する、日本に対して敵意を煽る行為はおかしい等々、至極常識的な声が大勢を占めるようになったのだ。

 

2003年、カリフォルニア高裁は、合衆国の外交権に反するとの理由で、ヘイデン法を「憲法違反」と司法判断した。原告側から幾度か再審請求があったが、2006年には合衆国最高裁が正式に却下したため、以降、アメリカの司法当局と裁判所に、戦時徴用の賠償を提訴することは出来なくなった。ちなみに慰安婦問題も同様の扱いで、最早、米国では訴訟対象になり得ない。

 

さて、韓国高裁が戦時徴用に対する個人請求権を認めたと聞いて、仰天する。かって敵国として戦ったアメリカでさえ、平和条約により日本は全ての賠償を終結させたと認め、つまらぬ訴訟を却下しているのだ。大日本帝国の一部だった朝鮮半島で敵対行為があるわけもなく、そもそも財産請求権なら1965年の日韓基本条約ですべて済んでいるではないか。

 

 

 

 

韓国は所詮、後進国なのだから、先進国の判例をよく勉強すべきだ。戦時徴用に対する個人賠償請求法を憲法違反としたアメリカの裁判所に学べ。国家の外交を重視し、司法の暴走を断じて許さなかったブッシュ大統領の指導力に学べ。と、まあ、こう云っても、あの朴クネじゃ意味ないんだろうなとは思う。何しろ、くるくるぱ〜なんだもの。

 

 

 

 

 

 

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2013年06月10日

オバマが習近平にベンチを贈呈した理由!

カリフォルニアの保養地で、ひっそりと米中首脳会談が行われた。非公式会談であったためか、然程メディアも騒がない。中身が気になったので、ホワイトハウスのプレス発表を読んでみた。安全保障問題担当のドニロン大統領補佐官によるブリーフィングと質疑応答が、こちらだ。http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2013/06/08/press-briefing-national-security-advisor-tom-donilon

 

7日の会談と晩餐会、8日のプライベートミーティングと茶会で、計8時間、首脳同士が顔を合わせた。会談では互いの経歴などの自己紹介、それぞれの国内政策や外交政策を披露しあい、相互協力の可能性を探ったそうだ。云ってみればお見合いか。主たる話題は、北朝鮮の非核化とサイバー問題の世界的なルール作り。他には地球温暖化などの環境問題、TPPを含む通商関係も話し合われたと云う。

 

おい、尖閣はどうなった?と、コレがわれわれの関心事だが、ドニロン氏によるブリーフィングには出て来ない。但し、後半の質疑応答で、「日支間の緊張につき話は出たのか?」との記者の質問に対し、こんな風に応えている。

 

「昨晩、ディナーの際、尖閣諸島について結構長く話しましたよ。ご存知の通り、合衆国の基本的な考え方は他国の領土主権問題についてどうこう云うものじゃありません。しかし、大統領は昨晩、この件に関して3つ述べました。当事者間で緊張を緩和すべきこと、外交チャネルを通じ対話すべきこと、東支那海における武力衝突を避けるべきこと。これが昨晩の会話の要旨です」

 

何だ、それだけか、とちょっと拍子抜けする。日米安保ってモノがあるんだぞ、チャンコロの軍隊なんぞ即座に壊滅させるぞ、とでもオバマさんが凄んでくれれば良かったに、と思う。しかし、客人を招き、マオタイ酒で乾杯し、ロブスターやステーキを堪能しながら、大統領たる者がそんな脅し文句を云うわけがない。穏当な見解を示して当然だ。

 

ちなみにホワイトハウスの発表には、習近平主席が領有権を主張したとか、太平洋は2大国の空間だと海洋進出の野心を表したとか、そんな記述はない。支那中共政府の発表ではそういう話かも知れないが、パームスプリングの写真では、終始リラックスした表情のオバマ氏に比較して、習氏はどこかオドオドと極度に緊張した感じがする。朴訥な田舎のとっつあん風で、胸張って主張を押し通す人物には、とても見えない。

 

さて、結局のところ、この非公式会談とは一体何だったのか。プレス発表では、2期目を迎えたオバマ大統領と就任早々の習近平国家主席が顔合わせして、今後の協力関係を築いていこう、こんな趣旨だったと説明する。しかし米側の本音は、キンペイがどんな男かちょっと見てやろう、みたいな軽い気持だったのではないか。

 

 

 

 

 

オバマ氏から習氏へのプレゼントは、カリフォルニアで採れる木材、redwood製のベンチだった。互いの距離を縮めよう、そんなメッセージを込めた贈り物なんだろうが、お前はまだまだ世界の外交舞台に出る器ではない、当分ベンチを温める役だな、と云うニュアンスも感じられる。

 

 

 

 

 

 

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2013年02月23日

日米首脳会談、昭恵・ミシェル両夫人の姿なし!

安倍首相がワシントンに到着した。米メディアは鳩山・菅・野田などの来米を殆ど無視してきたが、今回は様子が違う。TVニュースは、安倍・オバマ会談で北朝鮮の暴発や支那の軍事挑発への共同対処に加え、シェールガスの対日輸出やTPP交渉への参加などを討議すると報じている。

 

ワシントンには諸外国の首脳がひっきりなしに訪れるためか、普通、条約締結の式典やド派手な晩餐会など目を引くイベントがないとあまり一般向けニュースにはならない。例外的にしっかり報道するのは大統領府の意向だろうし、オバマ政権は日米関係強化を謳う安倍首相の来米を歓迎している様子で、安心した。

 

さて、Wall Street Journal電子版が、'Japan's First Lady Skips D.C., Cites Mrs. Obama's Schedle'と題し、愛妻家で有名な安倍氏が夫人を伴わず来米したコトを驚く調子で伝えた。理由はオバマ夫人に先約があり日程上の都合がつかなかったからだと書く。夫人同伴の来客を迎えるのに、ホスト側の夫人が不在では格好がつかないし、訪問する側だって気まずい。と云うコトで、首相の単独訪問になるのは常識的な判断だ。

 

ところが、この記事のコメント欄に寄せられた読者の意見が面白い。日本のファーストレディに対し、オバマ夫人は何たる無礼を働くのだ、スキーやショッピングやパーティにうつつを抜かすくせに日程調整も出来ないのか、と厳しい非難の言葉が並ぶ。上品で優美な昭恵夫人に会えば、恥をかくのがオチだと云う皮肉や、コレじゃアメリカの外交が上手くいかないのも当たり前だと自嘲の声、中には人種差別丸出しでミシェル夫人を蔑むコメントまである。

 

三大ネットワークなど米メディアは民主党支持に偏る傾向があって、オバマ大統領をひたすらヨイショする。褒めるのは大統領本人にとどまらず、お洒落だ、ゴージャスだとミシェル夫人を賛美しまくる。それが反作用を招くのか、世間では夫人の評判が極めて悪い。マナーがない、非常識だ、ファッションセンスがないと批判が絶えないし、生理的反感すら抱く人までいるらしい。オバマさんには気の毒だが、米国民が描くファーストレディの姿にそぐわないと云ったところか。

 

そう云えば、なかなか堂々とした振る舞いで海外でも好印象を与える昭恵夫人だが、国内ではいろいろな発言が物議を醸したりもする。安倍さんの政治姿勢に反するとの批判も聞く。首相は国政のトップでも、夫人は一般人だからそう目くじら立てる意味はないと思うが、これまた日本のファーストレディとして相応しくないと考える国民もいるのだろう。

 

 

 

 

こういうご夫人方なので、ミシェル夫人の都合は単なる言い訳で、実は安倍・オバマ両氏双方から男だけで話そうや、と云うことになったのかも知れない。国防や経済やTPPなど真剣に語るべき議題が山ほどある首脳会談だ。腹を割って話そうと思えば、女性抜きの方がいい。カミさんが男の仕事に口を挟むと、何事もややこしくなったりするモノだ。

 

 

 

 

 

 

 

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2013年01月31日

州議会も困ったか?無意味な慰安婦決議!?

全米国勢調査によると韓国系アメリカ人の人口は170万人に上る。その大半が90年代以降の新移民で、今でも韓国との繋がりが極めて強い。韓国系が集中して居住するニューヨークやロサンゼルスなどの地域で、彼らの選挙権と影響力を利用して、韓国政府が反日行動を激化させている。例えば、ニューヨーク州議会上院で採択された慰安婦問題の決議はその典型だ。決議書の原文はこちらを参照して欲しい。open.nysenate.gov/legislation/bill/J304-2013

 

決議文書J304-2013を翻訳するとこうなる。

 

「世界に『慰安婦』として知られる人々を追悼する、ニューヨーク州内の記念碑に関する立法府の決議は以下のとおり。

 

1930年代から第二次大戦に至る、日本のアジア太平洋地域の植民支配と戦時占領下で、約20万人の若い女性が強制的に従軍慰安婦制度に徴用されたこと;

 

2012年、6月16日、ニューヨーク州ウェストバリーのアイゼンハワー公園の復員軍人記念館にて、犠牲者の名誉を偲ぶ慰安婦の碑が設置されたこと;

 

米国内にて二番目にあたる同記念碑が、慰安婦が耐えた苦しみを象徴し、慰安婦制度における人道に対する罪を思い起こさせること;

 

ニューヨーク州内の記念碑は、歴史上の重大な出来事をより広く認知させるため設置されたと理解するのが、立法府の習わしであること;

 

国連の報告によれば、現在も世界中で240万人もの人々が人身売買の対象とされ、犠牲者の80%は性奴隷として搾取されていること;

 

以上の前提に立ち、次のとおり決議する。

 

本立法府は、世界に『慰安婦』として知られる人々を追悼する、ニューヨーク州内の碑を記念すべきか、審議を差し控える。

 

本決議の写しを公式文書として、韓国系米人公報委員会、カフェンバーグホロコースト支援センター、韓国系米人「市民の権利拡大」団体に送付する。」

 

但し、本文をご覧になればお判りのとおり、決議のひとつめは、

 

that this Legistlative Body pause in its deliberations to memoraialize a Memorial Monument in the State of New York・・・・

 

と綴られており、pause in its deliberation は「審議を止める」と云う意味だけでなく、to memoraialize a Memorial Monument との繋がりで「記念碑を偲び、審議において沈黙する」と云うニュアンスも醸し出す言葉だ。

 

察するに、韓国系米人団体がホロコースト支援団体も巻き込み、ニューヨーク州に設置した慰安婦の碑を大々的に宣伝しようと、何らかの対日非難決議を求めて州議会に捻じ込んだのではないか。困った州議会は韓国人団体の主張を取り入れつつも、曖昧な表現で文書を纏めて一件落着にしたかったように思えてならない。実際、この決議は何を目的にしているか意味不明だし、従軍慰安婦制度や植民地支配などの表現は兎も角、日本に対する非難の言葉はどこにもない。

 

 

 

 

それにしても、州議会にこんな無意味な決議書を出させるなんて、韓国系米人の反日運動は迷惑千万な話だ。しかも、新移民が流入する以上、運動はさらに燃え広がる怖れがある。従い今こそ、米国をはじめ世界に誤解を与える河野談話を完全に否定し、慰安婦が軍人相手の高級売春婦であった事実を拡散しなければならない。日本政府は広報宣伝により予算をかけるべきだ。これは情報戦なのだから。

 

 

 

 

 

 

 

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2012年12月09日

緊急拡散希望!シーシェパードを締め上げろ!

シーシェパードは海のテロリストだ。悪逆の限りを尽くす山のテロリスト、アルカイーダと似たようなものだ。方や海の環境を守れ、方やイスラムの伝統を守れと、もっともらしい主張をするが、騙されちゃいけない。あいつらは単なる犯罪者集団であり、行動目的は金儲けだ。

 

シーシェパードの実態を見るがいい。鯨の知能指数が高いと、その一言で胸が締め付けられる薄ら馬鹿や、わが国への憎悪に燃える反日連中から莫大な寄付を得て、優雅に暮らす海賊だ。潤沢な資金で重装備の船を仕立て、日本の捕鯨調査船を攻撃するかと思えば、イルカ漁の伝統を守る大地町で、罪も無い漁民に危害を加える。

 

本来なら海上保安庁が、いや、わが日本海軍が蹴散らすべきだ。鬼畜テロリストなど皆殺しにしても構わないと国際法が定めているのだから、怯まずにシーシェパード船など撃沈してしまえばいい。ところがそうせず、と云うより、国防に関する法律の不備でソレが出来ぬため、敵はわれわれを完全に舐めている。悔しくて堪らない。

 

さて、本題だ。海のテロリストにして日本の敵、シーシェパードに対して怒りを抱いているのは日本人だけじゃない。心あるアメリカ人は、この無法者集団がワシントン州に本拠を置き、しかも環境保護団体として「税金免除の特典」を享受する事実に憤りを感じている。そして、ついにひとりの男が立ち上がった。米大統領府に対し「シーシェパードに対する税金免除措置を廃止せよ」と嘆願書を提出したのだ。

 

 

 

 

それが、かの有名なテキサス親父こと、トニーマラーノさんだ。詳しくは「テキサス親父日本事務局」の下記サイトを参照願いたい。嘆願の趣旨と翻訳文、署名の仕方が分る。

http://staff.texas-daddy.com/?eid=399

 

実はこの嘆願、2万5千人の署名が必要だ。趣旨に賛同する署名者がアメリカ国籍である必要はない。日本人の貴方がサインインして、クリックするだけで、オバマ大統領にわれわれの声が届く。僅か2万5千人くらいの賛同者が集まらなかったら、日本人の友、テキサス親父さんに顔向けが出来ない。

 

ちなみにこの嘆願に関する米大統領府のサイトを見ると、現時点で、署名者数は約5千人。12月12日までに、あと2万人の署名が集まらないと無効になってしまう。

https://petitions.whitehouse.gov/petition/remove-tax-exempt-status-enjoyed-sea-shepherd-conservation-society/rp53gCpP

 

シーシェパードを締め上げるチャンスだ。ご協力よろしく!

 

 

 

 

 

 

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2012年11月07日

オバマ大統領が勝った!ぐやじい〜!

いやあ、面目ない。判りもしないのに選挙の予想なんてするものじゃない。つい数日前、「米大統領選直前予想」と題して、ロムニーの勝利と書いたのに、あっさりと外してしまった。恥ずかしいったら、ありゃしない。

 

選挙結果について云々する気も起きないし、分析はメディアに任せよう。民主党応援団みたいな米メディアのことだ。放って置いても、如何にオバマ政権が優位に戦いを進めたか褒めちぎるに決まっている。個人的には民主党支持の友人に昼飯をおごるのが悔しいが、ロムニーさん自身も善戦しただけに悔しいだろう。

 

 

 

 

共和党・民主党の政策の違いから、政権交替に期待したのは事実だが、本音の部分では、「民主党」と名のつく政党が負けるシーンが見たかったような気もする。残念だが致し方ない。さあ、次は日本の選挙だ。今度こそ民主党を滅多打ちにしてボロボロにしてやろうじゃないか。

 

と云うことで、今日はもう寝る。おやすみなさい。

 

 

 

 

 

 

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2012年11月03日

米大統領選直前予想!ロムニー勝利か!

大統領選挙を目前に控え、オバマvsロムニーの中傷合戦が激しい。でも、だからって、僅か4歳の少女がおいおい泣きじゃくるワケないだろ。ガキんちょの目線の先にあるのは、熊のぬいぐるみか、おやつのキャンディくらいなものだ。Youtubeで話題のアビーちゃんを見て共感する人々の気が知れない。無邪気な子供を使ってつまらない動画を作るなよと思う。 

 

 

 

 

さて、その大統領選の結果を予想したい。ズバリ云おう。今回の選挙はロムニー氏の勝ちだ。理由は三つある。

 

ひとつ目、オバマ氏にはかってのオーラがない。4年前に全身から発していたオーラがすっかり消えてしまった。スマートで爽やかな弁舌と優しい笑顔が特徴だった大統領は、白髪で顔色の悪い、疲れきった貧相な中年男になった。自慢のスピーチも、プロンプターがないと精彩を欠くし、如何にも頼りない雰囲気だ。

 

おいおい、見た目で何がわかる、と不満を感じる向きもあろうが、アメリカ大統領たる者にはそれなりのオーラが必要だ。その点でロムニー氏のほうがマシだ。何やら全身を包む光が明るい。

 

ふたつ目、大統領たる者、何があろうと経済をよくしなければならない。安全保障や外交や福祉など重要な仕事はいろいろあるが、殆どの選挙民にとって経済の善し悪しが大統領の成績だ。株主に配当で報い、社員とその家族をしっかり食わせないと、社長業が務まらないのと同じだ。この点で、オバマさんの評判は芳しくない。

 

もちろん世界を覆う金融不況がオバマさんの責任だとは誰も思わない。しかし如何なる状況であれ、自分たちの生活を豊かにしない大統領は失格なのだ。ロムニーさんの実行力は未知数だが、新政権に希望を託したいと考える人は予想以上に多い。

 

三つ目、今回の選挙戦はネガティブキャンペーンのぶつかりあいだ。何だか今までの選挙以上に嫌らしさがある。たぶん、政治の舵取りが難しい環境ゆえ、夢のような政策を打ち出すより、相手の弱点を突くほうが手っ取り早いからだろう。互いに指を突きつけて、悪口の言い合いだ。

 

こうなると圧倒的に優位だった筈の現職が逆に不利になる。なぜならオバマ大統領に対する悪口は常に現実を想起させるが、実績のない反対候補への批判は仮定の話に過ぎないからだ。ああ、アレは確かにマズかったよねと云う大統領と、もしや悪いのかなと云う候補者の比較なら、後者が有利だ。

 

 

 

 

以上、勝手ながらロムニー勝利説を披露した。わずか数日後に投開票があるので、当たればなるほど、さすがだと納得してもらえるが、外れれば赤っ恥だ。満天下に恥を晒して、4歳児みたいにおいおい泣くかも知れないので、その時は優しく慰めて欲しい。こんなものは当たるも八卦、当たらぬも八卦だ。

 

 

 

 

 

 

 

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2012年08月18日

慰安婦?性的奴隷?うざい質問に呆れる米国務省!

産経新聞によく意味のわからない記事が掲載された。ワシントン発の「『慰安婦』と『性的奴隷』の使用を継続 米国務省」と云うニュースだ。国務省の報道官による記者会見の抜粋なのだが、ちらっと斜め読みすると、アメリカが慰安婦と性的奴隷と混同しているかのような印象を与える。

 

本当にそんなことがアメリカ政府が云うのだろうか。気になって国務省のホームページを調べてみると、確かに16日の記者会見で報道官のVictoria Nulandさんが質問に答えている。いろいろな質問に対応しているが、日本関連の部分だけを抜き出して翻訳を添える。質問者が誰なのか分らないが、反日的な質問は内容から察してたぶん朝鮮人記者だろう。全文をご覧になりたい方はこちらがリンク先だ。

http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2012/08/196589.htm

 

 

QUESTION: About Japan?

 

日本についての質問をしてよろしいですか。

 

MS. NULAND: Yeah.

 

どうぞ

 

QUESTION: On the territory issue between Japan and South Korea which has small island, Takeshima, now Japan plan to appeal the

case to International Court of Justice. Do you support that or --

 

竹島に関する日韓の領土問題について、日本が国際司法裁判所に提訴する予定ですが、これを支持しますか?あるいは・・・・

 

MS. NULAND: We’ve talked about this all week long. We want to see our allies work this out together. That’s – you’re talking about the Japan-Korea dispute. Is that the one you’re talking about, or you’re

talking about --

 

これについては今週ずっと話してきました。両同盟国が協力して解決することを望んでいます。日韓問題に関するご質問なのですか?それとも・・・

 

QUESTION: Yes.

 

そうです。

 

MS. NULAND: -- Japan-China dispute? We’ve got islands a-popping here. Yeah.

With regard to Japan and Korea, we want to see our two allies work

this out together.

Please.

 

・・・それとも日中問題ですか?島に関する問題ですよね。日韓であれば、両国が協力して解決することを望みます。次のご質問をどうぞ。

 

QUESTION: Okay. My question is not about the territory issue. There were so many women who were forced into sexual slavery during the Second World War. The South Korean called them the wianbu in Korean, and this – I know you called them sometimes comfort women and sometimes sexual slavery. So I’d like to know what is your principle to call them, the comfort women or the sexual slavery?

 

私の質問は領土問題ではありません。第二次大戦中、とても多くの女性が強制的に性的奴隷として働かされました。韓国では彼女たちを慰安婦と呼んでいます。私の知る限り、あなた方は慰安婦comfort womanと呼んだり、性的奴隷sex slaveryと呼んだりしていますね。そこで知りたいのは、慰安婦あるいは性的奴隷、どちらの言葉で呼ぶのが原則的な方針なのですか?

 

MS. NULAND: Well, as you know, we speak to this issue in our Human Rights Report on an annual basis. We always raise it in bilateral dialogue. We sometimes use the one term, we sometim use the other term. There’s no particular mystery to that.

 

ええと、ご存知の通り、その問題については毎年、人権リポートで取り上げています。またいつも、二国間の対話でも取り扱う問題です。片方の言葉を使うこともあれば、もう片方を使うこともあります。別に何もミステリーはありません。

 

QUESTION: One more question.

 

もうひとつ質問させてください。

 

MS. NULAND: Yeah.

 

どうぞ。

 

QUESTION: There was a report about that. Secretary Clinton called them sexual slavery during the meeting with the South Korean – the Foreign Minister. And Secretary Clinton also told him that from that times the Department of State would call them the sexual slavery

not the comfort women. Is that report right or wrong?

 

クリントン長官が韓国との面談時に、外務大臣との面談した際ですが、性的奴隷と呼んだとの報道がありました。またクリントン長官は国務省として、慰安婦ではなく性的奴隷と呼ぶと発言したそうです。この報道は正しいのですか?間違っているのですか?

 

MS. NULAND: Well, first of all, I’m not going to get into her private diplomacy and back and forth with individual ministers. We’ve made clear to both governments, all governments, that we use the terms interchangeably and will continue to do so.

Please.

 

先ず、長官の私的な会話に関して、個々の大臣の方々とどんな遣り取りをしたか、何も申し上げるつもりはありません。両国政府、いや全て国の政府に対して既に明確にしている通り、ひとつの言葉を使ったり、またもう片方を使ったりもします。今後も継続します。

次のご質問をどうぞ。

 

QUESTION: The Senkaku Islands – Secretary Clinton has previously said that it falls within Article 5 of the U.S.-Japan Security Treaty.

Does the State Department continue with that opinion?

 

尖閣諸島について、クリントン長官は以前に、日米安保第5条が適用されると発言されましたが、国務省としてこの見解を継続されますか?

 

MS. NULAND: Our position on all of that has not changed.

 

その関連についてわれわれの立場は不変です。

 

 

 

巷には、わが国に対する韓国の挑発はアメリカの差し金だと、自らの妄想によって陰謀論を振り回す人もいるが、ちょっと無理がある。アメリカとしては、日本と韓国が互いに協調してくれることを望んでいるだけだ。両同盟国が反目し合ってはアジアの安保政策に支障が起きかねない。当たり前の発想だろう。

 

またクリントン長官が数カ月前、演説で性奴隷 sex slavery なる言葉を使ったのは事実だが、人身売買により米国内のセックス産業に従事している女性や子供など、主として中南米、アジア、東欧出身の被害者について語っただけだ。その言葉に韓国メディアが飛びついて、慰安婦がどうのこうのと捏造記事(?)を書いた。その上、こうやって国務省の記者会見の場で、慰安婦は性的奴隷だったかのように印象操作する。もっともその悪巧みには乗らず、アメリカ政府としては単純にどちらの言葉も使うのよ、と答えている。そうは云わないが、報道官の「るっせえな〜、だまれよ!この野郎」って気持ちが伝わってくる。

 

 

 

 

韓国の反日にかける執念恐るべしと云わねばならないが、感心している場合じゃない。もうちょっと日本の正当性が海外に伝わるように、日本人記者にも頑張って欲しいなと願うばかりだ。こういう記者会見の場で、慰安婦は元々売春婦ですが・・・とかって、云ってもいいんじゃないの、と思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2012年05月02日

ホワイトハウスにはホウキが逆さに立っていた!

つい昨日(現地時間30日)ホワイトハウスに野田首相を迎えたオバマ大統領が、今朝はアフガニスタンの首都カブールにいる。誰もがあっと驚く極秘の電撃訪問だ。オサマビンラディン殺害1周年を祝して、アフガニスタンと戦略的なパートナーシップを結ぶ。2014年の米軍撤退後も長期的に同国を支援し、地域の平和と安定に寄与する姿勢を示す。

 

外交面で然したる実績のないオバマ大統領にしては、なかなかの行動力だが、必ずしも全米が評価しているわけでもない。秋の大統領選を睨んで強い指導者を印象付けたいのは分かるが、ビンラディン殺害1周年のアフガン入りは過剰演出ではないかと保守派が批判する。首謀者が死んだとは云え、アルカイダの組織が存続する以上、相手を無闇に挑発するのは愚かだと危惧する声もある。

 

しかし、今回の極秘電撃訪問が選挙狙いのパフォーマンスに見えたとしても、政府によるテロとの戦い自体を非難するアメリカ国民はいない。当たり前だ。テロ組織は国家と違って、捉えどころのない厄介な相手だが、殺意をもって自国民を脅かす以上、根こそぎ叩き潰さねばならない。これは戦争だ。自分たちの命や生活を守るための尊い戦いだ。そして戦いの先頭に立つことこそ、国家の指導者にとって最大の役割であり責任なのだ。

 

さて、翌日アフガニスタンに向かうオバマ大統領は、軍幹部と種々打ち合わせをしながら、緊張の面持ちだったろう。そこへのこのこ呑気な馬鹿面を下げて野田がやって来た。オバマは内心、早く帰れよと思っていたに違いない。ところが野田は気が利かない。基地問題は一生懸命やってますとか、原発は全部止まっちゃうかも知れませんとか、TPP交渉はまだ参加できませんとか、野田はむにゃむにゃワケのわからないことを云いながら、へらへら笑う。取り敢えず握手すると、余計にへらへら笑う。何なんだろう、この男は?オバマが野田を見る眼には軽蔑の色が浮かんでいたのではないか。野田は逆さになったホウキに気がつかなかったのか。

 

 

 

 

思えば、わが国が2001年から継続していたアフガン沖の軍事給油活動は、国際社会でも極めて評価が高かった。テロとの戦いに勝利するため、眠れる日本が遂に一肌脱いでくれたと賞賛された。ところが2010年、ルーピー鳩山がさっさとテロ特措法を打ち切ってそれっきりだ。世界はその無責任さに呆れている。

 

カブールでオバマ・カルザイ大統領が高らかにパートナーシップをうたい上げる直前、用もないのにホワイトハウスを訪れていた野田。何だかとてもマヌケに見えて、日本の無力さを印象づける。間の悪い男ってこういうものなのだ。

 

 

 

 

 

 

posted by yohkan at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする