2019年12月05日

祝、日米貿易協定発効!

おめでとう!と祝杯をあげよう。日米貿易協定が昨日、衆参両院で承認された。米国側は議会承認を要さず、大統領権限で来週には手続き完了予定ゆえ、来年元旦の発効が本決まりになった。

当初は反日野党の抵抗が予想されたものの、彼らが夢中になって桜ネタで騒ぐうちに、あっさり通過した。おバカさんたちに餌を与えて気を逸らすのは、安倍総理ならではの高等戦術かw

いやいや、国際的な通商交渉は低能議員どもには難し過ぎるテーマだったか。あるいは、あるいは「何でも反対」派にとっても、協定の内容が完璧でイチャモンのつけようがなかったか。

いずれにせよ、日米間の貿易が一層活発化するのは明白で、両国のGDP拡大と雇用創出に資するのは確実だ。同時発効の日米デジタル貿易協定で、電子商取引ルールが明確になったのも朗報だ。

わが国の対米輸出では、機械類や燃料電池などの関税がゼロになり、ビジネスの追い風となる。自動車は関税撤廃の対象外だが、協定が結ばれた以上、追加関税や数量規制の恐れがなくなった。

日本が輸入する牛肉や豚肉、ワインなどの関税は即時撤廃ではないが、段階的に削減する。例えば、牛肉の場合、即座に38.5%から26.6%となり、16年かけて9%まで引き下げる。

美味しい米国産ステーキ肉を安価で楽しめるのは嬉しいが、メリットはソレだけじゃない。米国発の多様で革新的な製品やサービスが、われわれの衣食住全般を豊かにするのは間違いない。

一方、米国側も農産物の対日輸出増加を期待している。TPP加盟国との関税差で輸出不振に陥った農家の不満を一掃するのは、選挙戦を睨むトランプ大統領にとって喫緊の課題だった。

多くの米国メーカーにとって、優秀な日本製の機械や機械部品をより安価に購入できる点も見逃せない。政権の意向により海外から米国内に生産拠点を移転中の企業が、飛び上がって喜ぶ。

つまり、日米貿易協定はまさに安倍総理のお言葉通り、両国が共に多大の恩恵を受ける「ウィンウィン」の大成果なのだ。巧みな外交力と強い指導力で偉業を成し遂げた総理を称えたい。


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2019年06月28日

大統領の苦言、「不公平じゃないか?」

トランプ大統領が私的会話で「日米安保条約は不公平で、自国アメリカにとって不利だ」と断じ、破棄に言及した。と、米ブルームバーグ通信が25日に報じた際、日米両政府は相当慌てたらしい。

米国務省は「記事には何の根拠もない」と即座に反駁し、「日米関係はかつてなく強固で、共にベストパートナーだ」と述べて、波風が立たぬように配慮を示した。

菅官房長官もコレを受けて「事実無根」と強調し、米大統領府でさえ認めていないと報道内容を全面否定した。「日米双方の義務バランスは取れており、片務的ではない」と余計な付言までする。

こうした両政府の反応を大統領は不快に感じたに違いない。翌26日、FOX TV の電話インタビューを受けた際、日米安保は不公平じゃないかと、再び不満を口にした。

"Almost all countries take advantage of the US....if Japan is attacked we will fight WWIII. But if we're attacked, Japan doesn't have to help us out at all. They can watch it on a Sony television."

「どこの国も米国を利用するんだ...、日本がやられたら我々は第三次世界大戦を戦う。でも我々が攻撃されても、日本は米国を助ける必要が全くない。状況を見るだけさ、ソニーのTVでね」

実に興味深い発言だ。軽口を叩く調子だし、FOX 好みの愛国保守派の視聴者、中でも自分を支持する庶民のウケを狙う意図が見えるものの、その主張は極めて真っ当に思える。

わが国の政府関係者は、米国が日本の防衛義務を負うと書く第5条と、米軍への日本の基地提供義務を定めた第6条を挙げ、安保条約は両国に公平だと云うが、そんなのは屁理屈だ。

A国はB国を守るために血と汗を流し、片やB国はA国に土地や建物を提供します。さあ、コレは公平な約束でしょうか?と尋ねれば、小学生だって、あっさり「不公平だ」と答える。

B国はA国に対し莫大なカネを渡しているから、経済的には相互に釣り合う、と言い張る奴もいるだろうが、それじゃ、まるでA国軍はB国の傭兵だ。餌を与えて番犬を飼う発想に近い。


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2019年05月28日

微笑む東郷平八郎

米トランプ大統領が国賓として来日された。ゴルフに相撲観戦、天皇陛下拝謁や宮中晩餐会、日米首脳会談に拉致被害者家族との面談等々、精力的に日程をこなす。

日本滞在の最終日となる本日は、横須賀の海軍基地に出向き、居並ぶ軍人に向けて士気を鼓舞するスピーチを行う。併せて、安倍首相の案内で新鋭護衛艦「かが」を視察する。

ご存知の通り、護衛艦は、9条カルトが蔓延る国内専用の珍妙な通称で、国際的にはdestroyer 駆逐艦か、cruiser 巡洋艦だ。「かが」の場合は、Aircraft Carrier 航空母艦がより正確か。

昨日の共同記者会見で、米国製ステルス戦闘機F35を日本が大量購入の予定だとトランプ大統領が嬉しそうに語ったが、いずれは「かが」にも搭載される。

軍艦三笠脇に佇む東郷平八郎元帥も喜ぶだろう。日露戦争当時の日英同盟にも匹敵する「日米同盟」の強化により、わが国の平和と繁栄が敵の魔の手から守れるのだ。

ちなみに、昨日は日本の海軍記念日(日本海海戦の日)、今日は米国のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)だ。国家の指導者が軍人と会うのにこれほど相応しい日は他にない。

もっとも、敵陣営の目には、巧妙に仕組まれた実に嫌らしいメッセージと映る筈だ。日米の蜜月ぶりを徹底的に見せつけられ、両国の軍事同盟強化がカタチとなって現れるんじゃ堪らない。

しかも、日米首脳会談後の記者会見で安倍首相が「日米豪印アセアンに英仏も加わり、東アジアと太平洋の平和と自由を守る」と語り、その言葉に大統領が深く頷いた。習近平は恐怖に慄く。


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2019年04月14日

見よ、米大統領の土俵入り!

5月末、日本政府が国賓として迎えるトランプ大統領が、大相撲の夏場所千秋楽を観戦されると聞く。貴賓席ではなくて、桟敷の砂被り席がご希望と云うあたり、格闘技好きならではだ。

ご存知と思うが、大統領就任以前、不動産王兼TVタレントとして活躍中の氏は、米プロレスWWEに登場して、同団体のオーナー、マクマホン氏にラリアットを喰らわせたことがある。

更にマクマホン氏の髪をバリカンで丸坊主にして、大観衆からやんやの拍手喝采を浴びるものの、稀代のヒール、ストン・コールド・S・オースティンに必殺技のスタナーでマットに沈められた。

何の話か、さっぱりわからない人は、Wikipedia「バトル・オブ・ザ・ビリオネアーズ」を参照して欲しい。10年くらい前の催しゆえ、探せば、実況のYoutubeもある筈だ。

で、こう云う人物だから、国技館で名物の焼き鳥を頬張りつつ、のんびりと巨漢同士のぶつかり合いを眺めようって腹づもりではないだろう。是非とも、土俵に上がりたいのではないのか。

優勝力士にトランプ杯を授与するとの噂もあるが、むしろ、自ら相撲を取りたい、出来ることなら、エイヤッ!と力士を投げ飛ばして、決めポーズを作りたい、そう思っても不思議じゃない。

但し、大相撲はWWEとは違って、脚本もないし、最近は人情相撲でさえ禁じられてしまった。ガチンコでプロの力士と取っ組み合うのは、大統領にとって危険過ぎる。

従い、大学がVIPに名誉博士の称号を贈るように、相撲協会が名誉横綱の地位を進呈し、華やかな土俵入りをご披露願っては如何か。相撲を国際社会にアピールする好機となるに違いない。


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2019年02月09日

格調高き一般教書演説

わが国のマスメディアによるトランプ大統領批判は止まるところを知らない。暴走する大衆迎合型政治家で、身勝手な自国優先主義を掲げて、米国を分断し、国際社会を混乱させると毒づく。

数日前の一般教書演説までが批判の対象だ。予算案に対し民主党から合意が得られず、政府機関が閉鎖に追い込まれるも、暫定予算を無理矢理通して、出しゃばりな大統領が演説を強行した、と書く。

大統領の年頭演説にせよ、予算未決による一部の政府機能停止にせよ、年中行事だとマスメディアは伝えない。閉鎖される政府機関が、冬場は観光客のいない国定公園だとは一言も触れないw

同盟国の大統領をひたすら貶めるのは、報道陣の大半が中共陣営の手先だからだろう。米国を徹底的に愚弄して、密接な日米関係をぶっ壊したいとの意向がちらちら見え隠れする。

故に、例えば一般教書演説なら、何もTVや新聞の解説に耳を傾ける必要はない。米大統領府が演説全文をウェブ掲載しているし、動画も公開中だ。



英語の演説に不慣れなら、読売新聞の演説全文和訳を読みつつ、動画で雰囲気を掴めばいい。演壇から大統領の真摯な姿勢がじわじわと伝わってくる筈だ。

マスメディアによる悪宣伝で、トランプ大統領の人物像を誤解していなければ、一般教書演説が如何に格調高いか、愛国心と誇りに満ちているか、米国人ならずとも素直に感じ取れるだろう。

何故、国境に壁の建設が必要か。如何に自国の産業を守るか。如何に医療費を削減するか。社会主義や共産主義と対峙し、如何に自由と独立と繁栄を守るか。大統領は堂々とビジョンを示す。

そして、議場に国を守るために命をかける軍人や警察官、殉職した勇士の遺族を招き、氏名・経歴を簡潔に紹介した上で、心から賞賛する。上下院議員全員が惜しみない拍手を送る。


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2017年04月16日

あいつの首をチョン切れ!

金正恩が吠える。「敵対勢力に核の雷を落とし、本物の戦争がどんなものか味わわせてやる」「米国人を皆殺しにしてやる」

気は確かか?と尋ねるまでもない。完全に狂っている。幾ら軍事パレードで武力を誇示しようと、北朝鮮など、所詮は半島のゴミ国家だ。

世界最強国をライバル視して「米朝戦争」を唱えるとは、夜郎自大も甚だしい。我こそは「強盛大国」(笑)の偉大な指導者でありたいと云う、歪んだ願望が生んだ脳内妄想か。

あるいは、現実を直視せず、己が描く虚像をひたすら周囲に押し付けるのが、半島流なのか。わが国をライバル視して、何ゴトにつけ「日韓対決」を唱える南朝鮮の姿勢に似ていなくもない。

いずれにせよ、金豚がおかしな動きを見せた途端、米軍は「斬首作戦」を決行する。正確無比なピンポイント攻撃で、瞬時に金豚の首をチョン切る。


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2016年11月19日

今こそ、アベンプ!

安倍首相がトランプさんとニューヨークで面談した。大統領選に勝利した相手ではあれ、正式就任前に大慌てで会いに行くのは奇妙だが、こればかりは致し方がない。

無能な外務省に踊らされ、選挙直前にクリントン候補とのみ会談する大失態をやらかした以上、首相自らが動かねば格好がつかない。重要な外交こそ、外務省に任せちゃいけないのだ。

さて、直接会って、トランプさんこそ信頼できる指導者だと、安倍さんが確信されたそうで、結構な話だ。優柔不断で指導力に欠けるオバマ大統領と相対してきただけに、その思いは強かろう。

にこやかな表情で握手する安倍・トランプ両氏の姿を見れば、こ奴は出来るぞと互いに認め合ったことが判る。剣豪同士がすれ違いざま、一瞬にして相手の気迫と腕前を感じ取るアレだ。

これまでは嫌でもオバマ民主党と付き合わねばならず、それなりに調子を合わせてきた安倍政権だが、今後はトランプ共和党政権と足並みを揃え、日米関係の緊密化が図れるだろう。

ここで提案だ。安倍さんは、愛国心溢れる本音スピーチで米国人の心を揺さぶるトランプさんの姿を、見倣うべきではないか。


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2016年02月03日

大統領選を予想する

今秋の米大統領選に向け、民主・共和両党のレースが始まった。これから約半年かけ、各州の党大会で候補者を絞り込む過程が面白い。

皮切りのアイオワ州では、民主党で圧倒的優位と伝えられたクリントン女史が、次点のサンダース上院議員とほぼ互角の戦いとなった。

勝つには勝ったが、自由と民主主義の国で、自ら社会主義者を名乗る偏屈爺さん相手の辛勝じゃ、牝馬ヒラリーの前途は暗い。

いや、民主党厩舎全体が暗い。オバマ政治への反感や不満が渦巻く今、誰が最終候補になろうと大統領選を勝ち抜くのは困難だ。

で、勢いに乗る共和党。アイオワ州では、クルーズ上院議員が保守派の支持を固めて、先頭に躍り出た。続く注目のトランプ氏、そこにルビオ上院議員が肉薄した。


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2015年07月04日

独立記念日と建国記念日

1776年7月4日、それまで英国の植民地だった13州の代表者が集まり、独立宣言を公布した。この歴史的快挙を祝うのが、アメリカの独立記念日だ。

町中に星条旗がはためき、打ち上げ花火やパレードが催され、テレビのコメンテータが祝いの言葉を口にする。誰もが心を踊らせる、国民の祝日だ。

バーベキューやピクニックに興じる人。独立記念日セールでお買い得品を漁る人。過ごし方はそれぞれだが、明るい日差しと家族や友人の笑顔に包まれる、楽しい夏の日だ。


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2015年04月29日

オバマさんの「お・も・て・な・し」

オバマ大統領夫妻が満面の笑顔で、安倍総理夫妻を出迎える。嬉しそうに相好を崩すケリー国務長官が岸田外務大臣の肩を抱く。

総理の公式訪問に際して、アメリカの歓迎ぶりが熱い。空港の出迎え式典から、大統領主催の公式晩餐会に至るまで、まさに国家元首級の超VIP扱いだ。

晩餐会のメニューは、ハワイでレストランを営む「料理の鉄人」松本雅治氏が監修する日米フュージョンスタイルの創作料理とか。

前菜は鮪入りのシーザーサラダを薄気味に包み、水引をあしらえて供されると云う。これを朱塗りの箸で頂くそうだから、まるで結婚式だ。

乾杯するのは総理の地元、山口県の酒。それに日系米人が作るカリフォルニアワインが加わる。何とも念の入った「お・も・て・な・し」だ。

米政府がここまで親密ぶりをアピールしてくれると、何だか面映いが、それだけ日米双方にとって互いが大切なパートナーなのだ。


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