1972年から74年にかけ内閣総理大臣を勤めた田中は、庶民宰相と呼ばれ人気はあったが、所詮は、土木などの利権事業でのし上がった金権政治家だった。首相退陣後、米ロッキード社との癒着が暴かれ逮捕された。
在任中の政策は社会主義的な性格を帯びていた。弱者救済を唱えて競争を排除し、補助金をばらまいた。大都市の繁栄に怨念のような憎悪感情を持ち、都会で絞り取った税金をひたすら田舎に還流させた。

田中の政策は高度成長を止めただけでなく、後の経済発展を阻害する悪弊をもたらした。例えば74年施行の大規模小売店舗法が実例だ。小規模店舗保護と称して、店舗面積500u以上の出店を規制した。
当時、急成長中だったスーパーマーケットの進出を阻害したところで、ハナからやる気のない、古臭くて、品揃えが悪い店舗が蘇生するワケがない。無競争な環境にあぐらをかく駅前商店街は、徐々に根っこから腐っていった。
大店法は94年の規制緩和を経て、2000年に「まちづくり3法」が出来た時点で廃止された。しかし、面積による出店規制がなくなっても、駅前商店街には何の関係もなかった。既に客が途絶えて久しかった。
外圧が伝統社会をぶち壊した、小泉竹中が悪いと非難する声がある。どちらもウソだ。日米構造協議でアメリカは日本市場の閉鎖性を指摘したが、大店法の撤廃を望んだのはわが国の大手流通企業だし、歓迎したのは消費者だ。大店法廃止の1年後に発足した小泉政権は無関係だ。
まだ駅前商店街に集客力があるうちに、大手スーパーと対抗すべく、各小売店が新陳代謝を図り、商売形態を刷新すべきだったのだ。健全な市場競争を排除して甘えを許すから、小売店は「稼ぐ力」を失い、商店街は旧態依然のまま死んだ。シャッター通りを生んだのは田中角栄だ。
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駅前などの「シャッター通り」を繁殖させた張本人が田中角栄氏とは…。
田中政権での「悪業」はこの他にも「日中国交回復」と称した支那共産党との「腐れ縁」。
米ニクソン政権が「ピンポン外交」で接近したことなど無視して台湾との外交関係維持すれば良かったのに。
だからであろう、田中氏の故郷新潟での支那領事館の領地をめぐって揉めたのも、この外交の後遺症に見えてならない。
前回のエントリーでの「台湾関係法」も同時に制定すれば、災害時に直ぐ救援頼めたかもしれません。
台湾南部の高雄(カオション)で大規模なガス爆発が発生し、消防士含む25人が犠牲になり、200人以上が重軽傷。
夜中に発生した時点でも大きい被害だから、昼間だったら被害が倍以上に拡大するでしょう。
今年のGWに台北からの日帰り新幹線ツアーで行ったばかりだから、ショックです。
田中角栄とシャッター通りの因果関係を論じるのは私の手に余りますが,旧態依然で進歩のないものが廃れていくのは世の常でしょう。それを「××が悪い」などと批判しても始まりませんし,新しいものを取り入れようと努力している人はたいてい,あまり文句を言わないものです。よくある,頑張っている人の足を引っ張る悪しき構図に思えます。
地方のローカル線やバスが自家用車の進出のために衰退するというのは何十年も前からありますが,だからといって自動車を禁止にすればそれこそ地域全体が衰退していきます。便利なものを禁止することで,一部の人は一時的に救われるかもしれませんが,全体では活力が減っていくように思います。いい小売店が頑張るから地域が発展するのは正しいですが,地域を発展させるために小売店を残すようにさせるのは目的と手段が逆転していると思います。
http://campingcar.shumilog.com/2012/08/23/%E5%95%86%E5%BA%97%E8%A1%97%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E6%BB%85%E3%81%B3%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B/
シャッター通りを無理矢理、小泉政権批判・対米批判に結びつけたのは朝日新聞と云われてますね。さすが亡国のアカヒです。
仰る通り、旧態依然で進歩のないものが廃れるのは当たり前で、廃れさせればいい。これを弱者だとして救済しようと国が規制を講じれば、社会の新陳代謝を阻害して、不必要な停滞を招く。社会主義や全体主義が活力を奪い、社会を貧しくする理由はコレです。
地域を発展させるために既存の弱小小売店を残す、そんな無意味なことを唱える連中は、(競争回避規制や補助金などの)利権が欲しいのでしょうね。
>『商店街はなぜ滅びるのか』
ご紹介ありがとうございます。大変興味深く拝読しました。
一部にコンビニを敵視している人たちもいるようですが,最近ではお年寄り向けにひとり用の小さなお総菜を売ったり,山間部の集落まで移動販売をするコンビニもあるようです。それを各コンビニの大手からの搾取と捉える向きもあるようですが… 何事も資本家階級による搾取と捉えないと気が済まない人もいるようでうんざりします。
> 3年前のインスタント天ぷらそばを平気で売っている小さな店が,売り上げが伸びないのは近くに出来た大スーパーのせいだと,そこを襲撃する話が
ぎゃははは。30年前のルパン三世ですか。80年代半ばと云えば、バブルのちょっと手前。消費スタイルが派手になって、つまらない小売店は見向きもされなくなった頃かな。
店舗があり、潜在顧客があるなら、いろんなアイデアでビジネスを展開すればいい。その自助努力もなく、強力な競合相手を敵視する。これじゃ何の商売をやっても上手くいきません。
資本家の搾取って、昔懐かしいマルクスの資本論ですね。ソレに洗脳されてる左翼はもちろん、最近は右寄りの人まで似たよう台詞を吐きますよ。気持ち悪いですね〜
イオンのように、支那産猛毒米を何年間も「国産」と偽って販売するような大手スーパーは、マスコミに広告宣伝費(みかじめ料)を払っているため、どんな悪い事をしても、報道されません。
こっちの方が、余ほど「胡坐をかいた」悪徳商法ですよ。
資本力にものを言わせて、競争がなくなり、自分の利益しか考えていません。
小型商店も支那産も売っているでしょうが、イオンは商品、加工食品、惣菜、料理の80%が支那産ですから本当に嫌になります。
で、原産地表示は、「イオン」ですからね。
馬鹿にしています。
特にprivate blandのTOP VALLUEは,「販売者イオン」としか書かれていないので誰が作ったのかわかりません。AEON側は「イオンが販売しているので大丈夫です!」と言っていますが,消費者側は「イオン『だから』不安なんだよ!」という感じです。まぁ,せっよくてきに国産野菜を売ろうとする姿勢を見せているところもあり,そういうところは評価できます。何事も是々非々と考えています。我々の周りでは,TOP VALLUE製品について,子供に与えるのはちょっと…,というお母さん方も多いと聞きます。
中国商品の排除は難しいですが(これを書いているMacもMade in Chinaのはずです),中国製品の不安報道は極力抑えようというのだけは止めて欲しいです。
Coffeeさんのおっしゃるとおり,私も商店街はいいところはいいと思いますし,そのおもむきは好きです。ただ,あからさまに余所者に冷たいようなところは長い目で見れば排除されて然るべきと思います。みんなが,発展のために知恵を絞るときっとすばらしいものが出来てくると私は信じています。
yohkanさん、最初にコメントしたのは私hirotaku-72です。
他の方々のコメントにありましたが、イオンは確かに媚特亜丸出しですね。
韓国フェアしたり、系列のミニストップというコンビニでは、堂々と「辛」ラーメン販売してますし。
イオン独自の電子マネーは「WAON」と言う名前ですが、これって、完全に朝鮮通貨の「ウォン」をパクったとしか思えません。
まちづくり3法が施行されたのと同時にイオンの店舗拡大が始まったと実感します。
仙台の自分の実家近くにもイオンが開店して、それに釣られたように次々に家電やDIYなどの店舗が開業して山だらけの周辺が一変してしまいました。
ミンスの岡田克也一族の罪は重いです。
70年代初頭、スーパーの勃興と自動車の普及で、大店法を導入せねばならないほど、旧来の弱小小売店の衰退が著しかったのは事実です。
しかし悪法を導入しなければ、倒れるところは倒れても、自助努力で生き残る店舗もあったろうし、駅前商店街は性格や構成を変えがら、シャッター通りになるのを防ぐ手だてが打てた筈。弱者救済で結果的に殆ど全ての商店街を潰してしまった感があり、コレは農政とも共通する社会主義の弊害だと思います。
田中の支那擦り寄りと台湾への裏切りは、何とも恥ずかしい行為でした。日本外交の汚点です。
汚名を晴らす意味でも台湾関係法の制定が望まれます。今回のガス爆発など災害時には、わが国が率先して台湾を積極的に支援したいですね。
>商店街には商店街の良さもありますよ。
もちろんです。但し集客力がない。やはり魅力が薄いケースが多いのだと思います。明らかに売る気のない店が多いのも、古い商店街の特徴です。
>イオンのように、支那産猛毒米を何年間も「国産」と偽って販売するような大手スーパーは、
コレは許せぬ所業ですね。大手スーパーもあまりいい加減な商売をしていると、しっぺ返しを喰らうかも知れませんね。
80%もの商品が支那産であれば、イオンでは、食品につき買い控えする消費者も出てくるでしょうね。
確か民主党政権時代に食品に関する原産地表示ルールが変更された筈ですが、「原産地がイオン」は酷過ぎますね(怒)支那産なら支那産と書け!と云いたいです。
>消費者側は「イオン『だから』不安なんだよ!」という感じです。
そりゃ不安ですよね。支那産食品で病気なんぞになりたくない。
原産地をしっかり明記させ、消費者が選択出来てる形にしたいですよね。
商店街はいいものですよ。郷愁を感じさせるし、店に個性がありました。
でも旧態依然としたスタイルでは、集客できない。消費者にとっては大手スーパーやモールの方が遥かに便利です。対抗しようと思えば、それだけの魅力を持つしかないです。知恵の勝負ですね。
最初のコメントに対する返信で、お名前をミスタイプしましたことお詫びします。申し訳ありません。訂正しましたのでお許しください。
まちづくり3法により、全国に大型店が広がったのは事実ですね。イオンやヤマダ電機でご実家周辺の景観が変わったとすれば、ご不満もお感じでしょう。但し、地元で暮らす方々には従来よりずっと便利になったのではないでしょうか。
イオンは媚特亜丸出しですか。辛ラーメンにWAON?岡田さんてあっちの人なんですかね?