尖閣ビデオで思い出すのは、1年くらい前のクライメイトゲート事件、いわゆる地球温暖化詐欺メール流出事件です。
温暖化を主張する英国の大学教授、実は自説に反する過去の気象データを隠したり改ざんしていた事実が、メール流出によって露見してしまったのですね。
もちろん、欧米のメディアは大々的に報じました。もともと地球温暖化など、ひとつの仮説に過ぎぬと云う意識があるので、賛成派・反対派の大論争となり、これって金儲け目的の詐欺じゃないか?と云う報道になったのです。
哀れなのは「不都合な真実」で地球温暖化を訴えていた元米副大統領のゴアさん。嘘つきとか、お前が不都合だなんて罵声を浴びせられ、がっくりです。
面白いのは、メール流出が誰の仕業か未だに不明なこと。サーバーにアクセスしたハッカーが、追跡できぬよう巧妙に細工したらしい。でもね、こういう大事件って、
誰が流出させたかなんて、問題じゃないのです。
尖閣ビデオも、誰が流出させたかって問題ではない。海保隊員が43歳であろうとなかろうと、どうでもよい。ネットカフェの防犯カメラに映っていたかどうかなど、意味が無い。
本当の問題は、政府による国民の知る権利の侵害であり、外交失態であり、国防体制の欠如なのです。
メディアが肝心な問題を攻めず、政府の口車に乗って流出した人物など追いかけるから、仙石さんは今も胸張って、エラそうにしてるじゃありませんか。
なぜ仙石さんを攻めない?なぜ菅政権を追いつめない?
わが国のマスメディアの皆さん、国が滅んだら、貴方達だって困るんでしょ!!