2011年11月17日

TPP反対は山田姐さんの粋な小唄だった!

ハワイの日米首脳会談を経て、TPP交渉参加は既定事実となった。野田はオバマ大統領相手に「全品目を対象に自由化交渉を進める」と見栄をきった。としか思えない。「参加に向け関係国と協議する」と云う、分かったようで分からない曖昧な国内向け発表など誰も信じちゃいない。だから国会でも野党が事実確認を迫った。

 

こういう場面で、自らの信念に基づき政治決断したと答えてこその首相だ。もちろん、情報も開示せず然したる議論も経ずに暴走したのだから、な〜にが決断だ、バカヤローと紛糾するのは目に見えている。しかし、はい、参加表明しましたと正直に云えば、如何に交渉を進めるか、議論開始のゴングを鳴らすことにはなる。

 

ところが野田は違う。驚いたことに、交渉参加とは云ってません、などとヌカす。ゴングを鳴らさないから具体的な議論も始まらない。このまま議論の機会すらなく、わが国としての方針や戦略すら決定せず、交渉に臨んだらどうなるのだ。方針や戦略が明快な関係国に押し切られるだけだ。実際の交渉開始が半年先だとしても、時間を無駄には出来ない。

 

さて、よく分からないのは与党の慎重派と云う連中だ。TPP騒ぎで俄かに脚光を浴びた山田元農水相など「勝利宣言」みたいな言葉まで口にして、うふふふふと満面の笑みを浮かべていた。野田が交渉参加を表明したのに、何にどう勝利したと云うのか。頭がおかしいんじゃないだろうか。

 

いや、待てよ。慎重派だとは云うが、反対派とは呼んでないぞ。そうか、反対してるのではなくて、慎重にやってねと云う意味か。もしや、嫌よ嫌よと云いながら「痛くしちゃ嫌よ」だったり、本音は「止めたら嫌よ」ではないか。歳若い女性の台詞なら、ちょいと色っぽいぞ。おっと、これじゃまるで昔流行った「松の木小唄」だ。「松の木ばかりがマツじゃない」で始まるあのヒット曲だ。

 

 

 

 

いやいや嫌よと 首をふる

ほんとに嫌かと 思ったら

嫌よ嫌にも 裏がある

捨てちゃ嫌よと すがりつく

 

山田はじめ慎重派は、TPP交渉参加なら党を割ると息巻いていたが、それらしい動きを見せない。党内のガス抜きで反対の素振りをしたに過ぎないのだろう。単に気を引きたかったのか、あるいはタンマリと農業対策の助成金をせしめるつもりだったのか。

 

うそうそ嘘よ みんな嘘

あなたの云うこと みんな嘘

嘘でないのは ただひとつ

あの日別れの さようなら

 

野田とか山田など民主党連中はみんな嘘つきだ。早く、さようならしたいものだ。

 

 

 

 

posted by yohkan at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | TPP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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