野田がTPP交渉に参加すると表明した。ところが昨日の国会審議で曝け出されたのは、野田本人がTPPなどひとつも分かっちゃいないと云う事実だった。TPP交渉参加は日本経済復活のラストチャンスだと野田は云うが、何がメリットか説明はない。なぜラストチャンスなのか、それも不明だ。
怖い話だ。協定の中身も知らぬ首相が決断し、わが国が交渉のテーブルにつく。狙うべきメリットが分からないのだから、交渉の仕様もない筈だ。「守るべきは守る」と野田が豪語したが、所詮は売国政権だ。何を守るつもりか疑わしい。まさに悪夢だ。まさにスリラーだ。で、今日はこんな絵になった。
月明かりの下、墓場から這い出した化け物たちと嬉しそうに踊り狂う野田。推進派も慎重派も民主党全員が死のダンスを繰り広げる。腐臭をまき散らし、どろどろと黒い血を吐きながら、体中を痙攣させる。究極の病身舞だ。
実を云えば、野田のTPP交渉参加宣言に虚脱感と目眩を覚えた。だからこそ、自分に云い聞かせる。負けちゃいられない。戦うぞ、そして最後にはきっと勝つ。相手はゾンビだ。