2011年11月09日

ファンだもの。ちょっぴりオリンパスを擁護する!

その昔、初めて手にしたカメラがオリンパスペンだった。小さくて軽くて、子供の手にもぴったりフィットした。ハーフサイズと云ってもデジタル世代には何のことか分からないだろうが、フィルムの1コマで2枚の写真が撮れるので、お得感があった。学校の行事だろうと家族旅行だろうと、どこへでもオリンパスペンを持っていった。とにかくパチパチと写真を撮るのが楽しかった。

 

その後、随分経ってペンからオリンパスの一眼レフに乗り換えた。名称は確かOM-2と云った。交換レンズを何本か含めるとカメラバックは結構な重量になったが、若かったので苦にならなかった。新婚時代に家内の写真を山のように撮ったのも、誕生した息子の成長を記録したのもOM-2だった。かしゃりと気持ちのいいシャッター音のするカメラだった。

 

云ってみれば昔からのオリンパスファンなのだ。だから、突然の不祥事を聞くのは、とても残念だ。企業の粉飾決算と製品の善し悪しなんて無関係なのは分かっちゃいるが、そこはファン気質だ。おもしろくない。どうしたんだ、オリンパス、一体何をしているんだ、と叱り付けたい。それでいて、ちょっと擁護したい気持ちもある。

 

 

 

 

報道によれば、前会長券社長や財務、総務の担当役員が損失先送りのために不正行為を働いたそうだ。巨額粉飾ゆえ、トップが社会的な責任を取らされるのは当たり前だ。当然、お縄を頂戴するのだろう。但し大企業ゆえ、一挙手一投足に大勢の社員が絡んでいるのを忘れちゃいけない。

 

役員だって、幹部社員だってぞろぞろいる。指揮する人間もいれば実働部隊もいる。粉飾の仕組みまで分からずとも、投資案件に絡んで表に出し難い動きがあったことくらい、多くの社員が知っていた筈だ。そう、これは組織ぐるみの行為なのだ。きっと、みんなで会社を守ろうとしたのだ。

 

暴露したのはイギリス人の前社長だが、この人物はそれまで海外子会社の代表などをやっている。何も知らなかったとは考えにくい。元々本当は知っていたが、馘首された腹いせに事実を公表して、会社に報復したと考えるほうが分かり易い。正義漢面されても、何だかなあ。

 

バブル時代は財テクをしない奴は馬鹿と云われ、どこの企業もイケイケどんどんだった。90年代のバブル崩壊で、巨額の投資損失を抱える企業は幾らでもあった。あの頃、株式を時価評価するなんて考え方はなかったし、将来、会計ルールが変わるとは誰も予想しなかった。粉飾決算は社会的な犯罪だが、事情を考えると、オリンパスを責める気が起きない。どこの企業でも起こり得た話なのだ。そのあたりが、ぽっと出のイギリス人には分からない。

 

さて個人的なカメラの話に戻ると、OM-2のあと、名称は忘れたがオリンパスの小型オートマチックカメラを買った。なかなかいいカメラだったが、デジタルに移行するとき、ついキャノンに浮気して、今はニコンになった。ああ、あのまま、自分がオリンパスを使っていたら、あの企業もこんなコトにはならなかったんじゃないかなと思う。って、んなワケないか。

 

冗談はともかく、オリンパスにはしっかり不祥事を乗り越えてもらいたい。いずれ、またオリンパスのカメラを買って応援したい。宣伝を見たところ、新世代のオリンパスペンはかなり魅力的だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by yohkan at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 指定なし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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