数日前、内閣府の有識者会議とやらが、突如「南海トラフ」の巨大地震について危険性を訴えた。藪から棒に何の話だと思えば、浜岡原発付近の津波が21mにもなるので現在建設中の18mの堤防では間に合わないのだと云う。こんなの誰が見たって、原発再稼動を阻止するためのコジツケだ。内閣自ら反原発の戯言を垂れ流して恐怖感を煽るなんて、いくら左巻きの民主党政権でもやり過ぎだと呆れ返った。
そうこうするうちに、2日、枝野経済産業大臣が「再稼動には反対だ」と国会で明言した。ああそうか、南海トラフはこの伏線だったのねと納得する。同省の原子力安全保安委員会がストレステストを経て妥当だと判断しても、一切耳を貸さない。安全性、安全性と馬鹿のひとつ覚えだ。文句が出れば、だって内閣府の有識者会議が、とでも云うのだろう。個人の心情はどうあれ日本の経済産業を後押しする立場ゆえ、再稼動に前向きかと信じていたが、単なる買い被りだった。
とにかく左翼陣営の反原発にかける執念は凄まじい。取り合えずは日本の全原発を停止しないと気がすまない。核の話なら、原子力発電よりも、むしろ支那や北朝鮮がわが国に向けるミサイルでも問題視すりゃいいのに、そのあたりは眼中にない。とにかく原発を停止して日本の経済力をぶち壊したい。軍事転用可能な核技術を潰してしまいたい。そんな気持ちを隠そうともしない。
思えば枝野は長年に亘り革マル派から献金を受け、JR東日本に籍を置く同派幹部と連帯して活動する旨、覚書を交わしていた男だ。若い世代は知らない可能性もあるので補足すると、革マル派は日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派と云う、それはそれは恐ろしい極左テロリスト集団だ。実際に60年代以降、今日に至るまで殺人・傷害など数々の凶悪事件を起こし、現在でも公安警察がマークしている。
枝野みたいな危ない革マル派シンパを経済産業大臣なぞにするから、電力不足による莫大な国家的損失を招くのだ。もちろん、こういう非常識な人事を平然とするのだから野田も悪党だ。野田も枝野も馬鹿面を晒してはいるが、腹の中は真っ黒で頭の中は真っ赤だ。油断してはいけない。
えっ、この絵見た事あるって?そうだ。再掲載だ。いつまでもいつまでも民主党政権が続くから、同じ絵が使える。さっさと政権交替してくれれば、こんなつまらない絵は捨ててしまうののに、なかなか思うようにならない。