2012年02月03日

こうすりゃ喫煙者なんかいなくなる!

もう10年近くも前になるが、上海に出張した。取引先を訪問し、応接室に入った途端、タバコを山盛りにした大皿が登場した。並みのサイズじゃない巨大な皿だ。そこに何百本か何千本かウズ高く積み上げたタバコを指差して、さあどうぞと向こうは笑顔で勧める。歓迎の意を表しているらしい。しかし、こちらはタバコを吸わない。吸わないと云うより嫌煙家だ。はっきりと断った。

 

ここで普通なら、タバコの大皿が引っ込むと思う。だって遠方からの客人はタバコが嫌いと宣言したのだから。ところがソコは支那流で、相手はちっともひるまない。悠然と構えてへらへら薄ら笑いを浮かべている。次から次と入室する相手側の人間はひとり残らずタバコをくゆらし、数分もしないうちに煙地獄になった。バルサンを炊かれるゴキブリの心境がよく分かった。それ以来、支那には行っていない。二度と行きたくない。

 

支那みたいな後進国ほど酷くはないが、先進国ににしてはわが国も喫煙者がまだまだ多い。特に飲食店で喫煙する奴が多いのには辟易とする。分煙もあまりないし、あってもいい加減で、禁煙席にまで煙が流れてくる。折角の食事が台無しになる上、受動喫煙で具合が悪くなってしまう。当たり前のようだが、タバコは煙い。そして臭い。頭痛をもたらし、胃のあたりをムカムカさせる。目が霞み、喉がひりひり痛くなる。眩暈や吐き気すら催す。酷いときは2・3日寝込むことになる。

 

現在の成人喫煙率を12%に引き下げる政府の方針らしいが、そんな安直な目標を立ててどうする。喫煙者0%を目指せ。タバコの撲滅こそ目標に掲げよ。タバコは嗜好品だから、個人の自由だと云う暴論に負けてはいけない。喫煙者など単なるニコチン中毒患者だ。やめらない段階まで症状が悪化した者は放って置くしかないが、だからと云って他人に迷惑をかけるのは許さない。タバコを嫌う他人に煙を吐きかけるなんて、れっきとした暴力行為であり犯罪なのだ。

 

具体策として、あらゆるパブリックスペースを全面禁煙にする。屋外であっても混雑するところは禁煙指定する。他人に煙を吐きかける行為を犯罪として処罰の対象にする。公衆の面前での喫煙行為は固く禁止し、違反者には厳罰を科す。特に寿司屋のカウンターで喫煙行為に及ぶような馬鹿は即座に逮捕して禁固刑にすべきだ。

 

 

 

 

さらに云うなら、タバコに重税をかけて高額化させ、ついでに商品名や外装デザインを変えて、消費者の購買意欲を著しく削ぎたい。そういう気持ちでちょっと絵にしてみたが、こんなものが一箱3000円も5000円もしたら、誰が買うものか。それでも俺は吸うぞなんて物好きがいたら、ニコチンに神経を冒されているのだ。

 

ちなみに喫煙者はタバコによる被曝量が年間1000から2000ミリシーベルトになるそうだ。受動喫煙だって軽く見積もって、200ミリシーベルトくらいにはなる。年間1ミリシーベルト以下じゃないと子供の命が、とヒステリックに喚く反原発運動の連中がタバコをくわえてるのを見ると爆笑してしまう。

 

 

 

 

 

 

posted by yohkan at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 嫌煙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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