ついに石原新党の結成が実現する。報道によれば綱領の骨子は、@わが国の国柄を守る、A「小さな政府」と「中福祉」を目指す、Bデフレを克服する、C長期的に貿易立国を目指す、などとある。ひとつひとつ、深く頷いた。そうなのだ。これだよ、これ、と嬉しくなってしまう。
先ず、@わが国の国柄を守る。これが最初に来るのが石原新党の真骨頂だ。尊い伝統や文化を否定し歴史を圧殺した戦後なるモノと今こそ決別する。ついに国体を取り戻すターニングポイントを迎えたのだ。真の政治とは愛国心の発露だと云うところを見せて欲しい。
次にA小さな政府と中福祉。どちらも大歓迎だ。税金を貪る役人が無闇に増殖し、一方で、社会保障制度にぶら下がる寄生虫ばかりでは、国は潰れる。民間で出来ることは民間がどんどんやる。政府は余計な手出しはするな。行き過ぎた福祉は見直せ。これが自立を促し活力を生む。
さらにBデフレの克服。待ってましたあ、と声をかけたい。バブル期に暴騰した地価の適正化など、デフレ的な経済調整が必要な時代は終わった。GDPの縮小はイコール国力低下に他ならない。通貨供給増加や財政出動でインフレ政策を進めるべきだ。
最後のC長期的に貿易立国を目指す。正しい方針だ。いつの間にか、わが国は輸出依存率が低く内需が大きいから鎖国してもやっていける、と云う珍説が大手を振っているが、それは嘘だ。高い付加価値で大きな利潤を生む輸出も、エネルギーから消費財まで国を豊かにする輸入も、もっと増やすべきだ。
ちょっと気が早いが、石原新党圧勝の号外を作ってみた。解散・総選挙となれば、必ずや大勝し、腐りきった民主党を叩き潰してくれるに違いない。目の前がぱっと明るくなった。石原新党に大いに期待しつつ、今夜は飲んじゃおう。
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