ソフトバンクは派手な宣伝で業績好調を装うが、設備がおそろしく貧弱な上、iPhoneユーザーのAU乗り換えで、客離れが起きているのは隠しようの無い事実だ。借入金が減ったと自慢するが、3兆円の有利子負債はかわっていないし、自転車操業で必死にペダルを漕ぐ姿が哀れだ。にもかかわらず、唐突に米通信3位のスプリント・ネクステル社買収案を打ち出して、世界一を目指すとか、カッコのいいことを云う。
偶然のタイミングか、今月、アメリカの下院は、支那の通信機器メーカーのファーウェイ社とZTE社を安全保障上の脅威と認定し、自国市場から締め出す旨決定した。人民解放軍と近い両社は対米スパイ工作が行っているためだ。この2社とどっぷりの関係で、機器までバラまくソフトバンクによるスプリント買収なんて、アメリカ政府がそう簡単に承認するのだろうか。
そもそもソフトバンクが、どーんと大型買収案をぶち上げたのは、金を目一杯借りてしまえと云う作戦ではないのか。現状の借入でさえ返済目処のないソフトバンクだもの、いっそ大き過ぎて潰せないレベルまで借金を膨らませ、最後は開き直るつもりかも知れない。金余りのメガバンクがスプリント買収に向け2兆円近くを貸すと聞くが、相手が倒産したら、どうするつもりか。巨額の融資が焦げ付いて、税金で救済なんてコトになれば、国民として目もあてられない。
と、つらつら思ううち、孫正義氏が髪を増やして眼鏡をかけたら、今話題の自称ハーバード大講師、森口尚史氏に似てるなと気付いた。虚言癖があって法螺吹き。経歴を詐称して自分を飾り立て、根拠のない手柄を並べ立てて自慢する。いや、別に孫正義氏が詐欺師だと云ってるわけではないのだが、その風貌が、iPS細胞の嘘つきオジサンに似てるなあと・・・・。