維新の会が内部抗争でゴタゴタしている。国会議員と地方議員が反発し合い、東京と大阪が対抗心を剥き出しにする。橋下市長が独善的に突っ走って、取り巻きが離反する。大阪のローカル政党が国政進出をぶち上げた途端に失速中だ。
もっともこの展開は予想できた。政党とは本来、共通する政策や主張や志を核にした政治家の集まりだ。維新の会は違う。リーダーの橋下氏以外は、頭数を合わせるための議員か、面白がって集まった素人だけだ。そもそもの政策や主張すら、はっきりしない。政党とは名ばかりの烏合の衆だ。
それに、維新の会が提唱した船中八策は、単なる宣伝文句の寄せ集めだ。どこかで聞いたウケ狙いを支離滅裂に並べて、政策に見せかけた。具体策は一切示さず、受け取る側が素敵なイメージを勝手に描くキャッチフレーズを羅列するとは、随分安直なマーケティング手法だ。
それでも橋下&維新に人気が集まったのは、大阪独特の風土によるところが大きい。従来の政党には属さず、既存の体制をぶち壊す、ただそれだけで拍手喝采される土地柄なのだ。奇抜なピエロを演じて、権力と戦う姿勢を示し、しかも根っからの庶民であれば、誰もが応援してくれる。笑いが取れれば鬼に金棒だ。
橋下氏を見ていると、かって大阪の顔だった元漫才師の横山ノック知事を思い出す。同じタレント出身知事として、全盛期は大変な人気者で、二期目の選挙では対立候補がいなくなるほど圧倒的な強さを誇った。後年、強制わいせつ事件で有罪となり、エロダコの名に恥じない(?)幕切れとなったが、最後まで大阪芸人を貫いた、憎めない人だった。
横山ノック氏は長年に亘り国会議員を務めたが、府知事就任以降は新政党の結成にも国政進出にも色気を見せなかった。もちろん、朝鮮系の携帯電話屋やパチンコ屋から莫大な資金援助を受けたりもしなかった。政治家として、自分を支える基盤は大阪の庶民感情だと、ノック氏本人が一番よく分かっていたのだ。残念ながら橋下氏はそこが分っていない。
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