2012年08月01日

退場させられた日本選手団!国家の威信を取り戻せ!

オリンピック開会式の入場行進で、インド選手団に無関係なダンサーが混じっていた。世界中がこの椿事を面白おかしく報道する一方で、激怒したインドがIOCに対して猛抗議をしている。当然だ。スポーツ大会とは云え、国旗を掲げて国の代表が行進しているのだ。主催者側の杜撰な管理で、国家の威信や誇りを傷つけられては堪らない。

 

ところがわが国も他国のトラブルを見て笑っていられる立場じゃないことが判った。何と同じ開会式で、日本選手団が入場行進の途中で強制的に退場させられていたのだ。にわかには信じられないが、ネットには、大会係員のバリケードに進行を止められ、選手団がすごすごと場外に退出する証拠写真まである。

 

さすがにこれは問題だと認識して、JOCに事情確認してくれた人もいる。松田公太参議院議員(みんなの党)のツイッターによる説明はこうだ。

 

「私も少し気になっていたので文科省・JOCに確認しました。オリンピック組織委員会のミスで日本選手団は『退場』させられたそうです。開会式を楽しみにしていた選手は可哀想。しかし、ミスの多いオリンピックですね。」

 

えええ!?っと仰天する。IOCのミスで日本選手団に恥をかかせたのなら、猛烈に抗議して当然ではないか。ところが、同じく松田議員のツイッターによると、JOCの言い分はこうだ。

 

「日本選手団は『早く帰りたい人が残されたのなら競技に影響が出るが、その逆なので競技に影響しない』と判断し、静かに帰ったそうです。」

 

 

 

 

おいおい、馬鹿云うんじゃないぞ。メダル獲得に向け戦う選手達にとって開会式がどうでもいいのは、本当だろう。誰もつまらぬ行事で疲れを残したくはない筈だ。しかし、くどいようだが国旗を掲げて国の代表が出席している式典だ。強制退場が本当なら、日本が侮辱され、国家としての威信と誇りをずたずたに傷つけられたことになる。激怒して当然ではないか。仮に単純ミス(?)だとしても猛烈に抗議して、組織委員会に正式な謝罪と事情説明を求めるべきだ。

 

ところで凄く不思議なのは、殆どのメディアが、この途中退場を全くニュースとして取り上げず、知らんぷりしていることだ。それに一部の新聞は、JOCが選手の体調管理のため早期退場を事前に申請したと報じるが、松田議員による上記のJOC側見解と何故喰い違う。数多くの記者をオリンピック取材に送り込みながら、こんな事件すらマトモに報道出来ないなんて。国家意識もなく、日の丸を守ろうという気もないマスメディアは、わが国の癌だ。

 

 

 

 

 

 

posted by yohkan at 13:11| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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