2012年06月19日

どこまで本気?小沢教祖の消費税反対!

消費税法案で民主党内が揉めている。自民・公明両党との修正協議を経て、最低保障年金など独自の主張は撤回を逃れた。増税の前提として経済成長率の「名目3%、実質2%」の努力目標も明言されている。必ずしも2014年4月から自動的に増税になる話じゃない。となれば、増税反対派がいきり立つ理由もなさそうに思うが、小沢グループが強行な反対姿勢を崩さない。自分に一任してくれと云った前原政調会長を怒鳴り倒す有様だ。

 

この話、そもそも、消費税増税の反対勢力が小沢グループと云う点に違和感がある。小沢さんはかって消費税こそ増税すべきだと説いて回った人だ。かれこれ20年も前になるけれど、消費税を10%にして、所得税や法人税を大幅に下げるべきと、当時としては画期的な税制改革を主張していた。あるいは、消費税を国民福祉税に名称変更して増税したいと、細川総理に云わせたのも小沢さんだ。さらに近年では平成19年、福田総理に対し、消費税増税目的の大連立を持ちかけたのも小沢民主党代表だった。

 

だから、小沢さんが消費税増税には反対だ、その前にすることがあるだろうと云ってみても、全然説得力がない。むしろこれまでの経緯を振り返ると、ああ、やはり政局のために反対しているのだなとか、次の選挙を睨んだウケ狙いだなと感じてしまう。この感覚は小沢グループの議員たちにも共通するのだろう。反対だぞと云いながら、何ら対案を示すわけでもなく、周囲をきょろきょろ見渡す様子なのはそのためだ。自らの勢力を誇示するための反対であり、ポーズに過ぎない。

 

 

 

 

報道によれば、増税反対の小沢グループは60~70人らしいが、以前は100人以上の大集団だった筈だ。いつの間にか数が減って、勢いが落ちている。この調子だと、実際に蓋を開ければ、教祖様についてくるのは20~30人かも知れない。いやいや、小沢さんがこの指、と〜まれ!と云っても、皆が無視するケースも有り得る。どうするんだろ、あの怖い顔に照れ笑いを浮かべて誤魔化すのか。すごく格好悪いぞ。

 

小沢さんは往々にして、ここぞと云う場面で姿をくらます人だ。気がつけば、中心人物が雲隠れして、グループの連中がへなへなとへたり込むような場面があるかも知れない。離縁状を叩き付けた奥さんが云っていた。小沢さんは自分だけスタコラサッサと逃げちゃうような、実は頼りない人なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

posted by yohkan at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 立憲民主党(民主党) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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