3月1日、TPP交渉参加に反対する超党派の国会議員や有識者でつくる「TPPを考える国民会議」が衆院議員会館で会合を開いた。報道によれば、民主党、生活の党、社民党から10人の議員が参加した。他には新たに同会の顧問に就任した鳩山由起夫氏や、副代表世話人の山田正彦「元」衆院議員が出席したと云う。残念ながら出席議員の顔ぶれはわからないが、ルーピーやら、テーピイピイの山田さんなんぞの名前を聞くと、何だかなあと感じざるを得ない。自民党の出席者は皆無だったそうだが、そりゃ当然だろう。
TPP交渉参加に関しては賛否両論あるが、執拗に抵抗する農業団体や医師会を除けば、大方の国民が賛成しているのではないか。WTOが頓挫した今、将来のアジア太平洋自由貿易圏FTAAPの第一歩と呼ぶべきTTPに加わり、積極的に自由貿易のルール作りを進めて国益を守れとわれわれは願っている。一部にはTPPを危険視する向きもあるが、安倍首相は農政に長けた自民党の意見を充分に聞くと明言している。ここは日米首脳会談で不安材料を一掃した首相に判断にお任せしたい。
もちろん、既得権益を死守せんと頑張る農業団体は医師会以外にも、反対の声はあるが、特定の評論家センセイたちの撒き散らす不安説に踊らされていないか。例えば中野剛志氏など、若くて雰囲気も爽やかだし、お話も上手なので、若者達に支持されるのはよく判る。でも冷静に主張を聞いていると、論旨がかなり強引なコジツケだ。
2011年秋の録画だからちょっと古いが、中野剛志氏がフジテレビの特ダネに登場した動画がある。たまたまツイッターで教えて下さった方がいて、最近、初めて見た。キャスターの小倉氏はじめ周囲のコメンテータやアナウンサーが痛々しいほど気を使って、中野センセイをヨイショしている風が否めない。これまた、なんだかなあと感じた次第だ。