2013年02月27日

農業の統制経済をぶっ壊せ!農協は自ら変革せよ!

昨日の当ブログに「安倍政権は農業の明るい将来像を描け」と書いた。今日はその続きを書く。

 

誰でも必要と考えそうな農業改革がなぜ実現しないのか、なぜ旧態依然とした農政がまかり通るのか。なぜ農水省のカロリーベースなる珍奇な計算により、食料自給率が低いと国民を騙し、農業に対する莫大な税金をぶち込むのか。答えを云う。日本の農業を牛耳る巨大独占企業、農協があるからだ。

 

農協は農業に従事する正組合員500万人、農業とは無関係に商品購入などの特典を利用する準組合員500万人、計1000万人を擁する最大の組合組織だ。職員数は30万人と云われるが、関連団体も含めれば膨大な数になるらしい。農産物の仕入・集配から販売はもちろん、金融、小売、観光、不動産まで事業を多角化し、進出していない業界は何とパチンコと風俗だけ。補助金を仕切る行政代替機関であると同時に、政界の集票マシンの役割を担う。

 

わが国の農業は、消費者向け直販や家庭菜園などの例外を除き、全てはこの農協が統制管理している。個々の農家に自由はない。建前上はあるが、農家が非農協ルートで活動すれば、品質検査や補助金支給の遅延、融資の回収など組織的な嫌がらせの対象となり、下手すれば村八分だ。農家にすればひらすら農協にすがるしかなく、戦後、地主から解放された小作人が、今度は農協に縛り付けられた格好だ。当然ながら市場原理など働くわけもなく、親方日の丸の高コスト体質に凝り固まる。

 

高コストを全てを消費者向け価格に転嫁するから、日本の農産物はぶっ飛びで高い。輸入関税が米800%、こんにゃく1700%と聞いても驚かないくらいに高い。ソレもその筈、所詮は消費量に限りがあるからと、農協が生産を絞り価格を吊り上げる。生産から流通まで農協が幾層にも介入して手数料をふんだくる。一方で高額の農薬や農耕機械を農家に売り付けて利鞘を稼ぎ、納入業者から多額のマージンを受け取る。日本の農産物が農薬と化学肥料漬けとなり、猫の額ほどの田畠に不釣り合いな機械が据えられるのは、これが理由だ。社会主義的な統制経済による弊害であり、悪者は搾取する農協だ。

 

農業を近代化しようと思えば、阻害要因たる農協の統制を廃して、自由な市場競争を活発化させるのが一番だ。個々の農家が頑張ることも大事だが、ビジネスマインドと資本を持った農業生産法人の活躍が望まれる。細かく分断された土地を集約し、農業株式会社による大規模で効率的な農業を実践したい。ハイテクなバイオ技術を生かして、新しい農業に挑戦したい。

 

 

 

 

TPP参加は農政改革の契機になる。農協が最後の抵抗勢力になっても意味はない。既得権益構造を死守したい気持ちは判らないじゃないが、新しい時代に即した生産者団体や営利事業体や農業関連サービス業に転換して生き残る手もある筈だ。日本の農業を率いてきた農協だからこそ、自ら変革を遂げる意欲を持って欲しい。われわれ日本人は日本の農産物が大好きだ。何だかんだ云っても、日本の農業の発展に期待してるのだ。

 

 

 

 

 

posted by yohkan at 12:38| Comment(0) | TrackBack(0) | TPP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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