2013年02月23日

日米首脳会談、昭恵・ミシェル両夫人の姿なし!

安倍首相がワシントンに到着した。米メディアは鳩山・菅・野田などの来米を殆ど無視してきたが、今回は様子が違う。TVニュースは、安倍・オバマ会談で北朝鮮の暴発や支那の軍事挑発への共同対処に加え、シェールガスの対日輸出やTPP交渉への参加などを討議すると報じている。

 

ワシントンには諸外国の首脳がひっきりなしに訪れるためか、普通、条約締結の式典やド派手な晩餐会など目を引くイベントがないとあまり一般向けニュースにはならない。例外的にしっかり報道するのは大統領府の意向だろうし、オバマ政権は日米関係強化を謳う安倍首相の来米を歓迎している様子で、安心した。

 

さて、Wall Street Journal電子版が、'Japan's First Lady Skips D.C., Cites Mrs. Obama's Schedle'と題し、愛妻家で有名な安倍氏が夫人を伴わず来米したコトを驚く調子で伝えた。理由はオバマ夫人に先約があり日程上の都合がつかなかったからだと書く。夫人同伴の来客を迎えるのに、ホスト側の夫人が不在では格好がつかないし、訪問する側だって気まずい。と云うコトで、首相の単独訪問になるのは常識的な判断だ。

 

ところが、この記事のコメント欄に寄せられた読者の意見が面白い。日本のファーストレディに対し、オバマ夫人は何たる無礼を働くのだ、スキーやショッピングやパーティにうつつを抜かすくせに日程調整も出来ないのか、と厳しい非難の言葉が並ぶ。上品で優美な昭恵夫人に会えば、恥をかくのがオチだと云う皮肉や、コレじゃアメリカの外交が上手くいかないのも当たり前だと自嘲の声、中には人種差別丸出しでミシェル夫人を蔑むコメントまである。

 

三大ネットワークなど米メディアは民主党支持に偏る傾向があって、オバマ大統領をひたすらヨイショする。褒めるのは大統領本人にとどまらず、お洒落だ、ゴージャスだとミシェル夫人を賛美しまくる。それが反作用を招くのか、世間では夫人の評判が極めて悪い。マナーがない、非常識だ、ファッションセンスがないと批判が絶えないし、生理的反感すら抱く人までいるらしい。オバマさんには気の毒だが、米国民が描くファーストレディの姿にそぐわないと云ったところか。

 

そう云えば、なかなか堂々とした振る舞いで海外でも好印象を与える昭恵夫人だが、国内ではいろいろな発言が物議を醸したりもする。安倍さんの政治姿勢に反するとの批判も聞く。首相は国政のトップでも、夫人は一般人だからそう目くじら立てる意味はないと思うが、これまた日本のファーストレディとして相応しくないと考える国民もいるのだろう。

 

 

 

 

こういうご夫人方なので、ミシェル夫人の都合は単なる言い訳で、実は安倍・オバマ両氏双方から男だけで話そうや、と云うことになったのかも知れない。国防や経済やTPPなど真剣に語るべき議題が山ほどある首脳会談だ。腹を割って話そうと思えば、女性抜きの方がいい。カミさんが男の仕事に口を挟むと、何事もややこしくなったりするモノだ。

 

 

 

 

 

 

 

posted by yohkan at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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