高齢者の高額医療費に関連して、「さっさと死ねるように」と云う麻生副総理の失言が報じられた。これだけ聞けば、誰だってぎょっとする。ところがだ。あちらこちらの報道を辿ると、社会保障制度国民会議における実際の発言はこんな内容だったらしい。
「チューブの人間だって、私は遺書を書いてそういう必要なない、さっさと死ぬからと手渡しているが、そういことができないと死にませんね、なかなか」「死にたいときに、死なせてもらわないと困っちゃうんですね、ああいうのは」「死にたいと思っても生きられる。政府の金で(高額医療を)やっていると思うと寝覚めが悪い」
ここまでちゃんと聞けば、な〜んだ、と思う。失言じゃないし、非難される筋合いでもない。麻生さんは、延命治療は止めるように遺書を書いたと、自分の話をしただけだ。しかも政府の金を使って延命をされてたまるかい、と男らしい潔い心情を述べている。誰もが共感できる極めて常識的なコメントだ。
麻生さんの言葉を借りる迄もなく、人生の最後くらいは潔く逝きたいものだ。意識もあるのかないのか判らない状態になって、チューブでぐるぐる巻きにされ、人様の金で生きながらえようなんて、はしたない真似はしたくない。あっさり逝く方がよほど幸せだ。
麻生さんの発言を捩じ曲げるメディアの連中は、単純に揚げ足取りで、安倍自民党を攻撃したいのか。あるいは過剰な社会保障制度を維持して、わが国の財政を毀損したいのか。どちらにしてもロクなもんじゃない。そもそも国が税金を使い、死に体の老人を生きながらえさせる必要はない。あまりにも無駄だ。それに政府は他に仕事が沢山ある。人の寿命くらいは神様に任せよう。
と云うことで、麻生さんの言葉により国の抱える高齢者高額医療費の問題がよく理解できた。死ぬほど嬉しい。