15日、中共の中央委員会総会で習近平が総書記に就任し、新指導部が発足した。党と軍を掌握する習が如何なる体制を築くか興味は尽きないが、表舞台から退く胡錦濤と、とっくの昔に引退したのに、何故か影響力を維持する江沢民について語りたい。但し、どうでもいいようなくだらない話なので、忙しい人は読み飛ばして欲しい。
皆さんは、胡錦濤と江沢民が誰かに似ていると思ったことはないだろうか。新旧交代した指導者ゆえ、ふたりが並んで登場する機会は少なかったが、例えばこうして見れば、お気づきの方々も多いのではないか。大柄な方が、ぬ〜ぼ〜とした表情ですっとぼけたギャグを飛ばすボケ、小柄な方が癇癪もちのツッコミだ。
そう、かの有名な、昭和を代表する漫才コンビ、獅子てんや、瀬戸わんやだ。片方が警察手帳を出す仕草を見せると、相方が平然と「ああ、手帳屋さんですか?」と云うギャグがウケた。こう書くと別に面白くも何ともないが、この警察手帳で腹がよじれるほど笑えたものだった。
てんやわんやと聞いて真っ先に思い出すギャグは、「たまごの親じゃ」だ。何かの拍子に、わんやが奇妙な手振り身振りで歌い始める。最後にてんやがぶち切れるまで、繰り返し繰り返し、延々と歌い続ける。コレが可笑しい。
たまごの親じゃ ピ〜ヨコチャンチャン
ピッ ピッ ピ〜ヨコチャンチャン
あひるじゃ グワアグワア
ぶふふふふ。脳裏に浮かぶと、今も笑ってしまう。一時は小さな子供たちまで、街角で遊びながら、「たまごの親じゃ」と歌っていたが、あれはいつ頃のことだったんだろう。
江沢民が「たまごの親じゃ」を歌い、胡錦濤がぶち切れるとすりゃ、面白いじゃないか。と、まあ、こういう話だ。え、くだらない?そりゃそうだ。だから云ってるじゃないか、読み飛ばせって。
そうそう、最後にひとつだけ云っておく。習金平体制になろうとなるまいと、腐りきった共産党が独裁的に14億人の民を統治するのは、もう無理だ。国際ルールを無視して他国を侵略し、膨張するのも限界がある。支那の政治はてんやわんやだ。