石原新党がついに旗揚げする。政党名は「太陽の党」だ。石原さんの衝撃的なデビュー作「太陽の季節」を思わせるし、ご本人がわが国の政界を明るく照らす太陽みたいな人だ。「太陽の党」は湘南のヨットマンに相応しい素敵な名前だ。
憲法改正や教育改革や官僚支配の打破を主張する太陽の党は、わが国の抱える諸問題を解決するための具体策を示し、きっと政界の中心で燦然と輝いてくれるだろう。卓越した見識と発言力で、まさに日本のご意見番政党として、なくてはならない存在になる筈だ。
但し残念なことに、その太陽の党が、日本維新の会やみんなの党に連携を呼びかけている。政治には数が必要だし、第三極の結集もわからぬではないが、相手はいずれも胡散臭い政党だ。然したる国家観も政治理念もなく、ムードを煽って票集めする姿勢は、かっての民主党に近い。顔ぶれを見ても凶悪な人相が多い。太陽の党とは体質的に、水と油ではないのか。
私見ながら、太陽の党が本来、提携を呼びかけるべきは自民党だ。立党の精神を忘れ、いつの間にか憲法改正を封印した自民党だが、同党に潜む反日分子を叩き出せば、太陽の党とぴったりと息の合う保守政党に生まれかわれる。太陽の党が投げかける明るい陽射しを浴びて光り輝くのは、安倍総裁率いる自民党であって欲しい。
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