2012年11月10日

TPP交渉参加は当然だ!日中韓FTAこそ止めちまえ!

年内にTPP交渉参加を表明して選挙戦に突入するとの報道に対して、野田首相が「驚きましたね」なんて語っている。ホントに驚いているワケじゃなくて、世間や野党の反応を見る観測気球みたいなリークなのだろう。ここでわれわれ国民が取るべき態度はただひとつ。いいよ、いいよ、何でもいいから、早く解散しましょうね、と笑顔で対応することだ。おお、よしよし、TPP頑張ってね、と野田の頭をなでてやってもいい。

 

正直云うと、TPPと聞いただけで過剰反応し、国益に反するといきり立つ人たちが理解できない。高名な保守系の論客たちもTPP反対をぶち上げるが、本気なんだろうか。日本の農業が全滅するとか、保険制度が崩壊するとか、あんな噂は全部デマだ。既得権を手放したくない連中が、アメリカを悪玉に仕立てて、嘘っぱちの恐怖心を煽っているだけだ。騙されちゃいけない。

 

しかも現在、政府が主張しているのは、TPP参加ではなくて、その前提交渉への参加だ。加盟国や参加予定国がいろいろな条件や希望を持ち寄り、日米を軸にした強力な経済圏を構築しようと前向きになっているときに、話もするな!と云うヒステリックな暴論はいただけない。交渉を通じて、国益が最大化出来るよう努力すべきなのだ。

 

 

 

 

実は当ブログでも、当初、TPP交渉参加に対し懐疑的な立場で反対論を述べたが、それは民主党政府の売国的な体質が危険に見えたからだ。あえて不利な交渉を進めて日本の経済力を弱めぬか、市場開放や人的交流の促進を特亜を利するために悪用せぬかと、大きな不安を覚えた。ところがこの心配はもう無用だ。次の選挙で民主党が壊滅するのは目に見えている。

 

今よりもずっと信頼に足る次期政権が日本の利益を拡大すべく、TPP交渉に臨むとすれば、何の心配もない。前提交渉への参加を表明せぬ限り、これまでの他国間交渉の推移や条件細部がわからないから、わが国の方針や作戦を立てることすらままならない。早く交渉参加を表明して、具体的検討に着手することが大事だ。

 

ところでTPPと聞くと、びくっと体を震わせて過敏に反応する人が多いのに、方や水面下で着々と進む日中韓FTA交渉に対してどこからも反論が出ないのは、どういう理由なのだ。相手は領土問題を争う敵国であり、毒入り食品を平気で輸出したり、日本の技術や資産を盗み、知的財産権を侵害するヤクザ国家だ。そんな危なっかしい自由貿易協定こそ慎重になるべきだ。日中韓FTAは国益に反するから前提交渉に参加するな、と云う意見なら、その通りだと納得して深く頷く。

 

 

 

 

 

 

posted by yohkan at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | TPP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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