米デトロイト市が破綻した。2兆円近い債務を抱えて、資金繰りに行き詰まり、連邦破産法9条を申請した。
市の財政は最悪だった。GMなど地元企業の不振により、年々落ち込む税収はその殆どが年金と福祉に消える。まともな市政が賄える筈もなく、学校を閉鎖し警察や消防の人員を圧縮した。街灯の半分を消した。そして、暗い町は寂れ果てた。市の人口は半減した。
デトロイトは長年、米自動車産業の輝ける象徴だったのだが・・・
何とクルマの町は、火のクルマになっていたのであった。あちゃ〜。
つまり、財政悪化を理由に、緊縮などしたって最後は潰れるってコトだ。成功体験を捨て、改革を断行し、産業を振興し経済を活性化して強く豊かにしなくちゃならない。ぶら下がる住民連中を甘やかしたら、地獄にまっしぐらだ。
デトロイトの失敗はわが国の自治体運営にとっても、貴重な教訓になる。
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