次々と支離滅裂な発言を乱発する橋下徹氏は、無邪気に思いつきを語るフリして、実はあざとく計算している。ちょっぴり愛国的な発言を織り交ぜた一連の慰安婦発言も、結局は戦地娼婦を被害者に仕立てあげ、謝罪だ補償だと喚く韓国に、プロパガンダ拡散の機会を与えただけだ。
陰謀説を唱えるつもりはないが、何事も誰が得したかを知れば、大抵の構図は見えてくる。もともと反日メディアが奇妙なほど持ち上げ、橋下旋風を演出したからこそ、政界にデビュー出来たタレントだ。10日ほど前、「橋下徹は朝鮮勢力が送り込んだトロイの木馬だ!」と、当ブログに書いてから、その気で観察するうち、推測が確信に変わってきた。
今回も唐突に、大阪の八尾空港でオスプレイの訓練を受け入れると云い出したが、額面通りは受け取れない。そもそも麻生副総理が指摘した通り、たかが大阪市長の分際で八尾市長に要請できる立場でもない。実現するとは本人すら思っちゃいない。
それでもあえて頓珍漢な提案をした狙いは、ずばり印象操作だ。米軍基地とオスプレイが沖縄県にとって「過剰な負担」だと云うイメージを世間に拡散したいのだ。「負担を軽減すべし」ともっともらしい台詞の裏には、米軍沖縄基地の機能を低下させる目的がある。さらに辺野古移転を妨害し、日米同盟を危うくする意図まである筈だ。
まともに国防を考えれば、最南端の沖縄県に軍事基地を築き、支那に対する睨みを効かせるのは当然の話だ。占領憲法下で自衛隊の装備や行動に制約がある以上、沖縄本島に巨大な米軍が存在しなければ、即座に人民解放軍の軍事侵攻がはじまる。「基地は県外」は基地外、いや気違いの戯言だ。でなければ、敵の宣伝工作だ。
それに旧来のヘリコプターより遥かに安全で高性能なオスプレイを、なぜ「沖縄の負担」呼ばわりするのか。何が悲しくて、大阪くんだりで訓練せねばならぬのか。沖縄での訓練が必要なのは、現地周辺での戦闘を前提としているからだ。新鋭機に乗り降りするだけなら、アメリカ本土で充分に訓練できる。
こうした常識を一切無視して、メディアが橋下提案を熱く支持するのは目に見えている。沖縄県が得ている補助金の3000億円には触れず、基地が嫌な県民は勝手に引っ越せばいい事情も無視して、負担だ、負担だと煽るだろう。云うまでもなく、日本の軍事力を弱体化させたい支那と朝鮮が背後にいるからだ。
つらつら思うに、保守派を内部から崩壊させる「トロイの木馬」橋下をこれ以上、野放しにしてはならない。せっかくアントニア猪木が維新に参加したのだ。ビンタどころで正気に戻すのは無理だ。コブラツイスト、卍固め、延髄斬り、インディアンデスロック、ジャーマンスープレックスホールド、ブレーンバスターなど荒技を繰り出して息の根を止めて欲しい。って、まあ、猪木さんと云う人も何が何だかよく分らないが。