現地時間10日に行われた米大統領候補討論会のネット中継で、臆面もなくトランプ氏を攻撃し、ハリス氏を徹底的に擁護するABC司会者の遣り口に呆れ果てた視聴者も多かったろう。
米国では番組終了後、TV局による「90分間のトランプ虐殺ショー」と世間から非難轟々とか。如何に氏の信用を失墜させるかに力点が置かれていたのは明白だ。
メディアの多様化時代を迎え、テレビ放送を対象とした「公平原則」を1987年に廃止した米国ではあれ、大手放送局なら多少は中立性を装えばどう?と余計な心配をさせる。
もっとも、討論を通じハリス氏が劣勢を挽回した訳じゃない。冷笑を浮かべて嘘を吐き、難しい質問は逃げるばかりで、不誠実さと無能さを隠すことは出来なかった。
本邦マスゴミ報道はCNNの世論調査など引用し、ハリス氏優位と伝えるが事実に反する。それぞれが唱える政策を比べ、トランプ氏を支持する米国市民が多いと聞く。
税制、インフレ、環境・エネルギー、外交、中国、中東、ウクライナ、不法移民や中絶問題など多岐に渡る質問が、両大統領候補の違いを浮き彫りにしたのは間違いない。
幾ら討論会の進行が偏向しようとも、次々と重要課題を揚げて両大統領候補に問い糺したのは、メディアのせめてものの良心か、あるい社会のニーズに応える使命感か。
いずれにせよ、その米国に比較して、一昨日に告示された自民党総裁選の立候補者を一同に集め、本邦TV局が発した質問の愚かさと拙さには、クラクラと目眩がした。
一体なぜ、各局とも真っ先に尋ねるのが「選択的夫婦別姓制度」の賛否なのだ?・・・ンなものは、ごく少数のパヨク人種を除けば、誰も関心を持たぬ与太話じゃないか。
無駄に鼻息も荒く「この問題に決着をつける(キリッ)」と前のめりな候補者もいるが、浅はかにもTVの言いぐさに乗っかれば当選確実とでも信じろう、いや信じるのかw
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