7月7日投開票予定の東京都知事選。小池知事は未だ立候補を表明していないが、6月20日の告示日直前、メディアが選挙、選挙と騒ぎ出す時点で、華々しく参戦を宣言するつもりか。
何しろスポットライトを浴び、実物以上の存在感を示したがる見栄っ張りだものw。慌てて登場し、他候補者と同様に軽く扱われるなど以ての外と、彼女なりの計算がありそうだ。
舞台を温めるのは前座の立候補者たちに任せて、トリを務め、盛大な拍手喝采を貰ってこその真打。現職知事として都政を語れば、誰にも負けぬとの自負もある筈。
とは云え、過去2期8年も務めながら、都知事としての実績らしい実績は何もない。選挙公約は清々しいほど、ひとつも果たせず、ひたすら無能ぶりを曝し続けてきた。
無駄にカタカナ言葉を並べて大衆を煙に巻くだけで、政策の中身は空っぽ。それでも、かっての石原知事が都の財政再建を果たしたから、後継者は何をしようとボロを出さずに済む。
思えば石原御大は、ディーゼル車規制や銀行外形標準課税導入の実地、現金給付からサービスへの福祉転換、五輪招致や東京マラソンの実現など通じ、都民の生活を豊かにしてくれた。
外郭環状道路の凍結解除や羽田空港の国際化などインフラ整備を進める傍ら、尖閣諸島購入を表明するなど、選挙スローガン通り「東京から日本を変える」ホンモノの政治家だった。
石原・小池両都政を今更比較しても無意味なのは分かっちゃいるが、緑の狸が3期目に挑戦するにせよ、石原さんの再選を支持、応援したほどの熱量が都民にはない。
むしろ誰もが、もういいから狸は引っ込めよ!ってな気持ちを持つ。ゆえに東京都の52区市町村長が小池に三選出馬を要請したと聞き、何だソリャ?と耳を疑った。
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