偶に「君が代」を歌いたくない人がいる。どんな事情で国歌を嫌うのか判らないが、好き嫌いは人それぞれ。やや風変わりな少数派がいても不思議じゃない。
但し、国旗や国歌に敬意を払うのは世界の常識であり、国民の義務だ。嫌いなモノを好きになれ、なんて誰も無理強いはしないが、社会の一員としてルールに従うのは当然。
国歌斉唱が嫌なら、起立したまま黙るか、口パクで誤魔化せばいい。あるいはいっそ式典を欠席するか。周囲から白い目で見られても、ちょいと我慢すれば済む話だろう。
にもかかわらず、小学校の卒業式と中学校の入学式で国歌斉唱を拒否した13歳の少女と母親が、「日の丸・君が代」の強制を辞めよ、と文科省職員に求めたと知り、驚く。
報道によれば、親子が述べた理由は、@「日の丸・君が代」の強制で嫌な思いをした、A強制は「思想信条の自由」の侵害だ、B自分たちは外国にルーツあり、の3点。
身勝手極まる上記に加え、「グローバル社会に『日の丸・君が代』強制は逆行している」とちゃんちゃらおかしい蛇足が付くのに呆れる。知らんよ、そんなもん(笑)
親子と文科省職員との会見は「京都選挙区の倉林明子参議院議員(共産党)の仲介による」と記事にあり、ああ、如何にもソッチ系の主張だよね、とヘンに納得する。
そして思う。非常識な連中をたぶらかして、秩序破壊を企む共産主義者の腹黒さは許せないが、そもそも駄々っ子を甘やかす「バカ親的日本社会」の過剰な優しさに欠陥があるのだと。
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