2023年11月29日

ダダ漏れLINE

池袋のパスポートセンターで窓口業務を担当した際、旅券申請者1920人分の個人情報等を盗み取った派遣社員の中国人女を、警視庁公安部が窃盗の疑いで書類送検した。

申請者の戸籍謄本に記された氏名・住所・電話番号をを別紙に書き写したり、窓口での会話も録音をしていたそうで、決して事務手続き上のミスの類じゃない。

この女が今春、該当業務に就いたのは僅か3日間とか。仮に長期間、パスポート申請窓口に居座ったなら、どれだけ膨大な情報が盗まれたかと思うと背筋が寒くなる。

残念なのは、明白なスパイ行為にもかかわらず、罪状が「付箋1枚の窃盗」とされたことだ。女の身元や犯行の動機を公安が調べるにせよ、不起訴で一件落着だろう。

派遣会社に業務を丸投げする外務省と東京都の杜撰さは許せないが、コレもスパイを取り締まる法律も手段もない国で呑気に暮らす子羊国民の間抜けさゆえか。

さて、2000人足らずの個人情報なら漏れてもいいじゃんか(?)と云う気分にさせてしまうのが、桁違いの44万人にも上るLINEユーザーの情報漏洩だ。

韓国ネイバー社のサーバーが悪質なサイバー攻撃を受けたため、傘下のLINEヤフーも同様の被害に見舞われたとの報道に違和感を抱き、あれれ?と首を捻る。

LINEは似たような漏洩問題を度々起こし、先日も、今後は利用者データを日本国内のサーバで管理し、もう韓国(ネイバー)と情報共有しません、と詫びていた筈。

2004年のヤフーBBによる500万件の個人情報漏洩はじめ、ソフトバンク系の管理の杜撰さは群を抜くし、もしや意図的な情報窃取かと疑いたくレベルではある。

実は今回の問題も1ヶ月前にLINEヤフー社内で分かっていたらしく、わざわざ中国女のスパイ行為を瑣末な事柄と錯覚させるタイミングで公表するのも何だか怪しい。

個人がパスポートセンターのスパイ行為を防ぐのは不可能だが、スマホの情報管理なら難しくはない。LINEやTikTokなど悪評紛々の危ないアプリは避ければいいのだ。


dadamore line のコピー.jpg

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posted by yohkan at 10:02| Comment(40) | TrackBack(0) | ソフトバンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする