2023年10月25日

「中東問題再考」

中東紛争の本邦マスゴミ報道は、いつも一本調子だ。悪辣で傲慢なイスラエルと背後のアメリカが、心優しくも貧しいパレスチナ人を虐め倒すドラマに仕立てる。

ガザのニュースなら、イスラエル軍の空爆で無惨に破壊された市街地と、ボロを身に纏い、裸足で逃げ惑う女子供の姿が定番の映像で、現地住民の気の毒さを強調する。

もっとも冷静にTV画面を眺めると、登場人物の多くがヘンにカメラ目線だったり、飛び散る鮮血が芝居かプロレスの血糊にも見え、嫌らしいヤラセ感が否めないw

おおかた新聞各社・テレビ各局は、ガザ地区を実効支配するテロ組織ハマスから広報資料を有難く拝借し、何の躊躇もなく、そのまま紹介しているのだろう。

元赤軍幹部の娘に「常に虐められていいる子が、やっと初めてやり返しただけ」と語らせたテロBS、いやTBSはじめマスゴミの立ち位置は疑いもなくテロリスト側だ。

彼らの脳内には、反イスラエル、反米、反資本主義、反自由主義を掲げるハマスやファタハやISのみならず、テロ勢力を支えるイランや中露こそが正義と信じる狂気が宿る。

そうでなければ、突如イスラエルの音楽祭を襲撃して数百人の一般市民相を殺戮、誘拐、陵辱した極悪非道を「イジメへの反発」などと矮小化出来る筈がない。

パレスチナの民衆を暴力で服従させて重税を搾り取り、電力、飲料水のインフラも整備せぬまま、貧困と飢えを放置し、子供たちを洗脳し戦闘員として養成するハマス。

ガザ地区の惨状を故意に維持し、被害者ビジネスで得る人道支援で幹部のみが私腹を肥やし贅沢三昧に興じる、邪悪な組織の実態を、われわれは今こそ直視せねばならない。


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posted by yohkan at 11:25| Comment(85) | TrackBack(0) | 世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月18日

増税メガネ

あれれ?おかしいじゃないか。自民党が発表した経済対策の提言案から「所得税減税」の文言がすっぽり抜けている。コレは一体、どういう了見だ?

「成長の成果たる税収増を国民に適切に還元すべき」と岸田首相が記者会見で胸を張り、減税に前向きな姿勢を示したのは、僅か数週間前だったと記憶する。

急激な物価高の今こそ「国民の暮らしや家計を直接支えるため思い切った施策を求める(キリッ)」と、自民党も大見得を切っていたのに、蓋を開けたら話が違う。

低所得世帯向け支援や、賃上げや投資に前向きな企業向け租税特別措置だけなら何のことはない。いつもの見慣れた補助金と中身はちっとも代わらない。

詰まるところは噂通りの「偽減税」か。解散総選挙前に所得税減税に踏み切りたくとも、一時的な特別措置しか財務官僚のお許しが得られないのか。ああ、情けない。

そりゃ、裁量範囲を広げて権限を強化し、天下り先を確保しようと思えば、可能な限り税収を増やして補助金を配るのが、官僚にとって一番賢い遣り口だ。

特定分野への補助金は選挙対策になるから、その匙加減で政治家をも操縦出来る。実際に「増税」のプランと実行こそが財務省内の出世競争を左右する評価点とも聞く。

ワニの口云々と白々しい嘘を吐き、半永久的な緊縮財政でデフレ不況を故意に長引かせてきた連中にとって、己の権限縮小に直結する「減税」は致命的な失点なのだろう。

頑なに「減税ダメ絶対」を貫き通す官僚の頭にあるのは己の評価と省益だけで、経済疲弊も国力減退も眼中にはない。景気回復なんぞ望まないし、むしろ阻む気満々だ。

従い財務官僚の軽〜い神輿に過ぎない首相が「増税メガネ」と化すのは致し方ないが、向こうが見通せぬレンズでは、経済の実態が目に入らないゾw


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posted by yohkan at 09:34| Comment(43) | TrackBack(0) | 税・社会保障 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月11日

岸田首相の外交センス

「重信房子」と聞いても若者たちはピンと来ないだろう。昨年5月、懲役20年の刑期を満了し出所した日本赤軍の元最高幹部だが、今となっては誰ソレ?ってなものか。

一方、70年代に青春期を過ごした世代なら記憶は鮮明な筈。薄汚い過激派には不似合いな美人で、彼女の清楚な容姿に惹かれて左翼思想に染まった馬鹿もいたに違いない。

と云っても、当時の日本赤軍が引き起こした数々の残忍なテロ事件を思えば、国際社会における多くの人々にとって、心底恨み憎み、呪うべき邪悪な存在と分かる。

なにしろパレスチナ解放戦線と共闘し、無辜の民間人26名を殺害、80人を負傷させたテルアビブ空港乱射事件をはじめ、凶悪テロを世界各地で頻発させた張本人なのだ。

重信氏は構成員に指示命令する立場ゆえ、直接的な実行犯でなかったとしても、日本赤軍の重大な犯罪歴に照らせば、本人がのうのうと娑婆に戻るのは異様な光景だった。

あまつさえ年老いた彼女を往年のアイドルと祭り上げ、出所を祝い歓喜で迎えるTBS他、本邦マスゴミや支援者団体の狂気と非常識さには唖然とせざるを得なかった。

普通の国なら死刑か終身刑、あるいは寿命以上の禁固刑が課される重罪だ。共産主義者の殺人テロをあっさり許す日本社会の異質さに、国際社会はさぞ吃驚仰天しただろう。

さて、こう云う我が国の特質ゆえか、武装集団ハマスがイスラエルに突如侵入し、多数の市民を理不尽に殺害し陵辱し誘拐しても、怒りや怨嗟の声が巷に満ちることはない。

なぜか、パレスチナ寄りの解説が臆面もなく報じられ、イスラエルもハマスも武器を置いて話し合うべし、などと非現実的でナンセンスな台詞が言論空間を埋める。

困ったことにマスゴミに同調したがる岸田首相が、イスラエルとアラブ諸国共に良好な関係を持つ日本こそ、イ国とパレスチナ自治政府の双方に停戦を呼びかけると胸を張る。

おいおいキッシーよ、気は確かか? イスラエル殲滅を目論むハマスは、パレスチナを代表する立場では決してなく、むしろ自治政府と対立する厄介な連中だぞ。


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posted by yohkan at 15:48| Comment(45) | TrackBack(0) | 世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月04日

故ジャニー氏の罪深さ

ううむ、ド〜デモイイ話だなと思う。ジャニーズ事務所幹部の記者会見が、なぜ他のニュースを押し除けてトップ扱いなのか、さっぱりわからない。

そりゃ、始終チヤホヤされるアイドル集団だもの、ココぞとばかりに叩き溜飲を下げる向きもあるだろうが、今、平身低頭する連中が罪を犯した訳じゃない。

変態鬼畜爺さんはとっくにあの世逝きだし、本人の死亡年齢から察すれば、糾弾されるべき犯罪行為は随分と昔の話だろう。何を今更?ってな感じがしてならない。

聞くところ、故ジャニー氏による性加害は半世紀前から噂され、数十年前には裁判所も真実と認定したらしい。にもかかわらず、当時は殆ど問題視されなかった。

メディアが無言を貫いた裏には、人気アイドル集団に対する忖度や事務所からの圧力もあったろうが、別に目鯨立てるほどの話じゃない、との社会通念もあった筈。

所詮は芸能界。幾ら上辺を美しく飾ろうとも、一皮剥けばドロドロと欲望渦巻き、札束飛び交うアンダーワールドゆえ、弱者を標的に搾取する暴力的な仕組みも珍しくない。

「河原乞食」は死語であっても、タレントやアーティストと称するのが相応しいほど才能溢れる芸術家ばかりとは思えず、アイドルは文字通りの「偶像」だ。

年端もいかぬ素人を「偶像」に作り上げる過程には、善かれ悪しかれ、いろんなことがあるよネ、と云うのが大人の感覚で、ある意味で世間の常識ではなかったか。

またこの手のスキャンダルで騒ぎ、事実を暴き晒し過ぎれば、餌食になった被害者を不必要に傷つけるかも知れぬ、と恐れる良識も保たれていたのだろう。

いやいや勿論、故ジャニー氏を擁護するつもりは全くない。中国による民族浄化に比べれば規模は小さくとも、未成年者の性的搾取は重大な「人権侵害」には違いない。

しかし、たかが一芸能事務所を「悪の巣窟」と決めつけ、正義感ヅラして責め立てて何になる? 朝から晩までジャニージャニーと騒ぐマスゴミのバカさ加減と下品さに呆れる。


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posted by yohkan at 13:25| Comment(72) | TrackBack(0) | エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする