2023年09月20日

厚労相の人選

前エントリで内閣改造に触れ、林外相と浜田防衛相、木原誠二元官房副長官の解任は「中国と内通する政治家を排除せよ」との米国の要求に応じた結果だろうと書いた。

台湾有事が刻々と迫る今、同盟国と満足な協調が図れぬ体制では心許ない。後任の外相に上川氏、防衛相に木原稔氏を据えた人選で、政権の本気度が分かる。

木原誠二氏は党幹事長代理と政調会長特別補佐の要職を兼務するじゃないか、との声もあろうが、ソコは文春砲絡みで逮捕の恐れ云々とか、大人の事情があるのだろう。

さて、以上は納得出来る人事だが、厚労相に武見敬三氏を充てたのは失敗ではなかったか。本人は元ニュースキャスターに過ぎぬとは云え、医師会との繋がりが非常に濃い。

年配者ならご記憶と思うが、この人の父親こそ日本医師会の頂点に君臨してドンあるいは天皇と呼ばれ、派手に儲かる医業を確立すべく剛腕を振るった武見太郎氏だ。

岸田自民党としては次期選挙を睨み、大票田たる医師会に期待するところ大だろうが、だからと云って武見氏が省のトップでは、厚労行政が医療・医薬業界の利に偏る。

カビの生えた岩盤規制の破壊やデジタル化による業務効率化が求められる時代にもかかわらず、旧来のシステムにしがみつき、改革や刷新を逆行させる恐れが充分にある。

実際、武見敬三厚労相は就任早々、NHKの番組を通じ「診療報酬など社会保障の財源として税収の上振れ分を活用したい」と放言して、周囲を驚かせた。

何の脈絡もなく突然「税収の増加分は医者に寄越せ」に等しい暴言を吐くあたり、国の懐に手を突っ込み、既に過大な医療費負担を際限なく膨張させようとの魂胆が明らかだ。

コレが他の業界なら即座に大問題になる筈だが、世間が黙っているのは、命が大事ゆえお医者様には血税を差し出すしかない、との誤解や諦めが蔓延るからか。

冗談じゃない。コロナ特需で濡れ手に泡の大儲けに踊り狂った病院を見よ。あの手この手で診療報酬を膨らませ、国からカネを奪えと、医師会は何か勘違いしているのだ。


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posted by yohkan at 09:00| Comment(37) | TrackBack(0) | 指定なし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする