2023年05月31日

翔太郎くんの話

なぜ長男の翔太郎なんぞを首相秘書官に据えてしまったのか。と、岸田首相は昨秋の己の判断を心の底から後悔し、頭を掻きむしっていることだろう。

仮にシゴトを満足にこなしたとて、身贔屓と非難されるのは判り切っていた。ちょいと失敗でも仕出かそうものなら、揚げ足取りのネタにされる。

案の定、若さと未経験が災いし、ヘマを連発して更迭せねばならぬ羽目に陥った。身近に置いて政界の水に馴染ませ、己の後継者として育てる親父の方針はあっさり頓挫した。

翔太郎くん自身はサバサバした気持ちか。表情から察する限り、そもそも自ら望んで首相秘書官になった訳でもなく、政治家稼業への興味もなさそうではある。

家業を継いでくれるなら、家でもクルマでも買ってやる。番頭が全て切り盛りするから心配するな。などと甘言に釣られ、実家経営の会社に渋々入った息子と立場は変わらない。

今の本音を代弁するなら、「商社勤務も然程面白くないから暫く親父の手伝いをしたけど、アレコレ文句ばかり付けられて、やってらんねえよ!」ってなところか。

但し冷静に考えると、欧州出張時に公用車でお土産を購入したとか、住まいとする首相公邸でお仲間と宴会をやらかしたとか、実に取るに足らぬツマラヌ話ではある。

不適切と云えば不適切、軽率と云えば軽率だが、首相周辺の出来事ながら「政治」とは本質的に関わりがない。任命責任だ、更迭だと周囲が喚くべき重大案件でもない。

それでもマスゴミが大騒ぎするのは、G7の大成功で浮かれる岸田政権の支持率を減らし、出来ることなら反日野党に不都合な解散総選挙を阻止したいからだろう。

やれ海外土産が、やれボーナスが、と情弱庶民の嫉妬心や妬み根性を刺激して、岸田自民党への反感を掻き立てようと躍起になる扇情的な報道姿勢には知性や品性の欠片もない。

生憎、翔太郎くんはTV映えするルックスではない。平凡で地味な顔つきゆえか、つい親の七光りだけの間抜け面に見えてしまう。だからマスゴミの餌食にされる。


kishida shotaro のコピー.jpg

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posted by yohkan at 13:35| Comment(60) | TrackBack(0) | 自由民主党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする