2023年05月24日

原爆投下の謝罪?

広島G7サミットが21日に閉幕した。西側主要国が固い結束を示すと共に、軍縮・核不拡散を訴えて、露中の暴発を牽制する絶好の機会となった。

中でも、岸田首相が各国首脳を引き連れて原爆資料館を視察後、平和記念公園で一同打ち揃って慰霊碑に献花するあたり、まさに被爆地ならではの見事な演出だった。

かって安倍首相時代、キリスト教国のG7首脳同道の伊勢神宮参拝や、オバマ大統領の広島訪問にも驚かされたが、それらにも勝る強烈な印象を残したのではないか。

更にゼレンスキー大統領が加わったのだから、国際社会が注目しない筈がない。世界の平和と協調に向け、今回ほど有意義なサミットもそうはなかったろう。

命懸けのウクライナ電撃訪問はじめ各国歴訪における綿密な根回しが奏功したのは間違いなく、首相自らが発揮した指導力と外交力を高く評価したい。

そしてサミットを通じ、わが国のプレゼンスを飛躍的に高めてくれたことに感謝しよう。コレも昨今の株高要因のひとつかも知れないと思えば、キッシー批判を続ける気は失せる。

ところがだ、世間には相変わらず政権を非難する輩も多い。反日マスゴミは揃って「被爆者の声に寄り添っていない」などとイチャモンをつける。

被爆者が核廃絶を望むのは分かるが、「抑止と称して核の存在を認めているじゃないか!」なんて不満は、駄々っ子同然だ。国政政治の現実を無視しちゃいけない。

他にも、パヨクや鈴木宗男が口にする「ゼレンスキー氏を招くならプーチンも呼ぶべし」は、戦争終結後に語るべき言葉だろう。侵略国のロシアに寄り添ってどうするw?

保守系からも文句があるようで、聞けば、折角バイデン大統領が広島で献花したのに、原爆投下に対する「謝罪」を得られなかったのは失態だと云う。

戦争犯罪級の被害を受けたとは云え、80年近く前の出来事をネタに、当時の政権と関わりのない現大統領に「謝罪を求めるニダ」と迫るのは余りにみっともない。

日米には既に戦争を乗り込えた厚い友情と強固な同盟関係がある。今更、大統領にこんな風に詫びてもらう必要はない。


biden in hiroshima のコピー.jpg

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posted by yohkan at 13:09| Comment(30) | TrackBack(0) | 自由民主党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする