もともとビル側は多様性への配慮云々で、時代の先取り感を演出したかったのだろうが、性別を問わぬトイレゆえ、何かと混乱もあるらしく、評判は決してよろしくない。
深夜ともなれば、ジェンダーレストイレに多数の男性がたむろするとか。どことなく不穏な臭気、いや空気が漂うようで、女性なら近付きたくないだろう。
ちなみに歌舞伎町タワーの全トイレが男女兼用と云う訳じゃない。他のフロアは普通仕様で男女別々だし、2階にも男女夫々の専用個室があるので、両性兼用は全館の一部に過ぎない。
ゆえに何故オトコどもがジェンダーレストイレに群がるのか、確たる理由は不明だが、物珍しさに惹かれた連中に混じり、変質者がいるなら怖い話ではある。
昔は巷に男女兼用のトイレも存在したが、性犯罪防止などの観点から、設備を刷新しジェンダーがキッチリ区分けされた近年の歩みを振り返ると、逆戻りする理由が分からない。
詰まるところ、建築業者や娯楽施設が今流行りのLGBT運動に迎合するだけで、その荒唐無稽さは、国会論戦に登場するLGBT理解促進法とやらにも共通するのではないか。
そもそも誰が言い出したのか、「性自認」なんて奇妙な概念でトレイから男女の区別を取っ払ってどうするのだ? 何を思おうと個人の自由だが、ソレを他人様に強要するな。
冷静に考えれば、自分が男(女)だとも思えば男(女)なんて、妄想か狂人の戯言だろう。自分は神だ、あるいは犬だと信じれば、現実にそうなるか?と云えば、絶対にならないw
LGBTのためにジェンダーレストイレの設置を要すなら、いずれは己を犬と思い込む人々、通称「犬自認」がトイレにマークング用の電柱を立てろ!と喚くだろう。
民間施設がお遊びか悪ふざけで電柱トイレを設置するのは勝手だが、ごく一部の稀な連中を喜ばすために政府や公共団体が同じ真似で血税を浪費してはならない。

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