ペロシ下院議長の台湾訪問は画期的な出来事だったが、マスゴミにとっては余程、視聴者の目に晒したくない話題だったのか。意外なほど報道が少なかった。
報じても、電撃訪台をペロシ氏のスタンドプレイと揶揄し、米中間の緊張を高めるだけと愚行呼ばわりして、習近平様が黙ってはいないぞ、との脅し文句まで付け加える。
そう云えば本件に関連し、暗殺された安倍総理が李登輝元総統の三回忌出席のため、7月末に訪台して講演する予定だったと、マスゴミが報じた様子はない。
「日米と台湾の密接な関係は隠せ」「中国の意向のみを伝えよ」との北京の命令には逆らえないのだろう。ここまでマスゴミは中国に支配されているのか、と呆れるばかりだ。
聞くところ、本来はペロシ氏が日本の国会で追悼演説を傍聴後に訪台し、故安倍総理の言葉「台湾有事は日本・日米同盟有事」を基に、蔡総統に台湾防衛の決意を示す意向だったとか。
コレに神経を尖らせた中国の圧力が追悼演説を秋以降に吹っ飛ばしたらしいが、臨時国会閉幕時に衆参両院議長が弔詞を捧げるくらいなら、予定通り実行すればよかった。
ペロシ氏来訪に慌てて大統領が雲隠れする韓国ほど酷くはなくとも、日本政府が低姿勢で弱腰だから、中国なんぞハリボテ国家に舐められてしまうのだ。
突如、人民解放軍が演習と称して台湾周辺海域で弾道ミサイルを撃ちまくり、一部は日本の排他的経済水域にも着弾したが、この暴挙に対し、簡単に電話の抗議で済ませたわが国。
一方の中共はわざわざ日本大使を呼び出し、G7外相会議の共同声明による「中国への不当な非難」に抗議した、と聞いて仰天する。えっ?撃ったのはテメエらだろよ!(怒)
さらに敵はカンボジアのASEAN外相会議で予定されていた日中会談もドタキャンした。別に会議などなくて構わないが、中国ごときが生意気ではないか!
と怒る様子もないのが、外務大臣の林(リン)さんだ。プヨプヨした表情とおどおどした態度はいつもの通り。恫喝を受け、悲しそうに目を伏せる姿が国民をイラつかせる。
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