2022年05月28日

変態仮面の国ニッポン

気温がじわじわ上昇し出した数週間前、「マスクを外す自由」と題し、熱気で汗ばむ顔を朱に染めつつ、布切れで口と鼻を覆うのは余りにも愚かだ、と書いた。

インチキ臭い専門家もお節介極まるマスク警察も無視して、さっさとマスクを外そうよ!と呼び掛けたのだ。密かに、そうだ、そうだ、と世間から賛同の嵐を期待しつつ・・・

違いましたね。期待は外れた。街行く人々は相変わらずマスクで顔を覆う。男も女も老いも若きも、気の毒にも子供ですら、揃いも揃って顔を隠し、眼だけを外気に晒す。

いや勿論、当弱小ブログの影響力は皆無と承知している。愛国画報が「マスクを外す自由」を唱えた途端に、日本中からマスク姿が消滅するなんてこたァ有り得ないw

しかし夏本番は目の前だ。この週末に夏日を迎える地域も多い。幾ら新コロ恐怖説に躍らされたとて、果敢に熱中症のリスクに挑む理由が見当たらない。

しかも、国民の健康を司る政府側責任者の厚労大臣ですら、直近の記者会見で、他人と距離が取れたり会話が少ないなら、マスクは外して結構です、と明言している。

加えて、以前からかかる場合は不要、あるいは、子供のマスク着用は体調に注意せよ、とのメッセージが国民に正しく伝わっていなかった、と反省の素振りすら見せる。

早い話、不慮の事態を恐れて過度に慎重な姿勢に徹し、ひたすら検討を続けて迷走する政府ですら、もう常時マスクを着ける必要なし、と公式の場で率直に認めた訳だ。

武漢ウイルス襲来にパニックを起こし、マスゴミ報道に煽られ、この世の終わりと慌てふためいた2年前とは環境が異なる。気付けば新コロは既に風邪の類ゆえ、当然だ。

と判っちゃいるのに、日本社会が脱マスクに踏み切れぬとすれば、一体何が理由か?、と考えていたら、昨日付産経新聞に「もはや『顔パンツ』」なる記事が目に入った。

うわはははは、なるほど、顔パンツか。と爆笑しつつも、ふと脳裏に、ガールフレンドのパンティを顔面に被るとパワーアップする「変態仮面」が浮かんだりもする。


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2022年05月22日

消えた4630万円

バイデン大統領の初来日に触れるべきかと思ったが、気分が乗らない。日米豪印のクアッドは重要テーマだから後日取り上げたいが、岸田バイデン会談なんぞに興味はない。

安倍さんがトランプさんを迎えた「安倍トラ時代」の高揚感がない。と云うより、指導者としての能力も魅力も欠くキッシーとバイデン両首脳に嫌悪感すら覚えてしまう。

で、全く違う話題だ。山口県阿武町のニュースだ。役所が間違って振り込んだ大金を男が懐に入れ、あろうことか、オンラインカジノで遣い果たした件について語ろう。

但し、世間では既にクズ男確定だし、その可能性は十分にあるが、現段階では容疑者に過ぎない。耳慣れぬ「電子計算機使用詐欺」で有罪になるか否かも不明だ。

ゆえに、憶測で非難してもはじまらない。マスゴミは執拗に田口容疑者の人柄や生活を暴き晒し罵るが、酷く一方的で、弱い者虐めのように見えないこともない。

無論、偶々、自分の口座に入金されたのでギャンブルに使っちゃいました、なんて馬鹿話に擁護出来る部分はない。常識的な神経の持ち主なら、進んで返金に応じる。

実はブログ主も、以前に某銀行から誤送金の連絡を受けた経験がある。間違いが明らかなら即座に取り消せよと返答したが、先方は「そうも行きません」と詫びるばかり。

聞けば、入金口座の持ち主が正式に応じぬ限り、銀行側が勝手に振込を取り消せない法律なんだとか。求められるまま、返金同意書に署名し提出した記憶がある。

もっとも、返還要請に応じなくても、他人様のカネを我がモノとして使えないのは当たり前で、普通は銀行が振込元の要請に基づき全額保全措置を取る筈。

なぜ、役所が杜撰な振込指示を銀行に出したのか、そもそもノーチェックで決済していたのか、と云った疑問も湧くが、送金実施後、2週間も事態を放置した理由が分からない。

幾らノンビリした田舎の出来事とは云え、出鱈目さが理解を超えている。突然の大金ゲットに狂喜し暴走したギャンブラーより、間抜けな役所こそ責められるべきだろう。

役所の規定上「10万円以上は町長決済を要す」とあるなら、不慣れな新人職員のミスだとしても最終責任は町長にある。男から回収不能なら、花田町長が全額返済すればいい。


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2022年05月13日

テレビノヤラセ

30年近く前、「クイズ・ショー」なる米映画が公開された。ロバート・レッドフォードが監督を務め、話題となった作品ゆえ、ご覧になった方々もあるだろう。

米国でテレビが一般家庭に普及した1950年代、一般人の参加と高額賞金で人気を博したNBCのクイズ番組が全てヤラセだった、との実話スキャンダルが題材だった。

八百長を演じる出演者や不正を追求する捜査官など様々な役柄が登場する中、印象に残ったのは番組制作担当者だ。仕込みを暴かれた彼はこう開き直る。「テレビはエンタメだ」

この映画を突然思い出したのは、数日前、街頭インタビューで答えた女子学生は度々登場する人物じゃないか、とテレ朝のヤラセを糾弾する保守系ブログを読んだ時だ。

当日のモーニングショーは「GWの新大久保が大人気」と見出しを付け、韓国コスメや韓国グルメをベタ褒めして、コリアンタウンの楽しさを宣伝する内容だったとか。

偶々街を通りかかった格好で、局員の突き出すマイクに韓国愛を語る件の女子学生。なかなかの美形でもあり、あっ、見たことある子だ!と気付いた視聴者がいたらしい。

例によって例の如く、取るに足らない隣国のアレコレを無理にでも賛美し、韓流ブーム再来を捏造せんと企む情報工作に呆れるのは、常識的な日本国民なら当然の反応だ。

しかしテレビの演出なんて、所詮そんなモノじゃなかろうか。真実の世相を伝える気など更々なく、ソレらしい場面を都合よく、ソレらしくでっち上げるだけなのだ。

受信料強制徴収のNHKを除けば、メディア企業は稼がねばならない。嘘でも屁理屈でも構わないから、スポンサーの喜ぶ単純で判り易い絵を視聴者を届けるのがシゴトだ。

実際、有楽町駅前では連日、テレビ局員が街頭インタビューの動画を制作している。クルー数名の脇に、主婦や学生やサラリーマンを演じる劇団員たち(?)が控える。

「値上げラッシュで生活が苦しい」「コロナ感染の再拡大が怖い」「直ちに戦争を止めて話し合って欲しい」などなど、台本通りに語り、表情を作る役者たち。

こんな偽世論は本当の世論じゃない、と指摘するのは簡単だが、通行人に手当たり次第インタビューするのは無理だろう。肖像権や人格権にも配慮すべき時代だ。

ヤラセ行為には倫理的問題が付き纏うものの、粗製濫造のテレビ番組如きにあっさり騙され、ムードに酔い、ブームに踊るとすれば、視聴者自身の責任とも云える。


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2022年05月06日

マスクを外す自由

暑くなってきた。5月らしい爽やかさは何処へやら、気温が25°Cにも達すれば夏本番に近い。強い陽射しがコンクリートの路面をじりじり焦がす季節を、初夏とは呼ばない。

夏が来れば、暑気払いに心を配りたい。空調で室温を下げることは出来ても、屋外の気温は調整しようがない。無理をすれば暑さにやられ、疲れが体内に蓄積する。

暑い日は、屋内でごろごろして過ごそう。外出するなら日陰を選び、冷たい食品や飲料を小豆に摂取しよう。涼やかな装いで心軽やかに過ごしたい。

と、ここでふと気付く。もう鬱陶しいマスクなんぞは外していいだろよ、と。熱気で汗ばむ顔を朱に染めつつ、布切れで口と鼻を覆うのは余りにも愚かだ。

新コロへの恐怖が生んだ狂気か、近頃は子供にまでマスク着用を強要する。公園で走り回る幼児のマスク姿を見る度、哀れさに涙がこぼれる。大人の馬鹿さ加減に腹が立つ。

国や自治体がマスク着用を呼びかけるのも、企業や店舗や学校が素直に応じるのも、感染拡大防止に役立つと信じてのことと理解するが、ホントにそんな効果があるのか?

仮に絶対必要と判断するなら、マスク着用を法律で義務化せよ。罰則も定めて、違反者は逮捕すればいい。効果が不明で科学的根拠に乏しいから、ソレが出来ないのだ。

詰まるところ、然したる理由もなきまま、無能な政府と悪意に満ちたマスゴミが従順で気弱な子羊国民を脅し、誰もが顔を隠す不気味さを日本社会にもたらしたに過ぎない。

マスク着用緩和に否定的な日本医師会の会長には、人々の呼吸器を外気に触れさせず、ウイルス感染への抵抗力を弱めて、もっともっと儲けたいぞ、との魂胆がある筈w

インチキ臭い専門家もお節介極まる巷のマスク警察も、無視するに限る。冬場は顔表面の保温に適すが、夏場の着用はコレと云った利点が見出せない。さっさと外そう。

いや勿論、マスクがお好きなら、どうぞ勝手に着け続けて下さいね。逆に嫌いなら、着けるのはやめようよ。選択は人それぞれ。われわれにはマスクを外す自由がある。


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posted by yohkan at 08:38| Comment(41) | TrackBack(0) | 指定なし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月01日

円安に微笑む

流行語にでもしたいのか、マスゴミが「悪い円安」を連呼する。為替変動は上下双方にメリット・デメリットがあるのに、なぜか円安だけに悪のレッテルを貼る。

通貨安が輸入業にとってコスト増要因となり、値上げラッシュが消費者の懐に若干響くとしても、輸出業に与える競争力強化と利益拡大のプラス面は見逃せない。

莫大な海外資産を保有するわが国ゆえ、労せずしてリターンの増加が享受出来るのも嬉しい。日本全体を俯瞰すれば、昨今の円安傾向は歓迎すべきだろう。

われわれは経験則で円安が景気拡大に結びつくことを知っている。戦後一貫して、実力より低めの水準に抑えた円があったからこそ、驚くべき高度成長を果たせたのだ。

一方で、悪夢の民主党政権時代に日本経済をボロボロに壊し、周辺の敵国を喜ばせたのは、ヌラリヒョンこと白川率いる日銀の暴力的な円高政策だった。

当時の通貨高による競争力低下は著しく、製造業の海外移転で産業の空洞化を招くにとどまらず、バッタモンを作る中韓に世界的な市場シェアを奪わせたことは記憶に新しい。

そもそも対ドルでたかだか130円近辺に触れたとて、額に青筋立てて「超円安が〜ッ!」と叫び、経済破綻や生活困窮化を論じる事自体がどうかしている。

日米の金利差を考えれば、円の軟化は常識の範疇だし、ロシアの対ウ侵略が招いた有事のドル買いや、米国金利の大幅上昇予想も絡むのだから、まずは順当な為替水準だ。

価値急騰は米ドル紙幣を飾る偉人達にとっては痛し痒しかも知れないが、福沢諭吉先生は「この円安が景気と雇用を支えるんじゃね」と微笑んでくれる気がする。


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posted by yohkan at 13:00| Comment(36) | TrackBack(0) | 投資・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする