核兵器の有無も含め武力が桁違いではあれ、ウクライナ全土の制圧に大義はない。さすがにロシアも全面戦争にまで拡大する意図はないと思うのが自然だ。
ところがどっこい、ロシア軍は攻撃をエスカレートさせ、戦線を一方的に拡大する。ウクライナは必死で防戦に努め、早くも戦争は泥沼化の兆候を見せる。
プー公はウクライナで「解放軍」が歓迎され、親露政権が樹立出来ると信じつつ、ロシアでは己のマッチョな姿勢に国民が拍手喝采すると期待したに違いない。
ゆえに本人は、アテが外れて慌てているだろう。表向きは虚勢を張り続けているが、裏では、嗚呼、戦争なんぞするんじゃなかったと、涙目で後悔している筈だ。
他国の都市を破壊して無辜の民を虐殺し、国際的な制裁を招いて自国経済を破綻させる責任は重大だ。プー公の地獄行き確定は結構だが、道連れになるロシア国民が気の毒だ。
妄想に酔う指導者は国民を不幸に陥れる。専制国家のみならず、民主主義体制下でも馬鹿がトップになれば、進路を誤り、国を滅亡させかねない。
例えば、わが国。ウクライナの惨状を見れば、被占領憲法の改正や核武装等々、現実的な国防政策を模索すべき時期にもかかわらず、事勿れ男キッシーはソッポを向く。
露中朝から7000発の核ミサイルを向けられる日本が、過去の首相答弁に過ぎぬ「非核三原則」なる戯言に終始すれば、敵に侮られ、国を滅ぼすのは自明ではないか。
先日の会見でも、記者から「核使用のリスクが高まる中、非核三原則の堅持で国民の命が守れるのか」と問われ、「守れると信じている」とキッシーはヌカした。
ばーか、首相は教祖でも神主でもないぞ。信心や祈りごときは糞の役にも立たない。敵の核攻撃を喰らいたくなければ、抑止出来る軍事力を保持するしかない。

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