2021年10月05日

新しい日本型資本主義?

岸田総理率いる新内閣が発足した。主要な外務や防衛は留任させ、財務や経産はベテランを配したが、13人もの初入閣がいて、見慣れぬ顔がズラリと並ぶ。

新布陣にもかかわらず、ちっとも新鮮味を感じさせないのは、話題性に欠ける人選ゆえか。地味で控えめな印象が「安定の岸田」流ではある。

但し、安定感は見せながらも安心とは程遠い。岸田総理の「小泉改革以降の新自由主義政策からの転換」なる主張を思い出すと、不安に苛まれる。

巷で「新自由主義ガーッ!」と口汚く罵る声を度々聞くが、大抵、支離滅裂なロジックで、誤った現状認識と勝手な思い込みが多い。

竹中平蔵や高橋洋一、ミルトン・フリードマンなど優秀な学者が唱える経済理論に、根拠もなく「悪」のレッテルを貼り、激しく敵視する様は発狂状態に近い。

政府が厳重な管理で人々の自由を奪い、人権を圧殺するのは、共産主義国家の最たる特徴で、ジョージ・オーウェルが描いた’1984’の世界にも似る。

仮に新自由主義を「国家による規制や干渉を最小化して、市場経済における個人や企業の自由度を最大化する」主義と定義するなら、一体、何が問題なのか?

「大きな政府」が国民経済に全面関与するのは非効率だし、重税化は避けられない。仕事の効率や税負担を思えば、個々の自助努力に基づく「小さな政府」が理想的だ。

振り返れば、小泉政権は郵政民営化を断行したものの、他に目立つ改革は成し得なかったし、以降の歴代政権が新自由主義政策を遂行した経緯は皆無だ。

世界標準に照らせば、自民党はリベラル政党だ。「大きな政府」に徹する安倍政権下では、政府が財界に賃上げを求め、統制経済かヨ、と失笑を買う始末だったw

現時点で、岸田総理の「新しい日本型資本主義」の具体像は不明ながら、本音が古臭い「官僚独裁の日本型社会主義経済」なら、余りにナンセンスだ。


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posted by yohkan at 07:36| Comment(24) | 自由民主党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする