注目を集める西村康稔コロナ担当相が、灘高から東大、通産省から政界入り、なる典型的エリートコースを歩んできた人物と聞けば、ヘンに納得する。
記憶力で受験に勝ち抜く技量には優れていても、まともな判断力や思考能力を磨く機会を得ず、今に至るまで世間知らずのまま、傲然と世間を見下してきたに違いない。
そうでもなきゃ、酒類提供停止要請に従わぬ飲食店を金融機関と酒販業者の圧力で締め上げるなんて、奇想天外な方針を、感染対策と称して堂々と発表出来る筈がない。
世間の猛反発を喰らって急転直下、方針撤回に至ったものの、「意図が伝わらなかった」と釈明するだけで、謝罪や反省の様子は微塵もなく、コトの重大さには気付かぬらしい。
小池都知事の無根拠で野放図な「呑み屋イジメ」が許されるのに、このオレ様が似たような話をすると何故激しく非難されるのか?と、本人は首を捻るばかりか。
政治目的で陽性判定数を感染者数と呼んで大騒ぎするマスゴミや、無意味な緊急事態宣言を発した小池の悪辣さに、安易に乗せられた愚かさを素直に認めるには、自惚れが強すぎるか。
いずれにせよ、自粛要請に効果なしと分かれば、営業休止を命令できるよう法制化に努力すべきところ、法的根拠皆無の行政指導でコトを成そうとする日本的発想が悲しい。
察するに、無責任な自称感染症専門家や役人どもに取り囲まれ、恐怖説を吹き込まれるうちに正気を失ったのだろう。コロナ担当相自らがコロナ脳とは笑えぬ喜劇だ。
さざ波程度の感染状況で発狂するほど神経のか細い男に、大臣の職責は務まらない。「責任を果たす」なんて戯言は聞きたくない。西村氏は直ちに切腹、いや辞任すべきだ。
本人にそのつもりがないなら、菅首相が大臣を更迭してしまえ。先ずは違法な行政指導の責任者を斬り捨て、コロナ対策室の組織再編に取り掛かるべき場面だろう。
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