オオタニサ〜ンがホームランを打ちまくるMLBの球場を見るがいい。満員の観客がマスクも着けずに声援を送る。外野席に飛び込むボールを拾おうと、老いも若きも揉みくちゃになる。
ユーロ2020サッカーやウィンブルドン・テニスも同様で、スタジアムにマスク姿は見当たらない。密状態の観衆が堂々と顔を晒し、贔屓選手の活躍に歓声を上げる。
ここで国内に眼を転じれば、野球や相撲の観客にマスク着用を強要し、ハイタッチや声援すら禁じる措置に違和感を覚える。東京五輪の無観客開催決定ごときは到底、理解の範疇を超える。
実際、わが国の被害状況は甚だ軽微だ。新規感染者数(曖昧極まるPCR検査の陽性判定者数)は現在でも米国で日々1〜2万人、英国では3万人。対して日本のソレは僅かに2千人。
欧米よりワクチンの普及が遅れたものの、わが国の接種は猛スピードで進む。首都圏では接種を望む高齢者のほぼ全員が、今月中に2回目の注射を打ち終える。
ワクチンで重症者や死者数が激減する以上、規制は不要とする欧米の判断は当然。病床占有率も低く医療逼迫の恐れもない東京都で、何故、今「緊急事態宣言」か?と首を捻る。
若者の感染が増加中とマスゴミは騒ぐが、軽症で済むのなら、風邪と何が違うのか。くしゃみ3回、ルル3錠、で充分に対処出来るではないかw
来日したIOCのバッハ氏は、観客の有無などは「科学的根拠に基づき判断して欲しい」と苦言を呈したが、日本人の無知蒙昧さにほとほと呆れる様子が見て取れる。
客観的な国際比較データを無視して、科学的裏付けのない妄説に踊り、大袈裟に規制だ、自粛だ、無観客だとやれば、数値を尊重するドイツ人に小馬鹿にされるのも無理はない。
残念なのは、菅政権が国民に対する真っ当な現状説明を放棄し、倒閣目的でコロナ禍を甚大に見せるマスゴミや反日野党の一方的な「煽り」に翻弄されていることだ。
緑のタヌキが緊急事態宣言再発出や五輪の観客排除を強硬に主張したとて、相手はたかが一首長に過ぎない。政府として断固拒否することは充分に可能だったろう。
思うに、都議選で圧勝を逃した自民党総裁は、五輪推進が票に結びつかぬと焦り、都民ファーストの選挙公約だった「無観客開催」こそが大衆にウケると勘違いしたのではないか。
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