2021年07月05日

都民を騙すなんぞワケもないw

たかが地方選挙ゆえ、都民以外の皆さんにとっては興味を唆らぬツマラヌ話題に違いない。ソコは充分に分かっちゃいるけど、東京都議選について語らせて貰う。

自民党圧勝と都民ファースト惨敗の事前予想に気を良くしたブログ主、実は昨日、MLBと大相撲中継の合間に、早々とタヌキが泣き崩れるイラストを描き始めた。

ところが、蓋を開けてみると話が全然違う。自民は前回(2017年)の結果を8議席上回る33議席を獲得したものの、前々回(2013年)の59議席に遠く及ばない。

都民ファーストは前回より14議席減らしたものの、31議席を獲得する大健闘で、公明や共産、立民を数で凌ぎ、自民に次ぐ勢力を維持する格好だ。

タヌキ本人が泣くとすれば、嬉し泣きか。いや、己の策が大当たりしたと爆笑しているか。う〜む、昨日のイラストが使えないと分かり、結局、描き直す羽目になった。

都民ファーストの善戦を支えたのは、タヌキの巧みな演技力だろう。過労と称した緊急入院で巷を驚かせ、退院後には、幾度も咳き込み、ヤツれきった姿を晒して同情を引く。

記者会見では「どこかでバタッと倒れるかも知れないが、ソレも本望だと思ってやりぬきたい」と悲壮な台詞を掠れ声で絞りだし、カメラ目線をばっちりキメる。

人が密になるのを恐れていた筈の本人は、選挙日直前に突如、16もの選挙区を精力的に回って都民ファーストの候補者を激励し、街頭の注目を集めて健在ぶりを示す。

上手い。実に上手い。テレビ好きの情弱者なら、過労に耐え頑張るゆり子サンの姿に拍手したくなるだろう。タヌキにとっちゃ、純朴な都民を「仮病」で騙すなんぞワケもないw

しかも、自公にすり寄って協力姿勢を示しつつ、子分を数多く当選させた以上、議会における知事の支持基盤は、より一層盤石。都政は思いのままだ。


koike tomin first defeated.jpg

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posted by yohkan at 13:06| Comment(41) | 指定なし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする