2021年06月01日

タヌキの泥舟

コロナは風邪かインフルエンザの親戚ゆえ、放っておいても夏場に感染者は減る。にもかかわらず、経済疲弊の悪影響も顧みず、緊急事態宣言が延長されたまま、6月に突入した。

感染症専門のセンセイが眉間に皺寄せ、鼻息も荒く、ジンリュウ(?)の抑制を徹底せよと宣う。何ゴトかと思えば「人流」か。政府が一部の学者バカに引き摺られる姿が哀しい。

そもそも、さざ波レベルの感染を大袈裟に報道し、恐怖を煽るマスゴミも悪いが、あっさり騙され怯える大衆も悪い。いや、誰よりも悪いのは、我田引水に走る政治家だろう。

典型が東京都の小池知事だ。6月25日告示、7月4日投開票予定の都議選を睨み、直前まで政治的空白状態を作るのが、国に緊急事態宣言延長を要請した真の理由に違いない。

4年前の前回選挙で、小池率いる都民ファーストの会がある種の旋風を起こし、都議会の最大勢力となったが、現在は状況が異なる。離党者も続出し、確たる支持層もない。

都民ファーストの劣勢を可能な限り挽回しつつ、必死で第一党奪還を期す自民党にも秋波を送り、己の権力と人気と存在感を維持したい。そんな策略が丸見えだ。

緊急事態の人流抑制を看板に、事実上、政治活動を告示日直前まで禁じれば、各政党の支持基盤の大小とは無関係に、無党派層の投票が選挙結果を決める可能性が高い。

今月末に宣言解除で活気づく街に繰り出して脚光を浴び、暑さで減った感染者数を指して、「アテクシが都民の安全安心を守りましたのよ」と声高らかに宣言するつもりだろう。

何しろ、小池を支えるのは、マスゴミの誘導に躍るミーちゃんハーちゃん。頼るべき主たる選挙民は、終日、TVのバラエティショーと共に生きる情弱のジジババだ。

庶民にステイホームを強要して、連日、己の姿をTV画面に晒すのは、不当な選挙運動ではないのか。政策もヴィジョンもなきまま、過剰な演出に興じる様が醜い。

もっとも、小池の厚化粧は、いや違った、化けの皮は既に剥がれている。コロナ同様、安全安心で大騒ぎして巨額の血税を浪費した魚河岸豊洲移転遅延の大失態を都民は忘れない。

本人は都議選の結果で、現職の任期を全うすべきか考慮するつもりとか。知事続投か国政への復帰かと贅沢に悩み、密かに「いずれは総理」の魂胆まで持つと云う。

しかし、独りよがりの暴走で痛めつけられた都民、国民は貴様を許さないぞ。策士策に溺れるの喩えもある。あれれ、アテクシは泥舟に乗っていたのか、と小池が気づく日は近い。


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posted by yohkan at 11:00| Comment(70) | 石原慎太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする